【面接対策】ケーヒンの中途採用面接では何を聞かれるのか

【面接対策】ケーヒンの中途採用面接では何を聞かれるのか

車やバイクに関する製品を生産しているケーヒンへの転職。中途採用面接は新卒の場合と違い、これまでの仕事への取り組み方や成果を具体的に問われるほか、キャリアシートだけでは見えてこない「人間性」も評価されます。即戦力として、一緒に仕事をする仲間として多角的に評価されるので、事前にしっかり対策しておきましょう。


ケーヒンの採用面接前に知っておくべきこと

社風への理解

1956年に創業したケーヒンは、ホンダ系列企業として自動車やバイクの製品の開発、生産を行っています。現在では、ハイブリット車や燃料電池自動車のモーター、バッテリーなどの電子制御システム、インジェクターなどの燃料供給システム、車内の空調システムなどの事業を展開しています。

そんなケーヒンは、残業などは部署によりますが全体的に福利厚生などが整っており、休暇の取得もしやすいため、ワークライフバランスの調整もしやすいようです。

社内は車やバイクが好きな人が多く、設計や開発に携われることにやりがいを感じている社員も多いです。また仕事は基本的にチームで動くことが多いため、周囲と協力し合い進めることができる人材が好まれるといえます。しかし「量産向け製品の納品を優先する傾向があり、新商品開発に力を入れて取り組もうという人が少ないと感じる」などといった声もあり、企業の課題といえるでしょう。工夫して新しいものを創り出すという意欲のある人が求められるでしょう。

ケーヒンは、快適で環境負荷の少ないものに進化していくなか、独自の技術で顧客に喜んでもらえる製品を生み出し続けることを目指しています。採用面接ではこうした社風にマッチする人材であるかが見極められるでしょう。

選考は何次まで?

ケーヒンの選考プロセスは、書類選考、筆記試験(SPI、英語の試験、分野選択の筆記試験だったなどの口コミがあります)、面接(基本1回)という流れ。面接では、人事部と配属先の部長クラス(1〜2名)が担当するようです。内定までの所要期間は概ね1ヵ月程度。比較的面接官の印象も良く、和やかな雰囲気だったという声が多くみられました。

ケーヒンでは、「HEV/EV開発」「制御/ソフトウェア開発」「ハードウェア開発」「機構開発」「生産技術」「購買」「品質」「営業」「製造」「管理」で募集を行っており、それぞれで細かい職種に分かれています。コーポレートサイトの中途採用情報のページに募集職種、募集要項の詳細などが記載されていますので、事前によく確認しておきましょう。

面接内容の傾向は?

ケーヒンの面接では、オーソドックスな質問がほとんどのようです。ただし「志望動機は?」や「あなたが感じたケーヒンのイメージは?」などといった質問では、かなり掘り下げて本音を聞き出そうという雰囲気があるようです。好感のもてる回答を意識するというよりは、自身が率直に感じたことを自分の言葉でしっかり伝えることが大切です。その上でなぜ志望したのかを、根拠付けて答えられると良いでしょう。

また部署や職種によってはシステム知識や人間性だけではなく、海外展開を視野に入れた英語力について質問をされたという口コミもあります。応募部署の詳細を熟読し、自身の語学スキルがマッチするか事前に確認しましょう。そして海外の仕事経験がある方や、語学スキルがある方は、自身のアピールポイントをしっかりまとめ紹介できるように準備しておきましょう。

ケーヒンの面接攻略法(面接対策)

ケーヒンの「中間計画および2030年ビジョン」を理解した上で自己分析をする

ケーヒンの面接を受ける上では、中間計画および2030年ビジョンを理解しておくことが不可欠です。主だった内容は以下のようなものがあります。

Midterm Global Policy and 2030 Vision

クルマやバイクが電動化や自動運転などの大きな変革期にあるなか、2030年ビジョンとして「新環境車ソリューションのグローバルブランドへ」と定めました。
そして第13次中期は、第12次中期での課題と2030年ビジョンの実現のため、グローバル方針を「成長する強い会社・誇れる良い会社の実現」と定めました。

第13次中期をイメージした この「ケーヒンの木」は、第13次中期の3つの施策により 太く大きな幹となり、大きな根を生やし成長していくという 想いをこめています。

「2030年ビジョン」
新環境車ソリューションのグローバルブランドへ
❝売り上げ2倍❞
(2016年度比)


