【面接対策】DTSの中途採用面接では何を聞かれるのか

【面接対策】DTSの中途採用面接では何を聞かれるのか

独立系SIerとして、金融や通信業界へ向けたサービスを運営するDTSへの転職。中途採用面接は新卒の場合と違い、仕事への取り組み方やこれまでの成果を具体的に問われるほか、「人柄」も評価されます。即戦力として、一緒に仕事をする仲間として評価されるので、事前にしっかり対策して転職を成功させましょう。


DTSの採用面接前に知っておくべきこと

社風への理解

独立系のシステムインテグレーターとして1972年に設立されたDTSは、主に金融や通信関連業へ向けたトータルソリューションサービスを提供しています。50年近くに渡って培われた開発実績や経験で、現在も数多くの顧客を抱える企業です。

社員の口コミによると、「典型的な日本の会社」「トップダウンの社風」という声が見受けられます。業績を伸ばしていくも、「配置転換がおこなわれないことで知識と実務が伴わない社員が存在する」「評価制度が定まっていない」など、年功序列型の風土といえそうです。会社自体は社員に帰属意識を持つように促すも、顧客先に常駐する業務が多いため、全体としてまとまりがないといった意見もあります。

一方では、さまざまな企業のプロジェクトへ携わることでやりがいを得られるという声や、各案件を長期に渡り請け負うので、組織として確立されていることを利点としてあげている口コミもあります。「自分が組んだプログラムで顧客に感謝された」「大きな事業への参加により社会貢献している実感を受ける」など、個々の持つ技術によって達成感を得たい人には適した職場だといえそうです。さらに、資格取得制度や研修、また福利厚生の充実に関しては好意的な意見が多く見受けられます。

企業理念には「技術をもって」という文言があります。「自身の技術を発揮したい」、あるいは「社会貢献に役立てていきたい」との思いを持つ人材を求めている同社。面接においては、このような企業風土にマッチしているかを見定められるといえるでしょう。

株式会社DTS 企業情報サイトより

選考は何次まで?

DTSの選考プロセスは、コーポレートサイトのキャリア採用情報によると、書類選考通過後に適性検査、そして2度の面接を経ての内定となっています。これは一般的な場合であり、選考状況により変わってくる場合もあるようです。選考期間は1週間から1ヶ月程度です。口コミによると、面接官は現場社員、リーダークラスの社員、管理部門、役員と、入社のタイミングによってさまざまです。面接官の人数はおおむね1〜2人となっています。

現在の募集職種は、「エンジニア系」「コンサルタント系」「営業職」となっており、それぞれの職種により資格、仕事内容、待遇が変わってくるので、募集要項の確認が必要です。採用サイトには事業領域や社員インタビュー、人事制度などの詳細が掲載されているので、それらに目を通し雰囲気を掴んでおきましょう。

次項では実際の面接内容について紹介していきます。

面接内容の傾向は?

志望動機、職務経歴、退職理由など、一般的な質問をされる傾向にあるようです。高圧的な雰囲気はなく、和やかに進むという意見が多い中で、「理詰めで攻めてくる面接官がいた」との声も散見されます。しかし、こうした質問が納得のいく入社後の配属やキャリアへと結びつき、「後々考えると真摯で丁寧な対応だった」との意見も。

オーソドックスな内容とはいえ、志望動機や職歴については深く聞かれるので、自己分析や業界研究を怠らないことが重要です。「なぜこの会社を選んだのか?」「以前の職場ではどういった業務をして、どのような成果をあげたのか」といった観点でしっかり整理しましょう。入社後に自分は何ができるのか、どのようなビジョンを持っているか、などもしっかりと伝えられるよう、準備した上で面接に臨むことをおすすめします。

DTSの面接攻略法(面接対策)

DTSの「Next Value Creator」を理解した上で自己分析をする

同社の面接を受ける際に重要となるのは、中期経営計画である「Next Value Creator」をしっかりと把握することです。下図を参考に、どのような方針であるかを読み解いていくとともに、自己分析に落とし込んでいきましょう。

株式会社DTS 株主・投資家向け情報サイトより

同社はこれまでのSIer(システムインテグレーター)事業を基盤とし、2019年度に新たな中期経営計画を発表しました。これは、この先さらに進化を続け需要も高まるであろうデジタルテクノロジー社会を見据えての方針です。それを「新たなSIerへの進化」と定義し、独立系の強みを活かした「ソリューション/サービスインテグレーター」として総合的なサービスを提供するとともに、自社の価値を向上を目指しています。

