【面接対策】GMOソリューションパートナーの中途採用面接では何を聞かれるのか

GMOソリューションパートナーは、WEBサイトの集客や運営支援事業を主力とする、GMOインターネットのグループ会社です。東京・大阪に加え、沖縄オフィスでも採用活動が活発におこなわれています。WEBプランニングや制作、広告運用といった職種は沖縄での採用がメインで、都市部では営業の採用をメインにおこなっています。

同社では、成果がすぐに評価に結びつく実力主義が浸透しているようです。実際に働く人も「目標を達成すれば昇進のチャンスがある」「自分のスキルが評価されやすい」といった点が魅力だと感じている様子。また、「周りの社員の意識が高く、良い影響を受けることができる」という口コミからは、同じように「成果を挙げたい」と考え前向きに業務に取り組んでいる人が集まっている様子がうかがえます。「個人の売り上げに対し毎年賞与がプラスされる」との口コミから、成果さえ挙げられれば給与面にも表れることがわかります。

一方、数字が挙げられず自ら辞めていく人が多いのも事実のようです。「10人ほど入社したが1年後に残ったのは1人だった」という口コミから、実際に成果を挙げ続けることは簡単ではないこともわかります。

プレッシャーに負けずに成果を出すことで、お客様とともに成長していく。 こうした社風にフィットする人材かどうか、採用面接では見極められます。

書類選考後に会社説明会があり、その後面接が数回おこなわれます。途中、筆記試験やグループディスカッションが行われることも。口コミによると、筆記試験の内容はSPIの簡易版のようなもの、とのことです。さらに小論文が出ることもあり、「企業理念をその場で渡され、共感できる点と共感できない点について論じた」という体験談が寄せられています。

このような筆記課題をこなしている最中に数名ずつ呼ばれ、面接がおこなわれます。実際に受験した多くは「時間が足りない」と感じており、マルチタスクをてきぱきとこなす能力が必要だと考えられます。 また、「グループディスカッションの様子を社長が見ていた」との口コミもありますので、いつどこで誰が見ていてもいいように堂々と挑みたいところです。

選考期間は2週間から1カ月程度。  「社風への理解」でもお伝えしたように、離職率が高い印象がぬぐえない同社。将来的に社内に残ることを目指すのか、目標に向かっての中継地とするのか、長期キャリアパスを描いたうえで応募したいところです。

GMOグループの面接では「スピリットベンチャー宣言」についてとわれます。これは、グループ内では「憲法」とも言われている社訓のようなものです。GMOグループのHPに掲載されているので、事前にしっかり読みこんでおいてください。志望動機や自己PRを考える際には、このスピリットベンチャー宣言に書かれているキーワードを盛り込むようにしましょう。

営業職であれ技術職であれ、「1番になりたいという気持ちをアピールしたのがよかったと思う」という口コミが複数見られるのが印象的です。スピリットベンチャー宣言にも「インターネット産業で1番になろう」が第一項目として掲げられていることから、「1番になる」ことは特に重要視されているキーワードであると考えられます。

また、「前職と比べて厳しいですが大丈夫ですか」「怒鳴り声が飛び交っても大丈夫ですか」など、ストレス耐性を問う質問は必ずといっていいほどされるようです。自身の経験からストレス耐性をアピールできるエピソードを複数用意しておき、面接時にはひるんだ様子を見せないよう心がけましょう。

同社の面接を受ける上では、企業理念を理解しておくことが不可欠です。採用ページのメッセージなども踏まえ、重要な点をまとめると以下のようになります。

同社の企業理念を読み込むことで、どのような人材を求めているか理解することができます。自己分析の際はこの企業理念に合致する部分を見つけ、会社の方向性に対してどのように貢献できるのかを伝えられるようにしましょう。

企業理念には、(1)お客様とともに成長すること (2)チャレンジ精神を持つこと (3)人を大切にすること　とあります。

(1)については、お客様の声を基にして改善を提案した経験や、顧客のニーズに沿って商品をカスタマイズし提案した経験などがアピール材料となるでしょう。

(2)は、特に異業種からの転職者は意識したいところです。採用担当者によると約6割が異業種からの転職。「体験したことのない成長」というキーワードを交えながら熱意をアピールしてみましょう。

(3)については、まず笑顔で元気に話すという基本を忘れないことが重要です。そしてリーダーとして、またチームを支える一員として、何かを成し遂げた経験を自己PRに落とし込んでおくとよいでしょう。HPにある「一人はみんなのために、みんなは一人のために」を意識し、会社の求める人材であることを印象付けられるように心がけましょう。

同社の面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜ当社に応募したのか」というものがあります。面接でこの質問が重視される理由は、まず応募者がどのような仕事をしたいと思っているのか、それが当社で実現可能なのか、そして応募者が即戦力となり得る人材かを見極める必要があるからです。さらに、面接官にとっては「応募者が当社のことをしっかり理解しているかどうか」を評価する軸となるのです。

「IT業界」「営業」といった業界や職種への理解をアピールするにとどまらず、応募企業に貢献したいという意欲を伝える。そのためには同業他社についても研究し、その企業ならではの特長を掴んでおくことが重要です。

特に、グループ会社であるGMOインターネットでも同じ商材を扱っている点には注意が必要です。GMOインターネットではドメイン事業が売り上げの57%を占めており、広告事業は25％にとどまります。それに対して、同社は中小企業をターゲットにした広告事業、サイト開設サービスを収益の柱にしているという特徴があります。その他、次のような企業についても調べてみましょう。

• GMOアドパートナーズ株式会社
• 株式会社アドウェイズ
• 株式会社サイバーエージェント

このように同社の面接準備には、経営理念に沿った自己分析と、グループ会社も含めた同業他社の研究が欠かせません。面接当日は「プレッシャーに負けずに成果を出すことで、お客様とともに成長していく」という社風を意識して、確固たる目標と折れない心をアピールするよう心がけ、経営理念にある3点を満たす人物像であることが面接官に伝わるよう、具体的なエピソードをいくつか用意しておくとよいでしょう。

検索エンジンのアルゴリズムは毎年変化しています。最新の書籍をチェックしてみるほか、HPやブログがあれば実際にSEO対策をしてどのように変化するか、実験してみても役に立つでしょう。ビッグワードでは個人レベルの対策で変化を感じることは難しいため、できる限りスモールワードで試してみましょう。

面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかり考えながら面接対策をしておきましょう。

同社の採用面接を受けるにあたって、重要なポイントをお伝えしてきました。コロナショックにより、ITを使った集客サービス支援のニーズは今後増加することが予想されます。ITに知識のない顧客にも集客の必要性などをしっかりと説明し、サポートしたいという強い意志を伝えてください。 面接前には、以下の3点をしっかりと準備しておきましょう。

• 「プレッシャーに負けず、成果を出すことで、お客様と共に成長していく」という社風を意識し、経営理念である「お客様とともに成長すること」「チャレンジ精神を持つこと」「人を大切にすること」に沿った自己分析を心がける。


• GMOグループの憲法ともいえる「スピリットベンチャー宣言」を読み込んでおく。


• グループ企業を含めた同業他社についても調べ、同社を選んだ理由を明確にしておく。