オリジン東秀の採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
1966年中華料理店を運営する「有限会社東秀」として誕生し、1994年にオリジン弁当1号店を開店しました。その後、店舗数は右肩上がりに増え2004年にはオリジン弁当500号店を開店。上場していましたが、2006年にイオン株式会社、2008年にはイオンリテール株式会社の連結子会社となりイオングループの一員となりました。
実際に働いている人たちの口コミによると、和気あいあいとした雰囲気、忙しいため体力勝負、任される仕事の幅が広くやりがいを感じる方が多いようです。入社後比較的早いタイミングで店長の立場になることも多いため、そういった責任ある仕事をしたい、ある程度裁量をもって働きたいという方に向いている職場といえます。また、コミュニケーションをきちんととり、アルバイトやパートの方々と連携することが必要です。
公式サイトでは、社風について「やりたいと思ったことはなんでもやらせてくれる」と記載されています。そのほか「がむしゃら」「臨機応変」「個性を尊重」など社風を表現するキーワードも紹介されています。先輩社員の声なども掲載されているので、選考前に公式サイトの採用情報を必ずチェックしましょう。
■選考は何次まで?
オリジン東秀の選考は、Web応募ののち、書類選考、適性検査・店舗見学レポート・複数回の面接で構成されています。口コミによると面接回数は2回または3回で、職種などによって異なるようです。なお、面接が二回だったケースでは、一次は人事部長と採用課長、二次は人事総務本部長と商品開発本部長が面接官でした。
記事執筆時点の募集職種は、店長候補やエリアマネージャー、経理など8職種。公式サイトと転職エージェント経由いずれも募集していますが、求人内容が異なります。そのため、両方の求人情報を確認して希望にマッチするものを選んで応募しましょう。
■面接内容の傾向は?
オリジン東秀の面接では、日経新聞を購読しているか、なぜ競合他社ではなく同社なのか、自分自身を例えるとなにか、といった質問があったようです。ふだんから新聞やネットなどで情報収集したり、自分自身についてや転職理由について相手に分かりやすく伝えられるように考えを整理しておくことが大切です。
また、公式サイトに求める人物像として挙げられているのは「自立し、変革への挑戦ができる人物」です。さらにさまざまなシチュエーションを例に挙げ、それらに「やりがい喜びを感じることができる人」と一緒に働きたいと書かれています。どのようなときにやりがいや喜びを感じるのか、ご自身の気持ちを整理すると同時に、過去の経験から挑戦できる人物だと分かる具体的エピソードを用意しておきましょう。
オリジン東秀の面接攻略法(面接対策)
■オリジン東秀の企業理念を理解した上で自己分析をする
オリジン東秀の面接を受ける前に、企業戦略企業理念を理解しておきましょう。
オリジン東秀の創業者は「毎日食べても飽きないものを作ろう」という思いの下、地域に根差した「家庭の台所代行業」という立ち位置で事業をスタートさせました。今日においてもその想いは大切に引き継がれており、安全で新鮮な食材を使用し毎日店内で調理しているのが特長です。
『楽しさ』『豊かさ』『快適さ』を追求し、職を通じて、人々の暮らしに貢献し続けるという経営理念からも、創業時からの大切にしている考えをうかがい知ることができるでしょう。また、イオングループの一員として、イオンの基本理念をベースにお客さま第一主義を実践しています。
面接では、企業理念(創業の思い・経営理念)イオンの基本理念などを理解し、自分の思いや、同社でできること・どのように貢献できるのかについて、具体的に伝えられるよう準備しておきましょう。
■「なぜオリジン東秀か」をはっきりさせるためには他社研究が必要
面接でよく聞かれる質問の一つに、「なぜオリジン東秀なのか」というものがあります。面接官はこの質問を通して、応募者が「これまでの経験やスキルを同社で活かせるのか」を確認するとともに、「同社の特徴や他社との違いを理解しているかどうか」を確認しようとしているのです。
この質問に対して説得力ある回答をするためには、業界や競合他社に関する理解は不可欠。以下に低価格態の弁当チェーン2社、百貨店などにも出店する総菜チェーン2社を記載しますので、ぜひ参考にして業界の理解を深めてください。そのうえで、「なぜオリジン東秀を志望するのか」明確な理由を整理しておきましょう。
- 株式会社プレナス(ほっともっと・やよい軒)
- 株式会社ハークスレイ(ほっかほっか亭)
- 株式会社ロック・フィールド(RF1)
- 株式会社柿安本店(柿安ダイニング)
オリジン東秀の採用面接で実際に聞かれた質問内容
オリジン東秀が目指している方向性や、どういった人材を欲しがっているのかが企業研究を通じて分かってきたのではないでしょうか。オリジン東秀の場合「やりたいという意欲を尊重し、責任ある仕事もやらせてくれる環境」であることを意識して、「仕事にやりがいや喜びを感じ、挑戦できる人材」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。
ここからは、面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
[30代前半・男性/販売促進] 【結果:入社】
[40代前半・男性/店長] 【結果:入社】
[20代後半・男性/企画営業] 【結果:一次面接で不採用】
オリジン東秀の採用面接に向けて
オリジン東秀の採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- 「やりたいという意欲を尊重し、責任ある仕事も任せてくれる環境」であることを意識して、「仕事にやりがいや喜びを感じ、挑戦できる人材」であると、具体的なエピソードやデータを交えてアピールする。
- オリジン東秀の企業理念やイオンの基本理念を理解して、それらに沿った自己分析を行い自己PRにつなげる。
- 競合他社についても研究し、「なぜオリジン東秀なのか」に対する答えを明確にしておく。
これらについてしっかりと準備して、面接当日は自分の言葉でアピールするよう心がけましょう。