【面接対策】デュポンの中途採用面接では何を聞かれるのか

【面接対策】デュポンの中途採用面接では何を聞かれるのか

作業用保護具や自動車材料、医療器具を開発し、多くの人の生活に貢献しているデュポンへの転職。中途採用面接では、これまでの仕事内容や成果、今後のキャリアビジョンを具体的に問われるほか、「人となり」も評価されます。事前対策をしっかりして自分を出し切り、転職を成功させましょう。


デュポンの採用面接前に知っておきたいこと

社風への理解

同社はアメリカに本社を置くデュポンの日本拠点として1802年に設立された、200年以上の長い歴史をもつ企業です。現在は「産業を変革し、日々の生活をより良くしていく」ことをモットーに、保護具をはじめとした生地・繊維・不織布、自動車や航空機の材料、医療用注射器の部品などを開発・提供しています。

特に保護具や防護服に関しては、「Kevlar」「Nomex」「Tyvek」といったブランドを保有し、世界で幅広く活用されています。優れた耐久性、防護性、耐火性を兼ね備える同社の製品は、公共事業や災害時の作業、軍などで使用され、多くの人の安全を守っています。こうした点から、社会的な貢献度の高い企業と言えるでしょう。

そんな同社の口コミを見ると、「仕事は極めてストレスが少なく恵まれている」「コンプライアンス意識が徹底しており、残業手当は100%支払われる」など、極めてホワイト企業であることが分かります。魅力的な風土ですが、一方で英語はできて当然といった空気があるようで、「社員は帰国子女が多く、英語が苦手な人には厳しいと思う」という声も多数あります。

「英語力を生かし、安全性を重視した製品提供に尽力して社会に貢献する」。採用面接では、応募者がこのような社風にフィットするかどうかを見極められます。

選考は何次まで?

同社では2021年4月現在、東京や新潟などの勤務地で、「受託製造マネージャー」「顧客サービス担当者」「製品エンジニア」「化学者」などさまざまなポジションの中途採用をおこなっています。新潟勤務となる職種がもっとも多いため、あらかじめ勤務地についても熟慮しておきましょう。

採用ページには世界中の採用情報が掲載されているため、「日本」を選択してください。良いポジションがあれば、採用ページから応募できます。

口コミによると、書類選考の後は3回の面接がおこなわれることが多いようです。場合によっては、面接官が外国籍社員である可能性も高いでしょう。どんな国籍の面接官にあたっても、明るくはっきりとした回答ができるように意識してください。

面接内容の傾向は?

面接官が外国籍社員であるケースの多い同社の選考では、英語での質疑応答や自己紹介を求められるケースもあるようです。奇をてらった質問をされることは少ないので、基本的な質問に対しては英語で答えられるようにしておくとよいでしょう。

とはいえ、重要なのは英語が流暢に話せるかどうかより、「考えや熱意を正確に伝えられるか」という点です。実際に面接を経験した人も、「オープンマインドかどうかを見ていた」「入社後に聞いたところ、英語力より対応力を見ていたとのこと」といった口コミを寄せています。

また、「ハキハキと話したほうが良い」とのアドバイスもありました。英語力ばかりに気を取られず、落ち着いて自分の考えをしっかり伝えられるようにしましょう。

デュポンの面接攻略法(面接対策)

デュポンのコアバリューを理解した上で自己分析をする

デュポンの面接を受けるにあたっては、同社の「コアバリュー」と、その実践に向けた「行動規範」を理解しておくことが必要です。

さまざまな国籍の社員が働くグローバル企業である同社では、言語や文化の違い、立場などにとらわれず、社員同士が協力し合って業務を推進しなければなりません。また、同社は社会貢献度が高いことから、安全や地球環境への十分な配慮も必要とされます。

そこで同社が社員の行動の軸と定めているのが、「デュポンのコアバリュー」です。ここでは「安全と健康」「人の尊重」「最高の倫理行動」「地球環境の保護」という4項目が示されています。

