ミサワホームの採用面接前に知っておくべきこと
■社風への理解
創業50周年を迎えたミサワホーム。業界内でも高い技術力・デザイン力が評価されています。なかでも南極の建物づくりをはじめ、過酷な条件下での住まいの限界にチャレンジすることで、自然災害にも強い家の建設を実現しています。また28年連続のグッドデザイン賞を受賞するなど住宅業界トップの実績を築いています。
そんなミサワホームは、良い人が多く、和気あいあいとした雰囲気といった声が見受けられます。また「顧客の状況を聞きながら、要望に沿った対応をしていくため責任とやりがいが大きく、社会貢献度も高いと感じる」といった声もあり、大きなやりがいをもって仕事に取り組む社員も多いようです。
しかし、営業においては、見積もり、契約、発注、現場管理、集金、その後のフォロー等々一貫して行うことがほとんどで、業務量が多く忙しいといった声が多々見られます。そのため「営業の負担が大きい」「残業が多く、休暇も取りづらい。土日出勤もある」「ワークライフバランスの調整は難しい」などといった声が見受けられます。住宅に関する情熱や顧客の願いを叶えたいという純真な思いでがむしゃらに頑張れる人が好まれるといえます。
ミサワホームは、これまでに培った技術力・デザイン力を活かし、次の50年に向け新たな「業界初」「日本初」「世界初」に挑むことを目指しています。採用面接ではこうした社風にマッチするかが見極められるでしょう。
■選考は何次まで?
ミサワホームの選考プロセスは、書類選考、面接(2〜3回)です。面接の雰囲気は穏やかで面接官も丁寧に聞いてくれるタイプといった声が多く見られます。内定までの所要期間は、数週間から1ヵ月程度ですが、部署によってはコーポレートサイトに1〜2ヵ月程度という記載も。採用担当者とコミュニケーションをしっかり取り、急いでいる場合は転職希望時期を事前に伝えるなど工夫しましょう。
ミサワホームは「住宅営業」「リフォーム営業」「技術職」といった職種があります。コーポレートサイトにそれぞれの職種の詳細な業務内容も紹介されてます。また勤務エリアや各グループ会社の求人情報も採用ページに記載されているので、事前によく確認しましょう。
■面接内容の傾向は?
ミサワホームの面接は、威圧的な雰囲気はなく終始穏やかで、オーソドックスな質問が多いようです。なかでも営業においては「住宅営業はつらいけれどやっていけるか」「残業が多いが大丈夫か」などといった質問が多く、入社後つらい環境の中であっても頑張れるか確認されるようです。プライベートの充実よりも、「顧客のために」と強い意志を持ち取り組める人材であることをアピールできると良いでしょう。
また住宅、建築のどのようなところが好きかといった質問もあるようです。ミサワホームと他社の特長をしっかり捉え、ミサワホームの強み、自身が共感できる部分、今後期待できることなどをよくまとめ面接の場で伝えることも大切です。
その他、「人柄をみられている」と感じた面接経験者も。住宅事業は顧客と密接に関わるため、そこを念頭に自身のアピールポイントもしっかりまとめて臨みましょう。
ミサワホームの面接攻略法(面接対策)
■ミサワホームの「新中期経営計画の基本方針」を理解した上で自己分析をする
ミサワホームの面接を受ける上では、「新中期経営計画」を理解しておくことが不可欠です。主だった内容は以下のようなものがあります。
ミサワホームの「新中期経営計画」は、今後活躍する人材を採用する人事戦略にも影響します。しっかりと理解した上で自己分析に落とし込み、面接でこの戦略に合致する人材であることをアピールしましょう。
少子高齢化の影響で住宅の着工戸数が減少傾向にあります。そこでミサワホームは「住宅×介護」「住宅×保育」「住宅×商業」「住宅×まちづくり」などといった新しい観点での可能性も視野に展開しています。これまでの技術やデザインを活かし、新しい変化に挑戦していける人材が求められるでしょう。前職の経験などから、伸びしろが少ないと言われる事業であっても知恵を出し多角的な視点で新しいことを切り開いてきたことなどがあればエピソードを通じて紹介できると良いでしょう。
また「家」は新築、リフォームどちらにおいても、顧客にとって一生に一度の非常に大切なモノとなります。契約後や建設後も一貫して担当する営業担当は、細かいスケジュール管理や豊富な知識によって顧客の信頼を得ることも重要なポイントとなるでしょう。設計士など他のスタッフとの綿密なやりとりができるコミュニケーション能力や専門性を磨くため積極的に資格取得に臨むなどの向上心があることをしっかりアピールしましょう。
多角的な観点から新しい発想を築き、顧客の信頼獲得のために細かい心配りや積極的に挑戦する姿勢などを伝えられると良いでしょう。
■「なぜミサワホームに転職するのか」の明確化には他社研究も忘れずに
ミサワホームの面接でよく聞かれる質問のひとつに、「なぜミサワホームか」というものがあります。面接官がこの質問を通して知りたいのは「この人は何をやりたいのか」「それが当社で可能なのか」「この人の経歴が当社でどう活かされるのか」といった視点ももちろんですが、「本当に当社のことを理解しているか」といった側面もあわせて見ています。
業界理解や職種理解の枠を超えて、ミサワホームという企業についてしっかりと理解する。そのためには、競合となりやすい企業の他社研究も忘れないようにしましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことがおすすめです。
- 積水ハウス株式会社
- 大和ハウス工業株式会社
- 住友林業株式会社
- パナソニックホームズ株式会社
ミサワホームの採用面接で実際に聞かれた質問内容
このようにミサワホームの採用面接を受ける前には、「新中期経営計画」に基づいた自己分析や他社研究を踏まえた志望動機の整理が大切です。そして面接の場では、「これまでに培った技術力・デザイン力を活かし、次の50年に向けた『業界初』『日本初』『世界初』に挑む」という社風を意識して、「多角的な観点から新しい発想を築き、顧客の信頼獲得のために細かい心配りや積極的に挑戦ができる人材」と印象づけられるよう、様々なエピソードを準備しておくと良いでしょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問内容をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
30代前半男性/建築設計【結果:内定を辞退】
20代後半女性/アートディレクター【結果:面接中止】
20代前半男性/商品企画【結果:二次面接で不採用】
30代後半男性/代理店営業【結果:入社】
ミサワホームの採用面接に向けて
ミサワホームの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- 「これまでに培った技術力・デザイン力を活かし、次の50年に向け新たな『業界初』『日本初』『世界初』に挑む」という社風を理解して、これに合致した人材であるとアピールする。
- 「新中期経営計画」を理解して、これに沿った自己分析をして自己PRに繋げる。
- 競合他社についても研究し、「なぜミサワホームか」に対する答えを明確にしておく。
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大学を卒業後、ビル衛生管理業務会社に入社。人事部で新卒採用を担当。選考会から内定者フォロー業務に従事。