ヒューマンリソシアの採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
教育をバックボーンとする総合人材サービス会社として、多角的な人材事業を展開するヒューマンリソシア。ヒューマンホールディングス傘下の中核企業として、人材派遣、エンジニア派遣、紹介予定派遣、人材紹介、業務委託・請負、RPA、採用支援・代行、社員教育・人材開発、人事・業務コンサルティングなどをおこなっています。
社員の口コミから見えてくるのは、「上下関係やしきたりを重視する体育会的な社風」です。オーナー企業であることから、「トップダウンの風潮が強い」といった口コミも散見されます。
一方で、業界柄、働き方改革やワークライフバランスに対する意識は高く、「働き方改革の影響で定時を過ぎたらあまり残れない」「休日出勤は無いに等しい」といった声が寄せられています。女性の活躍にも積極的で、「男女の差はなく昇進するので女性管理職比率は高い」などの口コミが多く見られました。
そして、多くの社員が感じているのが、人の転職に関われることへの喜びです。「人の転職に関わるということは、人生に関われるという意味で非常にやりがいがある」「就職が決まった人からの感謝の言葉がありがたい」という口コミがそれを表しているでしょう。また同時に、企業の役に立てる喜びも多くの社員が実感しているようです。
「上下関係を重視する体育会的な社風」を尊重しながら、ヒトと真剣に向き合い、転職という人生の節目に関わっていく。面接では、こうしたことを実現できる人材であるかが見極められます。
■選考は何次まで?
同社の中途採用選考では、書類選考と適性検査にくわえ、2〜3回程度の面接がおこなわれます。1次面接は所属部署の上長、2次面接は部長クラス、最終面接は役員クラスが担当するのが一般的です。所要期間は書類選考から内定まで、1ヶ月程度をみておくとよいでしょう。ただし、選考プロセスは職種やポジションによって異なりますので注意してください。
2021年6月現在、「人材コンサルティング営業職」「キャリアアドバイザー」「人材コーディネーター」などの職種で中途採用をおこなっています。そのほか、これまでの経験を活かしながら、パートナー企業で働くという雇用形態もあります。詳しくは、同社の採用ページで確認しておきましょう。
■面接内容の傾向は?
総合人材サービス事業を展開し、事業の原点に「ヒト」を置く同社は、社員に求める人物像として「ヒトを大切にすることができる人」を挙げています。そのため、面接では、スキルや経験よりも人物評価に重きが置かれるようです。
具体的には、これまでの経歴や自己PR、志望動機などのオーソドックスな質問を通じて、仕事に対するスタンスや意欲、人柄などが見られます。なかには、「周りからどういう風に思われているか?」と質問された人も。自分を客観視できているかは、人と接する上で重要な要素です。自己分析を通じて、「自分の強み・弱み」を把握しておく必要があります。あまり飾りすぎずにありのままの自分を伝えた上で、仕事への熱意や誠意をアピールしましょう。
ヒューマンリソシアの面接攻略法(面接対策)
■ヒューマングループの経営理念を理解した上で自己分析をする
面接を受ける前に、ヒューマングループとしての企業理念をおさえておきましょう。
同グループは綱領として「為世為人」という言葉を掲げています。これは、「世のため、人のために」という意味の言葉です。同社が社名とする「ヒューマン」という言葉には、すべての希望や可能性は人から始まるという思いがあります。時代や環境が変わっても、人が持つ力や可能性は決して変わることがないという信念です。
また、バリュープロミスとして掲げている「SELFing」。この言葉が意味するところは、自分自身を発見して開発し、それにより社会へ貢献するという循環サイクルです。つまり、自分らしさをカタチにする循環を「SELFing」と呼び、同社が社会やステークホルダーへ提供する価値であるとしています。そして、自分らしい生き方は、「なりたい自分」を思い描くことから始まると考えています。
こうした考え方に共感できるかどうかは、同社で働くにあたってはとても重要な点です。企業理念を踏まえて自己分析をおこない、本当に共感できるかどうか、またこの理念の具現化に向けてどう行動できるのかをしっかり考えてください。そして、面接の場では、具体的なエピソードを交えながら、理念への共感を示せるとよいでしょう。
■「なぜヒューマンリソシアに転職したいのか」の明確化には他社研究を
面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜヒューマンリソシアか」というものがあります。面接官はこの質問を通してさまざまなことを見極めますが、なかでも「本当に同社のことを理解しているか」という点を見極めることで、入社後のミスマッチを防ぐ目的があります。
同社についてしっかり理解するためには、競合となりやすい企業の研究も大切です。人材派遣や人材紹介をおこなう会社は全国に数万社あります。今回はその中でも、全国展開をしている企業に絞ってリサーチしておくことをおすすめします。以下の企業を例に、比較可能なデータを集め、それぞれどんな強みや特徴を持つのか整理してみましょう。
- パーソルテンプスタッフ株式会社
- 株式会社リクルートスタッフィング
- アデコ株式会社
- 株式会社パソナ
- ランスタッド株式会社
ヒューマンリソシアの採用面接で実際に聞かれた質問内容
このように、同社の採用面接を受けるにあたっては、経営理念に基づいた自己分析や、他社研究を踏まえた志望動機の整理が大切です。そして面接の場では、「上下関係を重視する体育会的な社風」を尊重しながら、「ヒトと真剣に向き合い、転職という人生の節目に関わることができる人材」と印象づけられるよう、自分にしかないエピソードを準備しておくとよいでしょう。
以下、面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
ヒューマンリソシア株式会社の面接で聞かれた質問内容(キャリコネ)
[20代後半・女性/コンサルティング営業] 【結果:入社】
[20代後半・女性/代理店営業] 【結果:一次面接で不採用】
[20代前半・男性/コンサルティング営業] 【結果:入社】
[20代後半・女性/営業] 【結果:結果待ち】
ヒューマンリソシアの採用面接に向けて
ヒューマンリソシアの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- 「上下関係を重視する体育会的な社風」を尊重しながら、「ヒトと真剣に向き合い、転職という人生の節目に関わることができる人材」と印象づけられるよう、自分にしかないエピソードを準備しておく。
- ヒューマングループの企業理念を理解し、これに沿った自己分析をおこなって自己PRにつなげる。
- 競合他社についても研究をすすめ、「なぜヒューマンリソシアか」に対する答えを明確にしておく。
これらを参考に志望動機の構築や面接シミュレーションをおこない、当日は自分の言葉でアピールするよう心がけましょう。
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「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。