【面接対策】日テレ(日本テレビ)の中途採用面接では何を聞かれるのか

【面接対策】日テレ(日本テレビ)の中途採用面接では何を聞かれるのか

日本ではじめてテレビ放送免許を取得した日本テレビ放送網への転職。採用面接は新卒の場合と違い、これまでの仕事への取り組み方や成果を具体的に問われるほか、キャリアシートだけでは見えてこない「人間性」も評価されます。即戦力として、ともに働く仲間として多角的に評価されるので事前にしっかり対策をすすめ転職を成功させましょう。


日本テレビの採用面接前に知っておきたいこと

社風への理解

2012年に「日本テレビ放送網」が商号変更し、日本テレビホールディングスとなりました。同社は多くのグループ企業を有しますが、ここでは地上波放送の企画・制作などをおこなう「日本テレビ」(以下、日テレ)に的をしぼってお伝えしたいと思います。

日テレは社員同士の交流がさかんで、職種にかかわらず仲が良い社風のようです。民放キー局それぞれに、特徴ともいえる強い部門がありますが、日テレはバランスよく、どの部門にも長く愛され続ける人気番組があります。そこには、長い歴史をもち、日本ではじめてテレビ放送免許を取得した局であることへの誇りが感じられます。また、コーポレートメッセージ「日テレビジョン」として「見たい、が世界を変えていく。」との言葉を信念として掲げ、社員たちの自主性に期待しているようです。自分が見たい、知りたいと思うことを視聴者の目線と合わせて模索し、創意工夫する仲間たちが集まるからこそ、社員同士も互いに高め合えるよい関係でいられるのでしょう。

年功序列ではあるものの、現状にとどまらず常にチャレンジする姿勢と努力が報われて、順調にキャリアを積んでいける会社のようです。

選考は何次まで?

職種によって、選考の方法や期間は異なりますが、書類選考→一次選考(面接)→2次面接(筆記テスト、面接)→内定といった流れが多いようです。第2新卒の場合、新卒採用と同様に合宿選考があったという口コミも見られます。

2020年3月現在、日テレのキャリア採用では、新規事業開発、M&Aアドバイザリー、社内ICT戦略マネージャーなどが募集されています。キャリア採用の場合、さまざまな経験やスキルが求められるようです。職種ごとに望まれる要件をしっかりとチェックしておきましょう。

面接内容の傾向は?

「なぜテレビ局なのか」「なぜ報道なのか」「なぜ番組制作なのか」といったように、なぜその職種に応募したのか、その理由を深堀りされる傾向があるようです。これまでの経験やスキルをまとめ、的確な回答を準備しておきましょう。

入社後にやりたいことを細かく聞かれた、という口コミも見られます。いかに自分の意見を持ち、実践力があるかどうかを面接を通して見極められているようです。また、最先端の情報をあつかう仕事だけに、トレンドに敏感で常に現状にとどまらずチャレンジしていく姿勢も大切です。そのようなことをふまえて、自分には何ができるのか、入社したらどのように貢献できるのか、エピソードを交えて話せるようにしておくとよいでしょう。

即戦力として活躍できる人材を、同社は求めています。

日本テレビの面接攻略法(面接対策)

日本テレビホールディングスの中期経営計画2019-2022 e-VOLUTIONを理解した上で自己分析をする

日テレの面接を受ける前に、ホールディングスの「中期経営計画2019-2022 e-VOLUTION」も理解しておきましょう。

「中期経営計画2019-2022 e-VOLUTION」のテーマは「テレビを越えろ」です。これまで培ってきたコンテンツ制作力を成長の源とするとともに、インターネット領域を事業の柱として育てていくことを重要視しています。2020年3月期第3四半期決算短信によると、定額制動画配信サービス「Hulu」などによるコンテンツ販売収入、広告収入は増収となっています。さらに、M&A、アライアンスをこの3年間で積極的に推進していき、広告収入のうち非放送部分を50%以上にすることを目標としています。

