イーウェルの採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
企業の福利厚生、健康経営におけるアウトソーサーとして、各種業務を代行するイーウェル。同社は2000年10月に東急不動産グループとして設立されました。時勢に沿ったサービスの提案で、企業の従業員が「やりがいをもって働ける」「健康に対する意識を高める」ような環境づくりを支援しています。
同社の社員からは「東急不動産の子会社のため、役員以上は出向者」といった口コミがあがっています。管理職への昇進は試験に合格する必要があり、年齢や性別を問わず実力主義の体質であるようです。とはいえ営業成績による評価は給与額に直結せず、「残業代で稼ぐしかない」との口コミが見られます。
残業については長いあいだ改善が図られてきました。働き方改革が施行され、同社もライフワークバランスへの意識は高まっているようです。家と会社を往復するだけの生活にならないよう、個々に業務調整をしっかりおこなって有給休暇の取得を推進する動きや、家族で参加できるイベントを実施するなどの取り組みが見られます。それでも残業は必須の職場であることに変わりはなく、常に新規ビジネスの開発が積極的におこなわれているため、「管理職を目指すならば、子育てしながら働くことは難しいかもしれない」といった女性からの口コミも目立っています。
そのような労働環境の中でのやりがいは、「大手企業を相手に仕事ができること」「常に新しい感覚が求められているので、若手でもチャレンジしやすいこと」などがあげられています。斬新な発想によって業務を効率よくこなしていける人が評価され、活躍できる社風であると言えるでしょう。さまざまな企業に向けて健康で豊かな企業社会を提案し、課題解決のサポートをしている同社へのアピールは、チャレンジ精神や自己管理能力が重要なポイントとなるようです。
■選考は何次まで?
2020年6月現在、同社の中途採用募集は転職エージェントサービスにておこなわれており、キャリコネからも確認できます。選考フローは書類審査後、「一次面接 → 筆記試験 → 最終面接 → 内定」といった口コミがありました。 順調に進めば、内定までは1ヶ月程度のようです。
一次面接では人事採用担当者と1対1で話し、後日筆記試験(ネット上で実施)があります。最終面接は管理職や役員によるもので、1~2人が面接官として対応するようです。
現在募集している職種は、システムアプリケーション開発、データベースの操作などをおこなうシステムエンジニアで、勤務地は東京本社と他地域。同社は名古屋・大阪・福岡に支店を置き、鳥取と島根にも拠点があります。本社以外の地域を希望する場合は、求人があるかどうか確認してみてください。
■面接内容の傾向は?
中途採用の面接は1:1または2:1でおこなわれ、和やかさの中にも緊張感のある雰囲気で進行します。応募職種によって質問はさまざまですが、一次面接は応募の動機や職務経歴、自己PRのような一般的な事項が中心とのこと。口コミによると、筆記テストは簡単な計算や適性検査のような内容のようです。
最終面接では、これまでの経歴をどのように活かせるかを問われる質問が多く、同社が必要としている人材に合致しているかどうかが重要なポイントとなるでしょう。同社の業務内容をしっかりと把握した上で、これまでの仕事であげた成果や業務の効率化への取り組み、新しいチャレンジへの希望などを整理してアピールすることが大切であると考えられます。社風や理念に対する思いを自分の言葉で伝えられるよう、コーポレートサイトは隅々まで目を通しておきましょう。
イーウェルの面接攻略法(面接対策)
■イーウェルの企業理念を理解した上で自己分析をする
同社で重要視されているのは「健康」と「ウェルネス」です。「福利厚生制度」は、企業が従業員へ贈るメッセージでもあるとの考えから、どれだけの費用をかけてどのような内容で充足感をもってもらうか、それぞれの企業の特徴や従業員の年齢層などから導き出して提案します。
同社は基本方針として下記の文言を掲げています。
「あったらいいな」から「なくてはならない」存在へ
どんなに充実した福利厚生でも、周知が不十分であったり、内容が分かりにくいものでは意味がなくなってしまいます。従業員の利用を定着させ、日々の生活に必要不可欠であると感じられるようなサービスの提供を目指すためにも、常に新しい発想が求められているのでしょう。
また、体の健康だけでなく、常にイキイキと活力をもって働くために、同社が地方健診機関と連携しておこなっているのが「健康経営」への支援です。「健康経営」とは、企業が従業員の健診データを管理し、健康に対する気配りをすることで、従業員の健康管理意識を高めていくというもの。
企業の業績は従業員の健康と活力によって築かれていると考えられます。それらをしっかりと支援し、マーケティングサービスへとつなげていくことが、同社の理念となっています。面接の際には、チャレンジ精神をもち、自己管理能力が高いことをアピールできるようなエピソードを用意しておくとよいでしょう。
■「なぜイーウェルに転職したいのか」の明確化には他社研究が必要
採用面接では「なぜ当社か?」という内容の質問が必ずあると考えられます。志望動機を問うことで、どれだけ企業研究をおこなってきたかを見極めるとともに、入社にかける熱意を確かめようという意図もあります。
「なぜ当社か?」という質問に答えるためには、競合他社の研究が重要です。福利厚生代行企業は多々ありますが、サービスの充実度や会員数の多さだけでなく、どのような理念のもとに業務を拡大しているかなども比較してみましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことをおすすめします。
- 株式会社JTBベネフィット
- 株式会社リロクラブ
- リソルライフサポート株式会社
イーウェルの採用面接で実際に聞かれた質問内容
イーウェルが大切にしている理念や、求める人物像などが分かってきたのではないでしょうか。同社の採用面接を受けるにあたっては、これまでの自身の経験からどれだけ斬新なアイディアを生み出せるか、業務を効率よくこなせる力量をもちあわせているかが重要なポイントとなるでしょう。
「斬新な発想によって業務を効率よくこなしていける人が評価され、活躍できる社風」であることを踏まえ、「企業の従業員が常にイキイキと活力をもって働くためのサポートに尽力できる人材」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
[20代前半・男性/コンサルタント] 【結果:一次面接で不採用】
[20代後半・女性/財務・会計関連] 【結果:入社】
[30代後半・女性/健康保険事業部] 【結果:入社】
[20代後半・男性/経理] 【結果:一次面接で不採用】
イーウェルの採用面接に向けて
イーウェルの採用面接を受けるにあたって、押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- 「斬新な発想によって業務を効率よくこなしていける人が評価され、活躍できる社風」であることを理解し、それに合致した人材であることをアピールする。
- イーウェルの企業理念を理解し、これに沿った自己分析をおこない、自己PRへとつなげる。
- 競合他社についての理解を深め、「なぜイーウェルなのか」に対する答えを明確にしておく。
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「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。