デュポン コーポレートサイトより

さらに、このコアバリューを実践するための具体的な指針を示したものが「デュポン行動規範」です。こちらはコーポレートサイトからPDFでダウンロードできますので、目を通しておくとよいでしょう。

仕事の際に私たちが何を求められたとしても、私たちが当社のコア・バリューに違反することは許されません。私たちは、全てのコア・バリューにおいて違反がないよう尽力しなければなりません。

これらは、同社において仕事を進める上で基本となるものです。面接においても、周囲の人のパーソナリティーや環境に十分配慮し、コンプライアンスを順守できる人材であることが伝わるような受け答えをしましょう。

「なぜデュポンに転職したいのか」の明確化には他社研究を

面接では、「なぜデュポンなのか」という質問をされるケースが多いでしょう。面接官はこの質問を通して、「化学・繊維業界に向いているか」「それまでの経験を同社で生かせるのか」といった点はもちろん、「本当に同社の特色を理解しているのか」ということを見極めます。

業界や職種の枠を超えて、デュポンという企業について理解するためには、競合となりやすい企業についても調べておく必要があります。他社との違いを明らかにした上で、「なぜデュポンなのか」について、説得力のある答えを用意しておきましょう。例として、以下のような企業とデュポンとの違いを調べてみてください。

  • ダウ・ケミカル日本株式会社
  • BASFジャパン株式会社
  • 旭化成株式会社

デュポンの採用面接で実際に聞かれた質問内容

デュポンの社風や目指している方向性を理解することで、同社がどのような人材を求めているのか分かってきたのではないでしょうか。

同社の採用面接を受ける際には、「英語力を生かし、安全性を重視した製品提供に尽力して社会に貢献する」という社風を意識して、「周囲の人のパーソナリティーや環境に十分配慮し、コンプライアンスを順守できる人材」と印象づけられるよう、具体的なエピソードを準備してください。

面接経験者が実際にされた質問をご紹介します。このような質問が出たらどのように答えるか、シミュレーションしながら面接対策を進めましょう。

デュポン株式会社の面接で聞かれた質問内容(キャリコネ)

[30代後半・男性/物流サービス] 【結果:入社】

質問

グローバルチームへの編成で働けるか?

回答

問題なく働ける。むしろグローバルチームの一員として日本人以外の方達と…(口コミの続きとアドバイスを見る

[30代後半・男性/受付] 【結果:入社】

質問

上司やチームが外国人しかいないが大丈夫か

回答

日本人は一人しかいないポジションだったため、問題ないと回答した…(口コミの続きとアドバイスを見る

[30代後半・男性/物流] 【結果:入社】

質問

意見がぶつかった時にどのような対応をしたか

回答

アジア系の上司になる場合はガツガツした印象を与えた方が良いと…(口コミの続きとアドバイスを見る

[20代後半・男性/セールスエンジニア] 【結果:入社】

質問

英語で自己紹介をお願いします。

回答

後で聞いてわかったのは、英語力ではなく対応力を見ていたらしい…(口コミの続きとアドバイスを見る

デュポンの採用面接に向けて

デュポンの採用面接を受けるにあたって、押さえておきたい重要なポイントをご紹介しました。面接対策として準備しておきたいのは、次の3点です。

  • 「英語力を生かし、安全性を重視した製品提供に尽力して社会に貢献する」という社風の中で、「周囲の人のパーソナリティーや環境に十分配慮し、コンプライアンスを順守できる」人材であることをアピールできるよう具体的なエピソードを用意する。

  • デュポンのコアバリューを理解し、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。

  • 競合他社についても研究し、「なぜデュポンなのか」に対する答えを明確にしておく。

これらについて面接の前によく考えを深めておき、面接当日は明るくハキハキと、自身の経験や能力をアピールしましょう。

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