アルファシステムズの採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
情報通信システムのソフトウェア開発を主要として、1972年に創業したアルファシステムズ。取引先にはNTTグループや富士通グループなどが名を連ねる、歴史あるSIerです。
同社のサービスは、ネットワークシステム開発のほか、公共、流通、金融、製造業などへの製品販売やITソリューション、近年ではテレワーク対応のセキュリティソフトやスマートフォン向けのテレビ視聴アプリの提供など多岐にわたります。
社員の口コミには「大手の仕事を受注することで社会に貢献度していると感じる」「多様な仕事に関われるため経験を積める」「住宅補助など福利厚生面が厚い」などの意見が見られます。
一方、「人を育てる気が見られない」「下請けのためやりがいを感じない」などの声もあり、担当業務によって同社への感じ方は異なるようです。
また、同社が掲げる社是は「和・信頼・技術」です。経営理念には「進化を続ける業界内で人と人との繋がり」を意識し、その上で技術の発展を目指して顧客の満足度を上げ、社会へ貢献していくとあります。以上から、「時代の変化を敏感に察知し新しい技術を取り入れ、社会の発展に貢献する意志のある」人材を求めているといえます。
■選考は何次まで?
現在の募集職種は「各種システムのソフトウェア開発」です。「未経験者歓迎」とありますが、「高専卒・専門卒・大卒以上」「26歳以下」という記載もあるので、応募前に募集要項をよく確認しておきましょう。
転職サイトの情報では、Webでの応募後に書類選考とSPI試験がおこなわれ、その後2回の面接を経て採用となります。面接官は現場社員・部長・役員で、事業所またはWebでの面接となります。選考期間は1ヶ月程度となっていますが、口コミによると1週間から3ヶ月と期間に幅が見られ、応募時期などによっても異なるようです。
なお募集サイトには、「入社後に頑張りたいことや、なぜこの仕事に興味があるのかを、積極的にアピールして欲しい」との記述があります。通信業界の現状や、仕事に対する意欲をしっかりと伝えられるようにしておきましょう。
■面接内容の傾向は?
過去の口コミには、「1次面接ではグループディスカッションがおこなわれた」との記載が多く見られます。しかし現在はWeb面接や少人数での面接となっているため、グループディスカッションはないと考えてよいでしょう。
過去の傾向からは、重苦しい雰囲気は感じられず、終始おだやかな雰囲気で進むといえます。専門的、技術的な質問を受けたという意見は少なく、ごく一般的な質問が多いですが、はっきりと自分の意見を答えられるかが重要です。
募集要項には「エンジニアとして活躍したい人」「仕事を通じてスキルアップをはかりたい人」、そして「コミュニケーションを大事にできる人」を求めているとあります。そのため専門的な知識に自信がなくとも、言葉づかいや身だしなみなど、社会人としての基本的なマナーには十分注意しましょう。あわせて、コーポレートサイトのすみずみまで目を通し、徹底的に企業研究をおこなうことも重要です。
アルファシステムズの面接攻略法(面接対策)
■アルファシステムズの経営戦略を理解した上で自己分析をする
アルファシステムズの面接を受けるにあたっては、同社の今後の経営戦略をしっかりと理解し、研究材料のひとつとして自己分析に落とし込みましょう。
2021年3月期の決算において、同社は過去最高の売上高を記録し6期連続の増収となっています。主な理由は、5Gに代表される通信システム関連業務の増加、流通やサービス業のITビジネス拡大にともなう事業環境の好況などです。
同社は今後もこの好調を維持していくため、それぞれの分野でさらに他社との差別化を進めるとしています。
具体的な例として、主力の3分野である「通信」「流通」「公共」のシステム開発業務領域を拡大。そこには、5GやAIのほか、6GやIOWN構想など、今後さらに発展していく新技術への対応も含まれ、時代の変化を敏感にとらえた成長戦略となっています。
そのほか、オンライン授業の急速な普及、またはGIGAスクール構想における新しいシステムの開発・提供を新事業としてあげており、未来を見据えた特筆すべき点といえるでしょう。
これらの戦略の基盤となるのが、「多様な人材が活躍できる職場の形成」です。労働時間の削減、社員の健康管理、教育の充実など、社員が健全に働ける職場であるように「働き方改革」をさらに進め、優良な人材を確保するとしています。
同社の事業においては、常に時代の一歩先を行く良質な技術の提供が求められます。この経営戦略を読み込み、なおかつ理念である「人間同士の繋がり」「技術向上による社会への貢献」を意識した上で自己分析し、面接時の自己PRに向け対策していきましょう。
■「なぜアルファシステムズに転職したいのか」の明確化には他社研究を
同社の面接では「なぜアルファシステムズを選択したのか」との質問をされることがあります。この質問は、面接官が「入社後はどういった形で貢献していけるのか」、あるいは「当社についてどのくらい理解をしているのか」を確認する意味を持つといえます。
同社への理解度を示すためには、主要事業のみではなく、理念や戦略など同社への理解を深めた上で、競合他社の研究もおこなうことが必要です。例として、以下のような企業を比較対象として参考にしてください。
- 株式会社DTS
- 日本システムウエア株式会社
- テクマトリックス株式会社
アルファシステムズの採用面接で実際に聞かれた質問内容
企業研究を通し、同社の経営方針やどのような人材を求めているかなど、理解が深まったのではないでしょうか。実際の面接では、社是である「和・信頼・技術」を頭の中に思い浮かべつつ、「顧客満足度の向上と社会への貢献」を意識した人材と印象づけられるよう、多岐にわたるエピソードを用意してのぞむとよいでしょう。
以下に、実際の面接の場で聞かれた質問をご紹介します。このような問いにどう受け応えするかシミュレーションを繰り返し、役立ててください。
株式会社アルファシステムズの面接で聞かれた質問内容(キャリコネ)
[30代後半・男性/プログラマ] 【結果:入社】
[20代後半・男性/システムエンジニア] 【結果:入社】
[20代後半・男性/システムエンジニア] 【結果:最終面接で不採用】
[20代後半・男性/プログラマ] 【結果:面接中止】
アルファシステムズの採用面接に向けて
アルファシステムズの採用面接を受けるにあたり、押さえておきたいポイントをご紹介してきました。面接対策としてぜひ準備・研究しておきたいのは、以下の3点です。
- 社是である「和・信頼・技術」の持つ意味を理解し、「人との繋がりを意識しながら新しい技術を取り入れ、社会貢献へと役立てることができる」人材であることをアピールできるよう具体的なエピソードを用意する。
- 同社の経営戦略を読み込み、同社が今後どういった事業展開をしていくかを知るとともに、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。
- 競合他社についても研究し、「なぜアルファシステムズなのか」に対する答えを明確に用意する。
以上についてしっかりと対策し、面接当日は考えていることを自身の言葉で正確にアピールできるよう、心がけましょう。
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