【面接対策】ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズの中途採用面接では何を聞かれるのか

【面接対策】ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズの中途採用面接では何を聞かれるのか

さまざまな大企業に対し、ファシリテーション型変革コンサルなどを提供するケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ(以下ケンブリッジ)への転職。中途採用面接では、これまでの仕事内容や成果、今後のキャリアビジョンを具体的に問われるほか、「人となり」も評価されます。事前対策をしっかりして自分を出し切り、転職を成功させましょう。


ケンブリッジの採用面接前に知っておきたいこと

社風への理解

同社は、1984年にマサチューセッツ工科大学の教授2名によって設立された、ケンブリッジ・テクノロジー・グループに端を発しています。日本以外のアジアに4拠点、その他、アメリカやヨーロッパなど世界中に拠点を置くグローバルIT企業です。

同社が担うのは、IT戦略の立案と推進、海外企業の日本進出支援などです。ファシリテーション型変革コンサルティングをはじめとした方法で、クライアントと二人三脚でゴールを目指します。クライアントには、生命保険会社や通信会社、各種メーカーなど有名企業・大企業が名を連ねているため、チェックしてみてください。

そんな同社の社風は、カルチャーを非常に重んじる傾向にあります。コーポレートサイトに記載されている「行動規範」は、世界中のケンブリッジで共有されているもので、日本でもかなり浸透しているといいます。特に「HAVE FUN!」の項目が大切にされ、何事も楽しんでおこなう風潮であることが大きな特徴でしょう。

同社 コーポレートサイトより

「世界中のケンブリッジでカルチャーを共有し、何事も楽しみながらおこなう」。採用面接では、応募者がこのような社風にフィットするかどうかを見極められます。

選考は何次まで?

同社では2021年5月現在、「コンサルタント/シニアコンサルタント」「Sales(営業)」などの職種で中途採用をおこなっています。いずれの職種でも、「職務経験3年以上」であることが必須となっています。また、Salesはかなり細かい募集要項が記載されているため、よく目を通したうえで応募しましょう。

選考フローもコーポレートサイトに記載されており、これによると、コンサルタントは以下の流れで選考が進みます。
1.エントリー
2.筆記試験
3.一次面接
4.フリートーク面接
5.最終面接

Salesはここから筆記試験がなくなり、実業務を想定した「ケース面接」が加わります。一次面接とフリートーク面接はいずれも現場社員、最終面接は社長と面接をおこないます。

面接内容の傾向は?

同社の面接は外資系らしさがあり、通常の面接を想定するだけでは不十分であると言えるでしょう。一次面接は志望動機や経歴などを聞かれるような、いわゆる一般的なものです。しかし、その後のフリートーク面接ではリラックスした雰囲気の中、現役社員とざっくばらんに会話をします。ここでは応募者の素直な気持ちを引き出すことで、人となりを見る目的があるようです。

そしてSales中途採用においておこなわれるケース面接では、実際の事例を想定した課題が与えられ、自分なりにヒアリングと提案をするよう求められます。実技試験と考えるとよいでしょう。

つまり、同社はミスマッチを徹底的に防ぐため、多角的に選考をおこなっているということです。一般的な質問に対する答えを用意しておくだけでなく、実力を最大限に出せるよう、落ち着いて臨みましょう。

ケンブリッジの面接攻略法(面接対策)

ケンブリッジのVALUEを理解した上で自己分析をする

同社の面接を受けるにあたっては、以下に示されている同社の「VALUE(大切にしていること)」を理解しておく必要があります。

同社 コーポレートサイトより

まず、同社にはお客様本位で動くことを第一に考えるという特徴があります。クライアントがいつまでもコンサル会社に寄りかかることなく、「ケンブリッジがいなくなってもうまくいく」よう、先々まで見通してクライアントを支援しているのです。

同社では、損得勘定抜きでお客様を思いやるコンサルタント業務を「キレイゴトの追求」と呼んでいます。中途採用の応募要項にも「自社の利益より顧客を優先する『キレイゴト』に共感できる方」とあることから、これは同社が求める人材の要素として、かなり重視されているものと考えられるでしょう。

加えて、自主的に動くことや、「社風への理解」でも述べたように、何事も楽しめることが求められます。同社では全ての職種・オフィスにおいて、このカルチャーにマッチしているかどうかを重視しているようです。面接の際はどんな質問に対しても、この「VALUE」を念頭に置いて回答しましょう。

「なぜケンブリッジに転職したいのか」の明確化には他社研究を

面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜケンブリッジなのか」というものがあります。面接官はこの質問を通して、「ITコンサルに向いているか」「前職での経験を生かせそうか」といった点ととももに、「本当に同社の特色を理解しているか」という点を見極めます。

業界や職種の枠を超えて、ケンブリッジという企業について理解するためには、競合となりやすい企業についても調べておく必要があります。他社との違いを明らかにした上で、「なぜケンブリッジなのか」について、説得力のある答えを用意しておきましょう。例として、以下のような企業とケンブリッジとの違いを調べてみてください。

  • ベイン・アンド・カンパニー・ジャパン・インコーポレイテッド
  • マッキンゼー・ア⁠ン⁠ド・カ⁠ン⁠パ⁠ニー日⁠本⁠支⁠社
  • A.T. カーニー株式会社

ケンブリッジの採用面接で実際に聞かれた質問内容

ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ株式会社の面接で聞かれた質問内容(キャリコネ)

[20代前半・女性/ビジネスコンサルタント] 【結果:入社】

質問

知見のないプロジェクトに参画する際はどうしますか?

回答

理念を理解した上で、どこに共感しているかを明確にして回答しました。…(口コミの続きとアドバイスを見る

[20代前半・女性/ビジネスコンサルタント] 【結果:入社】

質問

実例を参考に、初回ヒアリングで何をすべきかお答えください。

回答

ケース面接では実際のヒアリングを想定しているため、具体的に実演する…(口コミの続きとアドバイスを見る

[30代後半・男性/ビジネスコンサルタント] 【結果:入社】

質問

なぜ今の会社を辞めてケンブリッジに来たいのか

回答

ケンブリッジの行動規範を読んだ上で、共感した部分を伝えました。…(口コミの続きとアドバイスを見る

[30代後半・男性/ビジネスコンサルタント] 【結果:入社】

質問

入社後にやってみたいプロジェクトは?

回答

柔軟な思考と論理的に考えられるかなどが重視されていると感じました…(口コミの続きとアドバイスを見る

ケンブリッジの採用面接に向けて

ケンブリッジの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、次の3点です。

  • 「世界中のケンブリッジでカルチャーを共有し、何事も楽しみながらおこなう」という社風の中で、「お客様本位で考え、本当にクライアントのためになることをおこなう」人材であることをアピールするため、具体的なエピソードを用意する。

  • ケンブリッジのVALUEを理解し、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。

  • 競合他社についても研究し、「なぜケンブリッジなのか」に対する答えを明確にしておく。

これらについて面接の前によく考えを深めておき、面接当日は同社のカルチャーに共感を示しつつ、自身の経験や能力をアピールしましょう。

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