具体的には上図のように大きく分けて3項目で構成されています。これらから読み取れるのは、「既存業務の見直しとさらなる強化」「社会の変化にともなう新規事業の創出」「ESG経営の実現により長期的な成長を目指す」などです。

既存の顧客事業に関しても、いつ大きな変革が訪れないとは限りません。未来へ向けたITソリューション事業は、そういった変化にいかに正確に、そして迅速に対応していくかがポイントでしょう。同時に、それは新しい事業への大きなチャンスになるともいえます。

変化に敏感であること、新たな業務においても個々の技術を発揮できること、各々がそれまでの仕事で培った実績・経験で対応する能力を持っていること、それらを社会貢献に役立てていけるビジョンを持つこと。「Next Value Creator」は、明日の社会に新たな価値を提供するという意味です。こうしたDTSの経営戦略を理解し、自己アピールができるよう、面接前にしっかりと対策をしていきましょう。

「なぜDTSに転職したいのか」を語るための他社研究も忘れずに

同社の面接においては、「なぜDTSを選んだのか」との質問をされると『面接内容の傾向は?』の項で述べました。その質問により面接官が何を聞き出したいか、それは「入社後のビジョンを持っているか」「これまでの経歴が当社にとってどのような利益をもたらすか」という回答を求めている面もありますが、「当社について本当に理解しているのか」を見極められているといえます。

業界および職種理解の枠のみにとらわれることなく、DTSという企業の理念、社風、経営戦略をもしっかりと把握する。その上で、比較対象になりやすい他企業を知り、研究していかなければいけません。一例として以下の企業をピックアップしますので、研究の参考にするとよいでしょう。

  • 株式会社NSD
  • 株式会社電通国際情報サービス
  • 株式会社オービック

DTSの採用面接で実際に聞かれた質問内容

このように、DTSの採用面接を受ける前には、中期経営計画に基づいた自己分析や他社研究を踏まえた志望動機の整理が重要です。そして面接の場では、「技術によって人の喜びや社会貢献に役立てる人間となる」という社風を意識し、「未来を見据えた創造力、対応力、そして技術を持ち合わせている」と印象づけられるよう、数多くのエピソードを準備しておくとよいでしょう。

面接を受けた方が実際に聞かれた質問をご紹介していきます。代表的なものからユニークなものまで様々ですが、これらを把握した上で、こう問われた場合はどう答えるのが最適か?など、シミュレーションしてみてください。

30代後半・男性/オペレーター【結果:面接中止】

質問

新しい技術が開発されたら、どれぐらいの期間で習得できるか

回答

新技術の難易度にもよりますが、新しい技術には興味が…(口コミの続きとアドバイスを見る

20代後半・男性/法人営業【結果:内定を辞退】

質問

当社に入社して何をしたいか?

回答

独立系SIerの立場を生かして、メーカー、ベンダーこだわらずに…(口コミの続きとアドバイスを見る

20代前半・男性/研究開発【結果:入社】

質問

困ったことや失敗点

回答

学生時代の経験を話し、困ったことや失敗したことなどを…(口コミの続きとアドバイスを見る

20代前半・女性/システムエンジニア【結果:内定を辞退】

質問

何でこの時期になってここを受けたのか

回答

いろいろな会社を見ていくうちに、ユーザー系、メーカー系ではなく…(口コミの続きとアドバイスを見る

DTSの採用面接に向けて

DTSの採用面接を受けるにあたり、押さえておきたいポイントをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下となります。

  • 「自身の持てる技術を尽くし、顧客の信頼とともに自社の発展にも繋げる」「社会、環境に対して仕事を通し貢献していける」という社風を意識して、これにマッチした人材ということをアピールする。

  • DTSの中期経営計画を理解して、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。

  • 競合他社についても研究し、「なぜDTSか」に対する答えを明確にしておく。
以上3項目についてしっかりと準備して、面接当日は自分の言葉でアピールするよう心がけましょう。

事業部長クラスや本社部門など非公開のセグゼクティブ・ハイレイヤー求人、外資系や年収800万円以上のエンジニア・営業のハイクラス求人への転職を確実に成功させたい方はグローバルウェイ・エージェントがお手伝いします。費用は一切かかりません。よろしければぜひご相談ください。

グローバルウェイ エージェントに直接登録されたい方はこちらのフォームをご利用ください。

「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。

この記事の執筆者

wiget_w300
wiget_w300
wiget_w300