【面接対策】マニュライフ生命保険の中途採用面接では何を聞かれるのか

【面接対策】マニュライフ生命保険の中途採用面接では何を聞かれるのか

カナダの大手金融サービスグループ、マニュライフ・ファイナンシャル・コーポレーションの傘下であるマニュライフ生命保険。中途採用面接では、これまでの仕事内容や成果、今後のキャリアビジョンを具体的に問われるほか、「人となり」も評価されます。事前対策をしっかりして自分を出し切り、転職を成功させましょう。


マニュライフ生命保険の採用面接前に知っておきたいこと

社風への理解

1999年、第百生命保険相互会社より営業権を譲受し、カナダに本社を置くマニュアル・ファイナンシャル・コーポレーションの傘下となった同社。その歴史ゆえ、社風については、「実力主義とフルコミッションの給与体系は外資系だが、社内の風土は日本企業」という口コミが多く見られ、外資系と日本企業の特性が共存していることが伺えます。例えば、「マーケット開拓やスケジュール管理は個人の自由だが、朝礼への参加は必須」という共存具合です。社員の雰囲気は「基本的に穏やかで優しい」人が多く、仕事は「マイペース、自己責任の部分が大きい」ため、自律的に仕事を進めたい人には適した職場と言えるでしょう。

また、社員への教育についても充実しているのが同社の特徴。リーダーシップ研修やビジネススキル研修の他、アクチュアリー職養成プログラムや「学習サポートプログラム」として、公的資格取得やセミナー・通信教育を受講する際の費用の一部を負担してもらえる制度もあります。こうした手厚い人材育成の結果、「自律的」に仕事をすることが可能となっていることが分かります。

また、フルコミッションという給与体系も、社員のモチベーションを高めています。「結果が出ないと収入は安定しない」ことは事実ですが、「やったらやった分だけの報酬が支給される」ことは「最大の魅力」であるようです。

実力主義かつフルコミッション、自律的な仕事の進め方である一方で、穏やかで人材育成にも手厚い日本的企業の一面も備える。こうした社風にフィットする人材かどうかを、採用面接では見極められます。

選考は何次まで?

マニュライフ生命の職種は、以下8つに分類されています。
●ディストリビューションビジネスマネジメント(保険営業部門)
●アンダーライター(医学的見地をもとに保険引き受け可否を判断)
●カスタマー・サービス&アクイジション(保険業務部門)
●インフォメーション・サービシズ(IT部門)
●商品開発&プロダクト・マネジメント
●アクチュアリー
●法務&コンプライアンス
●リスク&ファイナンス(経理部)

選考のプロセスはすべての職種で共通であり、WEBエントリー後、書類選考、面接2回(同日に行うケースあり)という流れです。

また「プランライト・アドバイザー」と呼ばれる営業職は上記とは別に採用が行われています。COP(キャリア・オポチュニティー・プログラム)と呼ばれる採用プログラムに参加し、同社のビジョンや事業内容、各種制度などに理解を深めたうえで、「セレクション面接」が行われ、内定・入社という流れが用意されています。

自らの希望する職種や仕事内容をしっかり検討したうえで、いずれの応募方法が最適なのかを見極めることが大切です。

面接内容の傾向は?

マニュライフ生命の面接内容には、「実力主義かつフルコミッション、自律的な仕事の進め方である一方で、穏やかで人材育成にも手厚い日本的企業の一面も備える」社風が大いに反映されています。

「この会社でどうなっていきたいか」「年収はどれくらい稼ぎたいか」といった、具体的なキャリアビジョンと目標設定の明確さを求める一方で、「どうしたらいい仕事ができるか?」「前職において自分が改善すべきであったと思うことは?」など、仕事のプロセスや問題解決能力についても確認されます。

過去の応募者の口コミを見ると、面接官は、「実績と能力がある上で、さらに話のポイント整理ができているかを見ている」とのこと。過去の職務経験に基づいて具体的な実績を説明するとともに、それを同社でどのように活かすか、何を目指しているのかを、分かりやすく論理的に説明できるよう、準備しておきましょう。

マニュライフ生命保険の面接攻略法(面接対策)

