【面接対策】日本ハウズイングの中途採用面接では何を聞かれるのか

【面接対策】日本ハウズイングの中途採用面接では何を聞かれるのか

独立系不動産管理会社の最大手として知られる日本ハウズイングへの転職。中途採用面接は新卒の場合と違い、これまでの仕事への取り組み方や成果を具体的に問われるほか、キャリアシートだけでは見えてこない「人間性」も評価されます。即戦力として、一緒に仕事をする仲間として、多角的に評価されるので、事前にしっかり対策しておきましょう。


日本ハウズイングの採用面接前に知っておきたいこと

社風への理解

1966年にビル清掃管理業務会社としてスタートした日本ハウズイング。不動産の親会社を持たない独立系でありながら、現在ではマンション9000棟以上、総部屋数にいたっては40万戸以上を管理する業界大手となっています。

管理員や清掃員も自社において賄うなど、徹底した「現場第一主義」を取っていますが、そういった経営体制に対する不満の声は少なくありません。「取り扱う物件が多過ぎ、個人の負担が大きい」「休日・夜間でも携帯電話が鳴る」など、不動産業界の忙しさを絵に描いたような面も持ち合わせているようです。中には「年功序列社会」「体育会系」「支店長次第で支店の方針も変わる」など、社内制度の古さを指摘した意見も聞かれます。

一方、「大規模な仕事を受注した際の達成感」「顧客からの直接的な感謝」「任される仕事が多いからこそ成長できる」など、現場主義だからこそのやりがいを感じる声もあり、あわせて「研修や資格取得制度の充実」や「裁量次第で休日の自己管理ができる」という面を評価する口コミもあります。

良い意味で目に入るのは、「社長の人柄の良さ」です。穏やかな雰囲気で、支店にも頻繁に顔を出し社員に意見を聞くなど、前向きな姿勢を持つ人物であるようです。それは福利厚生面の充実さにも表れており、住環境に携わる業務に就く人間だからこそ、「プライベートを大切にして欲しい」との思いがうかがえるともいえるでしょう。「何よりも、あなたのこと、暮らしのこと」という企業理念が、ここにも表現されているといえます。

管理という仕事は、劣化するものをこの先もいかに大切にしていけるかがポイントです。「現場の意見を常に取り入れ、即座に実行していける対応力」、「古いからとすぐさま諦めるのではなく、何が最適かを考えられる能力」を持ち合わせているか。採用面接ではこういった社風にあう人材であるかが見極められます。

日本ハウズイング株式会社 会社情報サイトより

選考は何次まで?

書類選考通過後、通常は2回の面接を経て内定となります。1次面接の前に筆記での性格テストを受けたとの口コミも見られます。

面接官は、1次が係長・次長クラス、最終面接で人事部長や役員が担当となりますが、これは応募時期や職種などによって変更される場合があります。

選考期間は1週間から1ヶ月ほどで、実際に面接を受けた人からは「スピーディーな選考だった」という声も聞かれます。これは、絶えず人手不足の業界であることが関係しているとも考えられます。

募集は通年おこなっており、職種は「マンション管理コンサルタント」「営繕技術コンサルタント」「一般事務」「経理」です。いずれの部署も、不動産関係の特別な資格を求めてはいませんが、エントリーシートには「推奨資格」の記入欄があるので、取得資格があるならば採用に有利に働くとはいえるでしょう。

なお、部署によっては実務経験が必要となる場合があるので、コーポレートサイトの募集要項をよく確認しましょう。同時に、職種の詳細や研修制度、社員インタビューにも目を通して、社風や仕事内容への理解を深めておきましょう。

面接内容の傾向は?

前職が不動産関連の場合は、そこでの経験や仕事で学んだことを細かく問われる傾向にありますが、未経験者の際は一般的な質問に終始し、話をしやすい穏やかな雰囲気の中進むことが多いようです。

中には、顧客と直接やりとりをする機会が多い職業ゆえに、「クレーム処理は得意か」「休日出勤、残業も多いが大丈夫か」といった質問をされたとの声も。この質問を通じて、管理業務をおこなううえで重要な項目を確認されると同時に、咄嗟な問いに対して的確な回答ができるかといった対応力、判断力、そしてコミュニケーション能力もみられるでしょう。

