日建設計の採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
1900年、急速に近代化を推し進めていた時代に創業した日建設計。西洋の建築技術を追求し続けてきたことが現在の企業姿勢となり、日建設計のDNAとして受け継がれています。国内7拠点(支所:10所)、海外13拠点を持つ同社は、東京スカイツリー®や東京駅八重洲口開発、グランフロント大阪などのプロジェクトのほか、著名な海外プロジェクトも多数手掛けた日本屈指の総合設計会社です(2020年7月現在)。
「大規模かつ時代を象徴する案件を手がけられる」「世界中から仕事の依頼がある」「社会的に意義あるプロジェクトが多い」といった社員の声が多いことから、同社の企業規模がうかがえます。「大規模なプロジェクトに携わりたい」との意欲をもつ人には、環境が整った最高の職場だと思われます。
また、「プロフェッショナル集団の中で働ける」「レベルの高い業務に携われる」「自分の提案には責任をもたなければならない」などの口コミから、日々の業務の中で成長を実感している社員が多いことがわかります。自ら学び、知識と技術を習得したいと考える人に向いている職場と言えるでしょう。
一方で、「残業が多い」「仕事が立て込めば休日出勤もある」といった声も目立ちました。大規模なプロジェクトだけに妥協がゆるされず、時間を忘れてしまうのかもしれません。大きな仕事に携わることに誇りをもち、達成感をやりがいに励む人材が、同社には必要とされているのでしょう。
「社会的意義のある大規模プロジェクトを遂行する実行力」を重視する日建設計。面接では、こうした社風にフィットするかどうかが重要なポイントとなります。
■選考は何次まで?
2020年7月現在、コーポレートサイト上では、意匠設計、住環境デザインや構造設計・都市計画・事務などのキャリア採用がおこなわれています。応募方法やそれぞれの業務内容、勤務地、勤務時間、待遇・福利厚生などはキャリア採用ページより確認できます。募集は年4回おこなわれますので、転職のタイミングに合わせて応募しましょう。
選考方法は、書類選考後、面接(1~3回程度)、適性検査、英語検査と記されています。口コミによると、選考期間は1週間~3ヶ月で、職種によって差があるようです。
また、転職エージェント経由での募集もおこなわれています。キャリコネにも情報が掲載されていますので、確認してみるとよいでしょう。転職エージェント経由の場合、選考フローが上記とは異なる場合がありますので注意が必要です。
■面接内容の傾向は?
志望動機や転職理由、自己PRなど一般的な質問に対しては、自己分析をしながら整理しておきましょう。
同社の面接では、「どのようなキャリアを目指しますか?」「自身の夢はありますか?」「夢を実現するために取り組んでいることは何ですか?」などの質問が多くされるようです。このような質問に対しては、目標だけでなく、達成するためのプロセスまで説明できるようにしておく必要があります。日建設計で目指すキャリアとビジョン、それらを叶えるため自分にできることは何かをアピールすることが大切です。
また面接経験者からは、「すばやい回答が求められている」というコメントが多くありました。同社では多岐に渡る業務をおこなうため、頭の回転スピードが重視されているようです。どんな質問に対してもすぐ答えられるように、日頃からシミュレーションしておくとよいでしょう。
日建設計の面接攻略法(面接対策)
■日建グループの基本理念・ブランドビジョンを理解した上で自己分析をする
面接を受ける前に理解しておきたいのが、日建建グループの基本理念・ブランドビジョンです。
同社はこの理念をもって、クライアントと社会の期待に応えるよう、世界中の人々に豊かな体験を届ける業務に勤しんでいます。この理念とそれに基づくブランドビジョンを理解し、クライアントのために行動し、会社と自分のために挑戦し続け、社会に貢献したいという思いをアピールできれば、面接官の印象に強く残ると思われます。
同社が求めるのは「仕事に対する向上心と明確なビジョンを備えもつ人材」と考えられます。面接では、新しい領域に挑戦した経験や揺るぎない目標に向かって実行していることを伝えましょう。
同社の基本理念を理解し、ブランドビジョンを実現するために自分ができることは何かを整理しておくことが重要です。
■「なぜ日建設計に転職したいのか」の明確化には他社研究が必要
面接にあたっては、「なぜ日建設計か」という質問に対して明確な回答が求められます。面接官はこの回答から、「この人は何をやりたいのか」「この人の能力は当社で活かせるのか」などを確認すると同時に「どれくらい当社を理解しているのか」を見極めようとしています。
日建設計についてより深く理解するためには、競合となりやすい企業の研究が不可欠です。各社の企業理念や事業規模、得意とする事業分野などを調べることで、同社の強みが見えてくるでしょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことがおすすめです。
- 株式会社NTTファシリティーズ
- 株式会社三菱地所設計
- 株式会社日本設計
- 株式会社久米設計
日建設計の採用面接で実際に聞かれた質問内容
企業研究や他社研究をおこなうことで、日建設計の社風や求める人物像が見えてきたのではないでしょうか。面接では「社会的意義のある大規模プロジェクトを遂行する実行力」を重視する社風を意識し、同社が求める「仕事に対する向上心と明確なビジョンを備えもつ人材」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
[20代後半・男性/建築設計] 【結果:二次面接で不採用】
[30代前半・男性/建築・設備関連職] 【結果:三次不採用】
[20代前半・男性/CGデザイナー] 【結果:一次面接で不採用】
日建設計の採用面接に向けて
日建設計の採用面接に向けて、ぜひ押さえておきたい重要なポイントをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
これらのポイントを押さえ面接のシミュレーションをおこない、当日は自分の言葉で積極的にアピールしましょう。
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