シアトルコンサルティングの採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
チームワークとITを掛け合わせた「TeamTech」という概念を事業の軸とし、ITコンサルティングやSES(システムエンジニアリングサービス)を提供する同社。2021年1月には、DX開発の新たな契約形態として、開発チームをレンタルする「チームレンタルサービス」をリリースしました。
チームワークを重視する同社は、社員が一体感を持ちながら仕事に向き合っているフラットな組織です。フットサルやテニスなどの部活動のほか、お花見、BBQ、ボウリング大会といった社内イベントも頻繁におこなわれ、仕事以外の場面でも家族のように仲が良いといいます。この背景にあるのが、「チーム・シアトル」という企業文化。これは、会社をひとつのチームとみなし、みんなで力を合わせて成功しようという考え方を実践するものです。そのため、利他の考えを持ちながら主体的に行動する人が多く、SESでは希薄になりがちな社内コミュニケーションも活発だという声が聞かれます。
また、年齢に関係なく手を挙げた人にはチャンスが与えられるため、目的意識を持って主体的に取り組む人には成長機会の多い職場だと言えるでしょう。チームで仕事をするため、チームメンバーから学ぶことも多く、切磋琢磨しながら仕事をすることが当たり前の環境のようです。
「チーム・シアトル」の一員として、利他の考えを持ちながら主体的に行動する。面接では、このような社風にフィットして活躍できる人材であるかを見極められます。
■選考は何次まで?
2021年6月現在、「ITソリューション営業」「ウェブエンジニア」「DX戦略ディレクター」「インフラエンジニア」「AWSエンジニア」など、複数の職種で中途採用をおこなっています。仕事内容や応募資格などの詳細はコーポレートサイトで確認してください。
公式情報によると、基本的な選考のプロセスは以下のとおりです。
1.応募
2.書類選考
3.面接(1回~2回)
4.内定
内定までの期間は2週間程度となっており、応募から入社までは最短で1ヶ月程度だということです。また、求人サイトや転職エージェントを活用した応募も可能ですが、その場合には選考フローに多少の違いが出る可能性もあります。同社の求人情報はキャリコネでも確認できるので、ぜひ参考にしてみてください。
■面接内容の傾向は?
面接経験者の口コミには、「入りたい理由を3つを言ってください」「なぜこの会社なのか」といった質問が並んでおり、志望動機に重点が置かれていることがうかがえます。訴求力のある志望動機の構築には、後述するように他社との比較を通じた企業研究はもちろん、具体的なエピソードによる裏付けが効果的です。
チームワークを大切にする同社ならではの質問としては、「チームワークで成し遂げたこと」を聞かれるケースも。これまでの経験を整理しておくと同時に、成し遂げるまでに何が大変だったか、それをどう乗り越えたか、失敗から何を学んだかなどを自分の言葉で語れるように準備しておくことが望まれます。
エンジニアの場合には技術的な質問が出ることが想定されますので、自らのスキルをきちんと整理しておく必要があるでしょう。
シアトルコンサルティングの面接攻略法(面接対策)
■シアトルコンサルティングのMISSIONとVALUEを理解した上で自己分析をする
面接を受ける前に、同社が大切にしているMISSIONとVALUEについて見ていきましょう。
同社では、「TeamTech」によって組織に属する人々が生き生きと楽しく仕事をし、その結果、生産性が向上してイノベーションが生まれる世界を目指しています。
そして、このMISSION実現に向けて掲げられているのが、「Thanks」「Engine」「All」「Masterpiece」「Stock」という5つのVALUEです。これら一つひとつを見ていくと、どれも同社の企業文化や社風につながっていることがわかるでしょう。常に利他の心を持ち、感謝を忘れずに人と接することが求められると同時に、一人ひとりがチームや会社の原動力であるという当事者意識を持ち、主体的に提案や行動をすることが求められています。
これらが意味するところを理解し、自らの価値観や行動様式と照らし合わせてみることが大切です。その上で、同社のMISSIONとVALUEへの共感が示せるような自己PRができるとよいでしょう。
■「なぜシアトルコンサルティングに転職したいのか」の明確化には他社研究を
「なぜ同社なのか」という質問は、入社への熱意だけでなく、仕事に対する意識や業界に対する理解を測る意味で、面接では最も重視される質問のひとつです。
この質問に効果的に回答するためには、競合となりうる他社との比較を通じて同社の魅力や特徴を掘り下げる研究が不可欠だと言えます。業界の定義はさまざまですが、以下にご紹介する企業を例に、自分なりの軸で他社研究をおこなってみることをおすすめします。
- サイボウズ株式会社
- 株式会社ソルクシーズ
- 株式会社リンクアンドモチベーション
シアトルコンサルティングの採用面接で実際に聞かれた質問内容
企業研究を通じて社風や今後の方向性を理解することで、同社がどのような人材を求めているのか分かってきたのではないでしょうか。
同社の採用面接を受けるにあたっては、チームワークを大切にする社風に馴染み、「利他の考えを持ちながら主体的に行動する人材」であるとアピールできるよう、さまざまなエピソードを準備しておくことが望まれます。
そして、面接対策の総仕上げとして、当日のシミュレーションもしっかりおこなっておきましょう。以下に、面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、自分に置き換えて考えてみてください。
シアトルコンサルティング株式会社の面接で聞かれた質問内容(キャリコネ)
[20代後半・男性/代理店営業] 【結果:入社】
[20代前半・女性/プログラマ] 【結果:入社】
[20代後半・男性/プログラマ] 【結果:内定を辞退】
[20代前半・男性/代理店営業] 【結果:最終を辞退】
シアトルコンサルティングの採用面接に向けて
シアトルコンサルティングの採用面接を受けるにあたって、押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、次の3点です。
- 「“チーム・シアトル”として成功を目指す」という社風を理解した上で、「利他の考えを持ちながら主体的に行動する人材」であるとアピールできるよう、さまざまなエピソードを準備しておく。
- MISSIONとVALUEを理解し、これに沿った自己分析をおこなって有益な自己PRにつなげる。
- 競合他社についても研究し、「なぜシアトルコンサルティングなのか」に対する答えを明確にしておく。
これらを参考に思考の整理をおこない、面接当日は自身の経験や能力、同社で成し遂げたいことなどをしっかりアピールしましょう。
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「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。