マニュライフ生命保険のミッション・価値観を理解した上で自己分析をする

マニュライフ生命の面接を受けるにあたり、同社のミッション・価値観ついて理解を深めておきましょう。

<ミッション>
Decisions made easier.
Lives made better.
あなたの未来に、わかりやすさを。

<価値観>
●お客様にこだわる
●正しい行動をとる
●大きく考える
●共にやり遂げる
●責任感を持つ
●人としての思いやりを示す

上記のミッション・価値観から分かることは、同社で大切にされているのは、「正しいこと」を「分かりやすく」「思いやりを持って」取り組むこと。面接の際に、こうした価値観を持っていることを、アピールすることが重要となります。例えば、これまで担当したプロジェクトにおいて、会社方針や事業計画などに基づいて、常に「正しく」判断を下してきたこと、そして最後まであきらめることなく、周囲の協力を仰ぎながら責任感を持ってやり遂げたことを、具体的なエピソードとして紹介するとよいでしょう。

「なぜマニュライフ生命保険に転職したいのか」の明確化には他社研究を

マニュライフ生命の面接では、「なぜマニュライフ生命なのか」という質問を必ずと言っていいほど確認されます。面接官はこの質問を通して、応募者がこの会社で何をやりたいと思っているのか、そして具体的にはどんなスキルを持っているのか、について確認するとともに、「本当に同社について理解しているのか」についても見極めようとしています。

この質問に対して明確に回答するためには、同社のみならず、競合他社についても研究を深め、同社ならではの強みについて把握しておくことが必要です。以下に競合他社についてご紹介しますので、ご参考にしてください。

  • アフラック生命保険株式会社
  • プルデンシャル生命保険株式会社
  • メットライフ生命保険株式会社
  • アクサ損害保険株式会社
  • 日本生命保険相互会社

マニュライフ生命保険の採用面接で実際に聞かれた質問内容

ここまで、社風や面接内容、ミッションや価値観について理解を深めることで、求める人材像についてイメージが掴めてきたのではないでしょうか。面接の場では、「実力主義かつフルコミッション、自律的な仕事の進め方である一方で、穏やかで人材育成にも手厚い日本的企業の一面も備える」社風を意識して、「常に正しい判断基準を持ち、責任感を持って最後までやり抜くことができる人材」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。

面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。

マニュライフ生命保険の面接で聞かれた質問内容(キャリコネ)

[30代前半・男性/コンサルティング営業] 【結果:入社】

質問

転職理由と、入社して叶えたい夢は?

回答

フルコミッションなので稼げる営業になりたい…(口コミの続きとアドバイスを見る

[20代後半・男性/アナリスト] 【結果:二次を辞退】

質問

現在課題に感じている点とそれに対する取り組みは?

回答

どのように取り組んでいるのか、問題解決能力を聞かれた…(口コミの続きとアドバイスを見る

[20代前半・男性/人事] 【結果:最終を辞退】

質問

いきなり、何か質問はありますか?と聞かれた。

回答

面食らってしまい、あまり質問できなかった…(口コミの続きとアドバイスを見る

[40代後半・男性/代理店営業] 【結果:二次を辞退】

質問

営業として一番の思い出は?

回答

従来とは異なった視点で考え、新しい飛込み営業手法を確立した…(口コミの続きとアドバイスを見る

マニュライフ生命保険の採用面接に向けて

マニュライフ生命の面接を受けるにあたって、押さえていただきたいことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下3つのポイントです。

  • 「実力主義かつフルコミッション、自律的な仕事の進め方である一方で、穏やかで人材育成にも手厚い日本的企業の一面も備える」社風を意識して、「常に正しい判断基準を持ち、責任感を持って最後までやり抜くことができる人材」であることを具体的なエピソードを持ってアピールする。

  • マニュライフ生命のミッション・価値観を理解し、これに沿って自己分析を行い、有効な自己PRにつなげる。

  • 競合他社や業界についても研究し、「なぜマニュライフ生命なのか」に対する答えを準備しておく。

これらについて準備を進め、面接当日は、リラックスして、ミッション・価値観に同調を示すとともに、自律的に仕事を進めることができる人材であることを、しっかりとアピールしましょう。

事業部長クラスや本社部門など非公開のセグゼクティブ・ハイレイヤー求人、外資系や年収800万円以上のエンジニア・営業のハイクラス求人への転職を確実に成功させたい方はグローバルウェイ・エージェントがお手伝いします。費用は一切かかりません。よろしければぜひご相談ください。

グローバルウェイ エージェントに直接登録されたい方はこちらのフォームをご利用ください。

「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。

この記事の執筆者

東京大学卒業後、大手自動車メーカー入社。人事部門に配属。女性の働き方プロジェクトリーダーを担当。