【面接対策】日本旅行の中途採用面接では何を聞かれるのか

【面接対策】日本旅行の中途採用面接では何を聞かれるのか

日本の旅行業界における老舗の大手企業である日本旅行。採用面接は新卒の場合と違い、仕事への取り組み方やこれまでの成果を具体的に問われるほか、キャリアシートだけでは見えてこない「人間性」も評価されます。即戦力として、ともに働く仲間として多角的に評価されるので事前にしっかり対策をすすめましょう。


日本旅行の採用面接前に知っておきたいこと

社風への理解

日本旅行は1905年に創業した、日本で最も伝統ある総合旅行会社です。国内旅行・海外旅行・外国人旅行の全てにおいて、日本有数の売上を誇っています。

しかし2020年以降はコロナ禍のあおりを受け、同業他社とともに苦境に立たされた同社。そこで「ウィズコロナでの生き残り」と「アフターコロナでの持続的な成長」を目指し、構造改革に乗り出しました。昨今は顧客に寄り添いつつ、DXを活用して新たな旅行体験を提供しています。

そんな同社の口コミには、「自らの裁量でいろんなことができる」「旅行の営業は目に見えない物をお客様にプレゼンする仕事なのでやりがいがある」という声が多く見られました。自らの裁量で顧客にぴったりの旅を提案でき、直接感謝を伝えてもらえるため、大きなやりがいを感じられるようです。

「『ウィズコロナでの生き残り』と『アフターコロナでの持続的な成長』を意識し、改革に適応していく」。採用面接では、応募者がこのような社風にフィットするかどうかを見極められます。

選考は何次まで?

同社では、全国の各支店に勤める「営業(アウトセールス)」「WEBマーケティング」「インバウンド営業」「国際線航空券手配・発券」の職種を通年で募集しています。旅行業界に強い興味・意欲があれば誰でも応募可能ですが、「営業経験があると望ましい」と記載されています。

また、配属地域の希望は出せるものの、将来的には転勤になったり、他分野・他職種に配属されたりする可能性があります。エリア限定で勤務する「エリア社員コース」もあり、こちらは入社後に選択可能です。

選考フローは公式サイトに記載されていませんが、2022年12月まで募集されていた営業職では、書類選考の後に面接が2回実施されていました。詳しい選考フローや書類送付先については、同社に問い合わせが必要です。

面接内容の傾向は?

面接では「なぜ日本旅行を選んだのか」が重視されています。旅行業界は強力な同業他社が多いため、その中でも日本旅行を選んだ明確な理由が求められるのです。後述の「他社研究」の項目を参考に、志望動機を深めてください。

また、「今の旅行業界についてどう思うか」と問われた選考経験者もいます。特にコロナ禍の落ち込みから回復しつつある昨今、生き残って成長を続けていくために、業界全体を俯瞰する目線も求められるでしょう。

選考経験者の口コミを見ると、面接は「きちんと話を聞いてくれる姿勢で、大変話しやすい雰囲気」だったといいます。また、「自然体に振る舞うよう力を注いだ」という人が内定を勝ち取っていました。自分を飾り過ぎず、旅行に携わりたい想いをアピールしましょう。

日本旅行の面接攻略法(面接対策)

日本旅行の経営理念を理解した上で自己分析をする

日本旅行の面接を受ける前に、同社の経営理念【H・E・A・R・T】を理解しておきましょう。これは同社の一員として顧客と接する上で、意識すべき5つの理念「HOSPITALITY・ENERGY・ACHIEVEMENT・REVOLUTION・TOGETHER」の頭文字を取ったものです。

日本旅行 コーポレートサイトより

同社は110年以上続く老舗として、変わらず顧客に魅力ある旅とおもてなしを提供しており、これが基本の「H」にあたります。その一方、「アクティブカンパニー」として変革にも注力していく姿勢が「E・R」に表れています。

また「A」にあるように、同社の社員は常に利益を追求しなければなりません。そして顧客へ楽しい旅を提供するためには、社員自身も幸せでいる必要があります。「T」の部分を意識し、自分自身も旅を楽しむ感覚を忘れずにいましょう。面接前には、この【H・E・A・R・T】を思い返してみてください。

「なぜ日本旅行か」をはっきりさせるためには他社研究が必要

面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜ日本旅行なのか」というものがあります。面接官はこの質問を通して、「旅行業界に向いているか」「それまでの経験を同社で生かせるのか」といった点はもちろん、「本当に同社の特色を理解しているのか」ということを見極めます。

業界や職種の枠を超えて日本旅行という企業について理解するためには、競合となりやすい企業についても調べておく必要があります。他社との違いを明らかにした上で、「なぜ日本旅行なのか」について、説得力のある答えを用意しておきましょう。例として、以下のような企業と日本旅行との違いを調べてみてください。

  • 株式会社JTB
  • 株式会社エイチ・アイ・エス
  • クラブツーリズム株式会社
  • 株式会社エアトリ

日本旅行の採用面接で実際に聞かれた質問内容

日本旅行が目指している方向性や、どういった人材を欲しがっているのかが企業研究を通じて分かってきたのではないでしょうか。日本旅行の場合「『ウィズコロナでの生き残り』と『アフターコロナでの持続的な成長』を意識し、改革に適応していく」という社風を意識して、「顧客と誠実に向き合いつつチャレンジ精神も持ち合わせる人材」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。

面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。

[20代後半・女性/法人営業] 【結果:内定を辞退】

質問

数ある旅行会社からなぜ日本旅行なのか

回答

大阪出身のため、小さいころからブランド名になじみはあった。漠然とした…(口コミの続きとアドバイスを見る

[30代前半・女性/カウンターセールス] 【結果:入社】

質問

何故当社に応募したのか

回答

求められてる条件に自分がはまっているかは正直自信がないが、やらないで…(口コミの続きとアドバイスを見る

[20代前半・男性/代理店営業] 【結果:入社】

質問

今の旅行業界についてどう思うか

回答

若者が旅行に行かなくなっているように感じる。旅行業界の基礎的な知識を…(口コミの続きとアドバイスを見る

[20代前半・女性/カウンターセールス] 【結果:一次面接で不採用】

質問

前職での失敗談を教えてください。

回答

前職でも旅行業をしていました。一番の失敗はパスポート残存確認ミスです…(口コミの続きとアドバイスを見る

日本旅行の採用面接に向けて

日本旅行の採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。

  • 「『ウィズコロナでの生き残り』と『アフターコロナでの持続的な成長』を意識し、改革に適応していく」という社風の中で、「顧客と誠実に向き合いつつチャレンジ精神も持ち合わせる」人材であることをアピールできるよう具体的なエピソードを用意する。

  • 日本旅行の経営理念を理解し、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。

  • 競合他社についても研究し、「なぜ日本旅行なのか」に対する答えを明確にしておく。

これらについてしっかりと準備して、面接当日は自分の言葉でアピールするよう心がけましょう。

この記事の執筆者

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