F5の採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
アプリケーションデリバリ、ロードバランサ、負荷分散のグローバルリーダーとして、安定的なアプリケーションの利用環境を提供するF5。ビジネス要件に合わせ、ITインフラ全体の最適化と運用管理コストを削減するソリューションを提供しています。
組織は外資系らしくフラットな雰囲気で、風通しの良さが特徴です。社員を大切にする文化が根づいており、グローバルを通じた社員交流が活発だと言います。口コミには、「上司が帰ってから帰宅するということもなく、業務が終われば普通に帰ることができる」「有給休暇も比較的取りやすい」といった声があがっていることから、ワークライフバランスを重視した環境のようです。
ただし、「数字未達成時は有休が取りにくい」といった口コミからわかるように、結果を追求する実力主義な風土もあります。向上心を持って主体的に行動できる人には向いている一方、成長意欲に乏しい人には向かない環境だと言えるでしょう。
自由で風通しの良い組織の中で、結果を出すために主体的に行動する。このような社風にフィットする人材かどうかを、採用面接では見極められます。
■選考は何次まで?
コーポレートサイトに面接フローに関する記載はありませんが、口コミなどの情報によると、書類審査後に2〜3回の面接がおこなわれるようです。職種やポジションにより異なりますが、応募から内定までの期間は1ヶ月程度を見ておくとよいでしょう。面接官はディレクターやカントリーマネージャーが務めることが一般的です。
2021年4月現在、同社ではコンサルタント、リニューアルセールス、ソリューションエンジニア、法人営業などの人材を募集中です。コーポレートサイトでジョブディスクリプションについて確認し、求められる知識やスキルをしっかりと照らし合わせた上でエントリーしましょう。なお、コーポレートサイトから同社の人材コミュニティに参加すると、求人情報などの最新情報を受け取ることができます。
■面接内容の傾向は?
面接では、「入社後に貢献できる価値」や「入社後のキャリアプラン」について、具体的に問われることが想定されます。入社後の職務を想定した上で、どんな成果を出せるか具体的に示すことが大切です。その際は定性だけでなく定量的に、根拠を示しながら論理的に回答することで、説得力が増します。具体的な例を挙げて説明することを心がけましょう。
口コミによると、事前に与えられたテーマに沿ったプレゼンテーションを求められた面接経験者もいます。この場合も、与えられた課題を特定し、論理的に解決するスキルが問われるでしょう。また、プレゼンテーションの際にはコミュニケーション力もチェックされるため、そうした点を意識した対策が必要です。
F5の面接攻略法(面接対策)
■F5の「F5コード」を理解した上で自己分析をする
同社では企業文化をとても大切にしています。それを創り出しているのが「F5コード」と呼ばれる、同社のDNAの中心にあると考えられているものです。F5コードは同社の倫理規定をかたちづくり、社内連携や地域社会支援をおこなう際の指針、また製品開発チームの革新の原動力となっています。
同社の基本理念は、「何よりもまず第一に、私たちはお互い、お客様、株主、地域社会、そして世界のために、正しい行いをします」というものです。この実現に向けて「顧客のニーズにこだわり、それぞれが責任者となって迅速であることを選び、互いの成長を助け合いながら多様性と包括性に富むF5を創造していく」としています。こうした精神をしっかりと意識した上で日々実践していくことが、「F5の一員(BeF5)になる」ということです。
これらの理念から、職種やポジションにかかわらず、誰もがリーダーシップを持って行動するよう求められていることがわかるでしょう。こうした資質は同社が求める人材像そのものです。下図のような資質をしっかり分析し、自らの行動や考え方と一致するかどうかを確認しておいてください。面接官の印象に残る有益な面接にするためにも、「F5の一員(BeF5)になる」ことを意識し、理解を深めておきましょう。
■「なぜF5に転職したいのか」の明確化には他社研究を
F5の面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜF5なのか」というものがあります。面接官がこの質問を通して知りたいのは、「入社後にやりたいことは何か」「それがこの会社で可能なのか」といった点はもちろん、「同社の理念やカルチャーにフィットする人材なのか」という点です。
数ある企業の中でなぜ同社なのかという質問に答えるためには、他社との違いを明らかにしておく必要があるでしょう。以下に挙げた外資系企業などを参考にして他社研究をおこない、事業内容だけでなく、経営方針や企業文化について比較しておくことが重要です。
- シスコシステムズ合同会社
- SAPジャパン株式会社
- ジュニパーネットワークス株式会社
- アカマイ・テクノロジーズ合同会社
F5の採用面接で実際に聞かれた質問内容
企業研究を通じて、F5の方向性や求める人材像が明らかになってきたのではないでしょうか。同社の面接では、入社への熱意はもちろん、論理的思考力やコミュニケーション力、主体的に行動できるリーダーシップなどが見極められます。与えられた時間内にしっかりとアピールできるよう、具体的なエピソードを用意した上で、論理的に回答できるように準備を進めましょう。
また、面接の傾向を知るためにも、過去実際にあった質問内容をおさらいしておくことが大切です。以下に面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。面接の最終準備として目を通し、自分ならどう答えるかをシミュレーションしておくとよいでしょう。
F5ネットワークスジャパン合同会社の面接で聞かれた質問内容(キャリコネ)
[30代前半・男性/カスタマーサポート] 【結果:内定を辞退】
[40代前半・男性/システムエンジニア] 【結果:二次面接で不採用】
[40代前半・男性/広報] 【結果:入社】
[40代後半・男性/営業関連職] 【結果:入社】
F5の採用面接に向けて
F5の採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- 「自由で風通しの良い組織の中で、結果を出すために主体的に行動する」という社風にフィットした人材であることを、具体的なエピソードを交えてアピールする。
- 「F5コード」を理解し、これに沿った自己分析をおこなうことで有益な自己PRにつなげる。
- 競合他社についても研究し、「なぜ、F5なのか」に対する答えを明確にしておく。
上記を参考に自己分析や企業研究を進め、面接当日は情熱をアピールしつつ論理的な回答を心がけましょう。
グローバルウェイ エージェントについてお知りになりたい方はこちらのサイトをご覧ください。こちらからでも登録できます。
「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。