近年、テレビを取り巻く環境の変化はめざましく、人々の生活も多様化しています。この3年間における新規事業、M&A推進のための投資予算は倍増し、これからの成長を担う事業の重要性が増しています。また、海外展開にも積極的で、海外でも売上拡大を狙えるコンテンツの開発に力を入れています。

日テレHDコーポレートサイトより

「なぜ日本テレビに転職したいのか」の明確化には他社研究が必要

同社の面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜ日テレか」というものがあります。面接官がこの質問を通して知りたいのは、「この人は何を経験してきたのか」「当社で何をやりたいのか」といった部分ももちろんですが、「本当に当社のことを理解しているか」というところです。

業界理解や職種理解の枠を超えて、日テレというテレビ局についてしっかり理解することが必要です。そのためには、競合となり得る他の民放キー局の研究も忘れないようにしましょう。具体的には、以下のような局について調べておくと良いでしょう。

  • 株式会社フジテレビジョン
  • 株式会社TBSテレビ
  • 株式会社テレビ朝日
  • 株式会社テレビ東京

日本テレビの採用面接で実際に聞かれた質問内容

日テレが目指している方向性や、どういった人材を欲しがっているのかが企業研究を通じて分かってきたのではないでしょうか。同社の採用面接を受ける前には、ホールディングスの「中期経営計画2019-2022 e-VOLUTION」に基づいた自己分析や、他社研究を踏まえた志望動機の整理が大切です。そして面接の場では、日本を代表する民放キーテレビ局として果たすべき使命の重みを十分に理解し、貢献できる人材であることを印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくと良いでしょう。

以下に、面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。

[20代後半・男性/制作ディレクター] 【結果:三次面接で不採用】

質問

「どのような番組を作りたいか」→番組についてプレゼン

回答

プレゼンした企画が面白くないと言われてもめげず、新しい企画を出し…(口コミの続きとアドバイスを見る

[20代前半・男性/代理店営業] 【結果:一次面接で不採用】

質問

TV業界は衰退していくが、どう対応すべきか。

回答

まだまだ、TV業界は衰退しておらず、ネットでの話題も…(口コミの続きとアドバイスを見る

[20代前半・男性/システムエンジニア] 【結果:結果待ち】

質問

好きなテレビ番組を、見たことのない人に、見たくなる

回答

自分の好きなバラエティ番組について、どうして好きなのかを答えた…(口コミの続きとアドバイスを見る

[20代後半・男性/システムコンサルタント] 【結果:二次を辞退】

質問

なぜ報道なのか

回答

報道とは無関係のキャリアを歩んできたが、今後ますますシステムインテ…(口コミの続きとアドバイスを見る

日本テレビの採用面接に向けて

日テレの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。

  • 日テレの社風を理解したうえで、現状にとどまらず常にチャレンジしていける人材であることを自分の言葉でアピールする。

  • ホールディングスの「中期経営計画2019-2022 e-VOLUTION」を理解し、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。

  • 競合他社について研究し、「なぜ当社か」に対する答えを明確にしておく。
これらについてしっかりと準備して、面接当日は自分の言葉でアピールするよう心がけましょう。

事業部長クラスや本社部門など非公開のセグゼクティブ・ハイレイヤー求人、外資系や年収800万円以上のエンジニア・営業のハイクラス求人への転職を確実に成功させたい方はグローバルウェイ・エージェントがお手伝いします(登録フォームに飛びます)。費用は一切かかりません。よろしければぜひご相談ください。

グローバルウェイ エージェントについてお知りになりたい方はこちらのサイトをご覧ください。こちらからでも登録できます。

「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。

この記事の執筆者


関連記事

【19年3月期】日本テレビHD 視聴率だけでなく利益率も民放キー局中トップ

ここ5年間、民放キー局視聴率ランキングで3冠を達成した日本テレビ放送網などを傘下に置く日本テレビホールディングス。インターネットメディアに押されて広告収入減に悩むテレビ業界ですが、キー局唯一の営業利益率10%台を保っています。財務面から分析し、特徴や今後の運営において死角がないか見ていきます。