【面接対策】GMOアドパートナーズの中途採用面接では何を聞かれるのか

GMOインターネットグループにおいて、インターネット広告・メディア事業の中核を担うGMO AP。傘下の「GMOアドマーケティング」「GMOインサイト」「GMO NIKKO」「GMOソリューションパートナー」を束ね、メディアレップとエージェンシー機能を有するネット広告サービスを強みとしています。

GMOインターネットグループには、創業より培ってきたマインドである「スピリットベンチャー宣言」があります。口コミには「毎朝これを唱和する」とあるように、同社ではとても大事にされているものです。また、経営マインドの前提として掲げられている「インターネット産業で"１番"になろう。"１番"になれないことはやらない。」は、採用面接の段階から耳にする言葉だという口コミもありました。「この文化が合わない人は長い期間働くことは難しいと思う」という声もあるため、自己分析を通じて、自らの考えや行動と合致していることを確かめる必要があるでしょう。

そんな同社は若い社員が多く、活気ある職場だといいます。誕生会やフットサル大会といった社内イベントも盛んで、「本気になって参加して楽しもうとする社員が多い」とのこと。そうした風土の土台にあるのは、「ともにつくろう」という同社のMissionだといえるでしょう。もちろん、仕事に対してもチャレンジを歓迎する風土。Valueとして掲げる「今日が、自分史上No.1。」という言葉からも、成長意欲のある人材が求められていることがわかります。

また、無料で食事ができるコミュニケーションスペースやリラクゼーションスペース、社内託児所など、充実した福利厚生に対する満足の声も多く聞かれました。

面接にあたっては、活気とチャレンジに満ちた社風のなかで、成長意欲を持って仕事に向き合える人物であることをアピールする必要がありそうです。

選考プロセスに関する公式情報はありませんが、口コミ情報によると、書類選考後に適性検査と複数回の面接がおこなわれます。担当の面接官は現場クラスに始まり、回を重ねるごとに役職が上がっていき、最終面接は役員が担当するようです。内定までの期間は数週間から1カ月程度となっています。

GMO APを含むグループ企業の採用情報は、コーポレートサイトに設けられたキャリア採用ページに掲載されています。グループ企業の採用に関しても同社で一括しておこなっています。2020年7月現在、同社単体としては社内SEを募集中です。必要とされる経験・スキル、仕事内容などについての詳細は採用ページに記載されていますので、事前に必ずチェックしてください。

志望動機、これまでのキャリア、入社後の展望といった質問が中心です。ただ事実を述べるだけでなく、論理的に話を展開させることで説得力のある回答にしましょう。面接経験者からのアドバイスには、「論理的に結論からはっきりと物事を述べられる分析力の高い人材が求められている」という投稿がありますので、参考にしてください。

逆に質問を求められるケースもみられますので、あらかじめ聞きたいことを整理しておくとよいでしょう。その際、コーポレートサイトなどですでに公開されていることを聞かないように注意してください。こちらからの質問内容には、事前にどれだけ企業研究をしてきたのかが表れるため、入社に対する熱意をはかるバロメーターとなることを意識しておきましょう。

GMO APの面接を受けるにあたり、企業理念を理解することと並んで大切なのが今後の成長戦略を知ることです。同社では、2019年12月期の通期決算説明会において今後の成長戦略を示しています。

それによると、フリーWi-Fi自動接続アプリを提供するGMOタウンWiFiとの協業に力を入れる方針です。その一環として、同社傘下のGMOアドマーケティングとGMOタウンWiFiは、フリーWi-Fi自動接続アプリ「タウンWiFi byGMO」において、行政機関による新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための情報発信を支援する取り組みを開始しました。

また、2019年12月には渋谷FUKURASにオフィスを移転し、オフィス関連への投資を実施。これにより、「社内メンバーのモチベーションアップ」「優秀な人財の獲得」「グループブランド力の向上」につなげたい考えです。

面接に際しては、新型コロナウイルスの影響を注視しつつ、同社の成長に対してどういうアプローチで貢献できるのかを考えておくとよいでしょう。それを自己PRに盛り込むことができれば、より一層面接官の印象に残る面接となるはずです。

面接では、「なぜGMO APなのか」ということがよく聞かれます。これは、「社風にフィットしているか」「経営スタイルを理解しているか」「成長戦略の遂行に見合った能力を備えているか」などを確認し、入社後のミスマッチを防ぐことが目的です。

この質問に明確に回答するためには、競合についても知っておかなければなりません。他社の経営スタイルや社風を理解することで、同社への理解をより深められるはずです。

以下に挙げた4社を参考に、自分なりにセグメントを定めた上で他社研究をおこなってみるとよいでしょう。

• 株式会社サイバー･コミュニケーションズ（CCI）
• デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社（DAC）
• 株式会社CAM（旧：シーエー・モバイル）
• 株式会社D2C

社風や成長戦略を理解することで、GMO APが目指す方向性や求める人物像が見えてきたのではないでしょうか。採用面接を受けるにあたっては、「活気とチャレンジに満ちた社風のなかで、成長意欲を持って仕事に向き合える人物」だと印象づけられるよう、具体的なエピソードを用意しておくとよいでしょう。

ここからは、面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問を参考に、自分ならどう答えるかをシミュレーションしておくことをおすすめします。

GMO APの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。

• 活気とチャレンジに満ちた社風のなかで、成長意欲を持って仕事に向き合える人物であることをアピールする。


• GMO APの今後の成長戦略を理解し、これに沿った自己分析をおこなうことで有益な自己PRにつなげる。


• 競合他社についての理解を深め、「なぜGMO APなのか」に対する答えを明確にしておく。