GMO-PGの採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
GMOペイメントゲートウェイ(以下、GMO-PG)は、国内外に向けたキャッシュレス決済や決済代行サービスを提供しており、公共料金のクレジットカード決済やECサイトの後払い決済といった場面で活用されています。同社は導入先の規模に応じて収益モデルを構築しており、小規模な企業では決済処理金額に応じた課金、大〜中規模な企業に対してはそれに加えて決済処理件数に応じた課金や月額固定費用、また導入した際の初期費用によって収益を上げています。さらに、決済代行システムのみでなく、購買データを利用したマーケティング支援事業も手掛けるなど業容を拡大しています。
そんな同社の口コミからは、「ベンチャースピリットを持つ人が多い」「年齢や性別に関わらず任せられる環境にある」と言った口コミが多く見られ、フラットで自由闊達な社風がうかがえます。同社のキャリア採用特設ページによると、27歳で連結子会社社長への抜擢人事の実績や30代での専務取締役への登用実績があり、女性管理職も多数在籍しているようです。面接では、こういった社風にフィットする人材かどうかが見極められます。
■選考は何次まで?
同社の採用情報は、キャリア採用特設ページに詳細が記載されています。2020年4月現在では、事業企画や法人営業など幅広く募集がおこなわれています。各職種の詳細からエントリーが可能で、書類選考を通過した後に一次面接、適性検査、二次面接、最終面接を経て内定に至ります。口コミによると、一次面接は現場担当者や採用担当者とおこない、その後は配属予定部署の責任者や管掌役員と面接をおこなうようです。
また、適性検査は一次面接終了後の同日におこなう場合も多いようです。当日は集中力を切らさないように準備して臨むとよいでしょう。
■面接内容の傾向は?
同社の面接では、スキル・経験や希望するキャリアパスといった、キャリアに関する質問が中心のようです。フラットで自由闊達な社風だからこそ「何を実現したいのか?」「それは同社の方向性と合致しているのか?」といった中・長期的に活躍できる人材かどうかを見極めていると言えるでしょう。口コミによると、面接は和やかな雰囲気で進み、奇をてらうような質問を受けることもないようです。志望動機の構築やキャリアの棚卸しをして面接に臨みましょう。
また、これまでの経験やスキルを棚卸しするとともに、今後3〜5年の中長期で「どのようなスキルを身に付けたいのか」「同社でどのように実現したいと考えているか」といったキャリアビジョンについても整理して伝えられるように準備をしておきましょう。
GMO-PGの面接攻略法(面接対策)
■GMO-PGの成長戦略を理解した上で自己分析をする
GMO-PGの面接に臨む前に、成長戦略について理解しておきましょう。
同社の成長戦略では、数十億円規模のビジネスを事業化し続けることを経営要件とし、金融機関向けのプラットフォームの拡大やIoTを利用した決済事業の推進を重点施策としています。金融機関向けプラットフォームでは、金融機関でのQRコード決済システムの開発やメガバンクへの基盤システムを提供し、IoT決済では社員証で決済可能な「オフィスペイby GMO」の提供を実施します。さらに今後は券売機や精算機市場へも進出を予定しています。また、後払いサービスや売掛金の早期資金化支援サービスのFinTech領域における収益性の高いサービスの拡大によって、資本効率の向上を目指しています。
外部環境に目を向けると、キャッシュレス決済サービスは経済産業省や総務省が推進している分野であり、矢野経済研究所によると2023年度には約126兆円規模に成長することが予測されています。また、今後ICやQRコードなどの非接触型決済の普及や巣ごもり消費によるEC化率がさらに進むとの予測もあるため、同社およびキャッシュレス決済市場は今後も拡大傾向にあると考えられます。
このような外部環境やキャッシュレス決済市場の中長期的な展望も踏まえ、同社の成長戦略の理解を深めて面接に臨みましょう。
■「なぜGMO-PGに転職したいのか」の明確化には他社研究が必要
同社の面接でよく聞かれる質問の一つに「なぜGMO-PGなのか」といった志望動機を問うものがあります。面接官はこの質問を通じ、「同社への熱意」や「同社や業界への理解度」や「入社後に中長期的に活躍できるかどうか」を見極めています。
同社の事業内容や戦略について情報収集をするとともに、競合他社についても調査してより納得性の高い回答を構築しておきましょう。決済代行システムは、システムの安全性やセキュリティ対策や手数料が差別化のポイントとなります。具体的には、下記のような企業について調べておくとよいでしょう。
- SBペイメントサービス株式会社
- ベリトランス株式会社
- ソニーペイメントサービス株式会社
GMO-PGの採用面接で実際に聞かれた質問内容
GMO-PGが目指している方向性や、どういった人材を欲しがっているのかが企業研究を通じて分かってきたのではないでしょうか。同社は20〜30代の若手社員の役員への抜擢人事や女性の管理職登用実績があるように、年齢や性別に関わらず活躍できるフラットで自由闊達な社風のようです。面接では、このような社風にフィットする人材か、中・長期的に活躍できるのかといったことが判断されます。
選考に臨むにあたっては同社の社風や事業内容、また成長戦略の内容を理解して自己分析をおこないましょう。また、競合他社や市場の成長性、官公庁などのステークホルダーの動きなども含めて同社の事業について理解を深め、面接の場では自己PRを通じて「同社の今後の成長に必要な人材」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
[30代前半・女性/カウンターセールス] 【結果:一次面接で不採用】
[30代後半・男性/総務] 【結果:一次面接で不採用】
[40代前半・男性/システム部門] 【結果:一次面接で不採用】
GMO-PGの採用面接に向けて
GMO-PGの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- フラットで自由闊達な社風にフィットし、中・長期的に活躍できる人材であることをアピールする。
- 同社の成長戦略を理解し、これに沿った自己分析を行い自己PRにつなげる。
- 競合他社についても情報収集をし、「なぜ同社なのか」に対する答えを明確にしておく。
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