株式会社ケーヒン 公式サイトより

中間計画および2030年ビジョンは、今後活躍する人材を採用する人事戦略にも影響します。しっかり理解した上で自己分析に落とし込み、面接でこの戦略に合致する人材であることをアピールしましょう。

ケーヒンは、さらにグローバルで発展していくことを目指していますが、自動車製品の業界では、グローバル市場での競争が激しくなってきています。この競争を勝ち進むには、「挑戦する力」「考える力」「伝える力」が重要となります。これまでの経験の中で、新たなことに積極的にチャレンジしたこと、自分で考え行動したこと、誰に対してもスムーズに意思疎通ができることをエピソードなどを交えながら伝えられるかがポイントとなります。

ケーヒンの面接では、「車やバイクは好きですか」といった質問がされることもあります。「好き」という情熱は地道に仕事に向き合い目標を達成するためにも活かされます。また近年車づくりの知見がこれまで以上に求められるようになり、電子制御ユニット等の開発もより高度化しています。こういった面もよりロジカルに考え開発していける人材が求められるでしょう。面接の場では、車への情熱とこれからどういった技術や見解が必要とされるか、自身の意見もしっかり伝えられるように準備が必要です。

グローバル市場に対し積極的に挑戦する力を持ち、車への情熱、論理的思考で新しい時代に必要な技術を生み出せる人材であるとアピールしましょう。

「なぜケーヒンに転職したいのか」の明確化には他社研究が必要

ケーヒンの面接でよく聞かれる質問のひとつに、「なぜケーヒンか」というものがあります。面接官がこの質問を通して知りたいのは「この人は何をやりたいのか」「それが当社で可能なのか」「この人の経歴が当社でどう活かされるのか」といった視点ももちろんですが、「本当に当社のことを理解しているか」といった側面も合わせて見ています。

業界理解や職種理解の枠を超えて、ケーヒンという企業についてしっかりと理解する。そのためには、競合となりやすい企業の他社研究も忘れないようにしましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことがおすすめです。

  • 株式会社デンソー
  • TPR株式会社
  • 愛三工業株式会社
  • 株式会社リケン
  • 株式会社ミクニ

ケーヒンの採用面接で実際に聞かれた質問内容

このようにケーヒンの採用面接を受ける前には、中間計画および2030年ビジョンに基づいた自己分析や他社研究を踏まえた志望動機の整理が大切です。そして面接の場では、「快適で環境負荷の少ないものに進化していくなか、独自の技術で顧客に喜んでもらえる製品を生み出し続けることを目指す」という社風を意識して、「グローバル市場に対し積極的に挑戦する力を持ち、車への情熱、論理的思考で新しい時代に必要な技術を生み出せる人材」と印象づけられるよう、様々なエピソードを準備してくと良いでしょう。

面接経験者が実際に聞かれた質問内容をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。

20代後半男性/海外営業【結果:入社】

質問

当社のことを以前から知っていましたか?

回答

あえて"知らなかった"と答えました。しかし、事業内容を知れば知るほど…(口コミの続きとアドバイスを見る

20代後半男性/プラント施工管理【結果:一次面接で不採用】

質問

転職した理由

回答

元の会社のいいところと悪いところを受けた会社と比較して答えた…(口コミの続きとアドバイスを見る

30代前半男性/空調設備設計【結果:一次面接で不採用】

質問

志望動機を説明したが「それは本音ではない」と指摘

回答

最初に説明した志望動機を踏襲しつつ、本音を正直に生々しく説明…(口コミの続きとアドバイスを見る

30代前半男性/商品管理【結果:入社】

質問

どろくさいことが多いですが、大丈夫ですか

回答

ずっとどろくさい中でやってまいりましたので、まったく問題ござい…(口コミの続きとアドバイスを見る

ケーヒンの採用面接に向けて

ケーヒンの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。

  • 「快適で環境負荷の少ないものに進化していくなか、独自の技術で顧客に喜んでもらえる製品を生み出し続けることを目指す」という社風を理解して、これに合致した人材であるとアピールする。

  • ケーヒンの中間計画および2030年ビジョンを理解して、これに沿った自己分析をして自己PRに繋げる。

  • 競合他社についても研究し、「なぜケーヒンか」に対する答えを明確にしておく。

これらについてしっかりと準備して、面接当日は自分の言葉でアピールするように心がけましょう。

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「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。

この記事の執筆者

大学を卒業後、ビル衛生管理業務会社に入社。人事部で新卒採用を担当。選考会から内定者フォロー業務に従事。

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