ヒューマンアカデミーの採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
「学びの面白さを創造するEdutainment Company」を自負し、多種多様な学びの機会を提供するヒューマンアカデミー。キッズ向け英語教室やプログラミング講座、社会人向けビジネススクール、資格専門スクールなど、800以上の講座とカレッジを開き生涯学習を支援しています。これまで142万人以上の修了生・卒業生、20万人以上の資格検定合格者を輩出している、日本トップクラスの教育サービス企業です。
そんな同社の口コミを見ると、「体育会系である」という意見が目立ちます。フラットな社風をイメージしているとギャップを感じることが多いので、上下関係が厳しく実力主義の会社であることを頭に入れておきましょう。
しかし、その分とことん仕事を身につけられる環境があるようです。年に2回考課がおこなわれ、数字を挙げることができれば給与にもしっかりと反映されます。特に営業職の社員から、「営業スキルや提案力が身につくことで給料も少しずつ上がった」という声が多く寄せられています。
「体育会系・実力主義な空気の中、人々の生涯学習を支援する」。採用面接では、このような社風にフィットする人材かどうかを見極められます。
■選考は何次まで?
同社では2021年6月現在、東京本社をはじめ、愛知や大阪の校舎勤務の各職種にてキャリア採用をおこなっています。「学生募集職」「営業職」「コンサルティング」「自社WEB広告担当」「社内DX推進担当(社内SEインフラ担当)」など幅広い仕事があるので、希望の職種と勤務地で募集がおこなわれているか、確認してみてください。
エントリーはコーポレートサイトの「キャリア採用」ページからおこないます。その際に履歴書・職務経歴書のデータ添付が必要なので用意しておきましょう。選考フローは口コミによると、書類選考の後、3次面接までおこなわれることが多いようです。1週間程度で内定が出た人も多く、選考はスピーディーに進む傾向があります。
なお、講師職を希望する場合は、キャリア採用とは別の「講師採用」ページから応募する必要があるため、注意が必要です。また、キャリコネにも同社の求人情報が掲載されていますので、閲覧してみることをおすすめします。
■面接内容の傾向は?
面接は「志望動機」や「自己PR」、「前職における業務内容」といった一般的な質問を中心に進み、職種によってさらに具体的な内容を問われます。講師職であれば、指導する教科に関するスキルは入念にチェックされるでしょう。例えばゲームカレッジやプログラミングの講師なら、実際のシステム設定画面を見て、操作できるか聞かれることがあります。
また、体育会系の社風の同社では、特に営業職においてやる気やメンタルの強さが求められるようです。選考経験者からは「しっかりと受け答えし、前向きな姿勢を見せられれば大丈夫」とのアドバイスもあがっています。教育事業の本旨にくわえて利益を上げることも意識し、「数字で結果を出す」という姿勢を見せられるとよいでしょう。
ヒューマンアカデミーの面接攻略法(面接対策)
■ヒューマンアカデミーの「ウィズコロナの注力事業」を理解した上で自己分析をする
ヒューマンアカデミーの面接を受けるにあたっては、ヒューマンHDの今後の方針を理解しておくことが必要です。同HDは新型コロナウイルスの流行が収束した後、日常生活が変わることにより、それぞれの事業環境にも大きな影響が出ると予測しています。その時に備え、サービスモデルの変革と事業のリストラクチャリングを進めていく方針です。
中でも「教育」を担うヒューマンアカデミーはIT方面を強化し、「『場所』と『時間』の概念をなくす」としています。具体策として、ライブ配信やオンラインセミナー、教育アプリを活用したDXの推進により、いつでもどこでも授業や講座を受けられるようにシフト。その他、プログラミングなどのIT・コンピュータ系講座、eスポーツやゲームなどのエンタメ系講座の充実、キッズ向けロボット教室の海外展開などから、収益構造を変革し、成長を図ります。
2021年3期における同HDの教育事業の営業利益は、前年同期と比べ約4割減となっています。少しでも巻き返しに貢献できるよう、上記の方針にのっとり、ITに関する知識も身につけておくと有効でしょう。
■「なぜヒューマンアカデミーに転職したいのか」の明確化には他社研究を
面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜヒューマンアカデミーなのか」というものがあります。面接官はこの質問を通して、「教育サービス業界に向いているか」「それまでの経験を同社で生かせるのか」といった点はもちろん、「本当に同社の特色を理解しているのか」ということを見極めます。
業界や職種の枠を超えてヒューマンアカデミーという企業について理解するためには、競合となりやすい企業についても調べておく必要があります。他社との違いを明らかにした上で、「なぜヒューマンアカデミーなのか」について、説得力のある答えを用意しておきましょう。例として、以下のような企業とヒューマンアカデミーとの違いを調べてみてください。
- 株式会社ベネッセコーポレーション
- 株式会社学研ホールディングス
- 株式会社ナガセ
ヒューマンアカデミーの採用面接で実際に聞かれた質問内容
ヒューマンアカデミーの社風や目指している方向性を理解することで、同社がどのような人材を求めているのか分かってきたのではないでしょうか。
同社の採用面接を受ける際には、「体育会系・実力主義な空気の中、人々の生涯学習を支援する」という社風を意識して、「ITを活用しコロナ収束後の事業に対応できる人材」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。
以下に、面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
ヒューマンアカデミー株式会社の面接で聞かれた質問内容(キャリコネ)
[20代前半・女性/コンサルティング営業] 【結果:内定を辞退】
[30代後半・女性/教師・インストラクター] 【結果:一次面接で不採用】
[40代後半・女性/カウンターセールス] 【結果:入社】
[30代前半・男性/カウンターセールス] 【結果:内定を辞退】
ヒューマンアカデミーの採用面接に向けて
ヒューマンアカデミーの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、次の3点です。
- 「体育会系・実力主義な空気の中、人々の生涯学習を支援する」という社風の中で、「ITを活用しコロナ収束後の事業に対応できる」人材であることをアピールできるよう具体的なエピソードを用意する。
- ヒューマンHDの「ウィズコロナの注力事業」を理解し、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。
- 競合他社についても研究し、「なぜヒューマンアカデミーなのか」に対する答えを明確にしておく。
これらについて面接の前によく考えを深めておき、面接当日は自身の経験や能力、仕事をやり遂げる熱意や明るさをアピールしましょう。
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