口コミからは、おおむね「人柄」を重視した面接傾向にあるともいえますが、最低限な企業研究、業界研究は必須となります。これらを踏まえた上で、次項からは具体的な面接対策を紹介していきます。

日本ハウズイングの面接攻略法(面接対策)

「PLAN23」を理解した上で自己分析をする

日本ハウズイングの面接を受ける上では、「PLAN23」と呼ばれる経営戦略を理解しておくことが不可欠です。「PLAN23」は、下図のような構成から成り立っています。

日本ハウズイング株式会社 IR資料室サイトより

これは2023年までを見据えた5箇年計画であり、今までの業務で培ってきた実績を土台としつつ、この先確実に到来するであろう労働人口の減少を見越したデジタルトランスフォーメーションの導入などが記されています。

国内外問わず膨大な量の物件を抱えながらサービスの維持向上を目指すには、今後ともデジタル化によるスピーディーな対応が求められていくでしょう。同社は特定デベロッパーに左右されない独立系でもあるので、そこを強みに今までにない革新的な技術・手法を確立できる可能性もあります。

また、M&Aでグループ会社との業務提携を軸にした事業強化をはかり、より多くの物件を管理することによって収益をあげていくことを掲げています。

これらから見えてくることは、「古くなるものを最適な方法で維持し続けていくにはどうするべきか」「人手不足が懸念される社会で、この先何を新しく創造し貢献していけるか」という未来を考えた人材が求められているという点です。高齢化社会により、管理の行き届いた集合住宅(マンションなど)の需要はこれからも拡大していきます。それらを視野に入れた上で、同社のビジョンにある「今あるものを、長く、大切に使う。」をしっかりと理解して自己分析に落とし込み、面接でこの「PLAN23」に合致する人材であることをアピールしましょう。

「なぜ日本ハウズイングに転職したいのか」の明確化には他社研究を

日本ハウズイングの面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜ日本ハウズイングか」というものがあります。面接官がこの質問を通して知りたいのは、「この人物は何をやりたいのか」「それが当社で可能なのか」「この人の経歴が当社でどう活かされるか」といった視点ももちろんですが、「本当に当社のことを理解しているか」という側面もあわせて見ています。

業界理解や職種理解の枠を超えて、日本ハウズイングという企業についてしっかりと理解する。そのためには競合となりやすい企業の他社研究も忘れないようにしましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことがおすすめです。

  • 株式会社大京アステージ
  • 大和ライフネクスト株式会社
  • 株式会社東急コミュニティー
  • 三井不動産レジデンシャルサービス株式会社

日本ハウズイングの採用面接で実際に聞かれた質問内容

このように、日本ハウズイングの採用面接を受ける前には、経営戦略に基づいた自己分析や他社研究を踏まえた志望動機の整理が大切です。そして面接の場では、「現場の意見を聞き、即座に対応・実行に移せる力がある」「未来を見据えた創造力を持ち合わせている」人材であると印象付けられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくと良いでしょう。

面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。

20代前半/男性 不動産管理【結果:3次面接を辞退】

質問

あなたがこの会社にもたらす効果は?

回答

不動産の管理を主にされてる会社でありますので、その中で、今までの…(口コミの続きとアドバイスを見る

20代後半/男性 企画営業【結果:入社】

質問

あなたにとってクレームとは?

回答

自分自身成長できるモノだと思います。なんとか問題解決にあたり…(口コミの続きとアドバイスを見る

20代後半/女性 営業事務【結果:1次面接で不採用】

質問

キャリアプランを教えてください

回答

事務職としてサポートする立場なので、与えられた仕事を完璧にこなし…(口コミの続きとアドバイスを見る

30代前半/女性 人事【結果:1次面接で不採用】

質問

離職期間は何をされていたんですか?

回答

「ゆっくりしていました。」と答えてしまい…(口コミの続きとアドバイスを見る

日本ハウズイングの採用面接に向けて

日本ハウズイングの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。

  • 「現場の意見を敏感に察知・理解し、対応していく能力がある」「古きを大切にしながらも、未来を見据えた創造力を持ち合わせている」という社風を理解して、これに合致した人材であることをアピールする。

  • 日本ハウズイングの経営戦略を理解して、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。

  • 競合他社についても研究し、「なぜ日本ハウズイングか」に対する答えを明確にしておく。
これらについてしっかりと準備して、面接当日は自分の言葉でアピールするよう心がけましょう。

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