【面接対策】セプテーニの中途採用面接では何を聞かれるのか

インターネット広告をはじめとした企業向けマーケティング支援サービスを展開するセプテーニ。近年はスマートフォン広告に注力しているなかで、成長性の高い動画広告の生産・販売体制を強化しています。あわせて、これまで培ってきたレスポンス広告のノウハウを生かしたブランド広告の展開によって、幅広い業種の企業をマーケティング面からサポートしています。

そんなセプテーニの社員は、「なにごとも楽しんでやろうとする人が多い」ようです。同社の口コミからは、チームワークを大切にする社風がうかがえます。「趣味の合う人同士集まって毎週末出かけたりする」「毎日社内で誰かの誕生日を祝う声が聞こえてくる明るい会社」といった口コミが多数見られ、社員同士の仲の良さや風通しの良さを感じ取ることができます。コーポレートサイトに記載されている同社グループの社員の平均年齢は28.9歳。こうした若さが、活気ある社風につながっている面もありそうです。

仕事は多忙な状況がうかがえる一方で、「上司が会社に残っているから帰れないということは一切ない」という口コミも。残業や休日出勤に関しては、部署や職種による違いもありそうですが、「休日も出勤している人はちらほらいるが楽しんでやっている部分も見られる」という口コミがセプテーニらしさを表しているかもしれません。

「ひとりひとりのアントレプレナーシップで世界を元気に」という同社グループのミッションにもあるように、同社ではアントレプレナーシップが求められます。また、同社の社是である“ひねらんかい”は、関西弁で「知恵を出そう、工夫しよう」を意味します。つまり、能動的に考えて行動することが必要だと言えるでしょう。面接では、こうした行動を通じ、スピード感を持って成長していく意欲を示したいところです。

コーポレートサイトに選考フローに関する記載はありませんが、口コミ等の情報によると、書類選考を経て、2〜3回程度の面接がおこなわれています。

また、選考はスピーディーに進められる傾向にあり、応募から内定までの期間はおおむね数週間、長くても1ヶ月程度のようです。なかには、「面接が終わってからの帰り道で、電話で結果を受け取った」という口コミも。面接が短期間に集中する可能性もありますので、スケジュール調整には注意が必要でしょう。

現在、セプテーニでは、アカウントプランナー（営業）・コンサルタント・クリエイティブディレクター・データサイエンティストなどの職種で中途採用をおこなっています。職種により求められる資質に多少の違いはあるものの、全般的に「論理的思考力」「問題解決力」「能動的な行動力」「高い目標達成意欲」などが求められていると言えます。したがって、面接でもこうした資質や意欲が問われることが想定されます。

また、志望動機や前職での経験といった一般的な質問も必ず出ますので、入念に準備をしておきたいところです。特に、自分の専門領域については、実務にどう生かせるのかといった点を含めて詳細に聞かれることもあるようです。面接経験者からのアドバイスとしては、「元気にハキハキと」「良くも悪くも正直に」「自分を強くアピールすることをオススメします」などのコメントがあがっています。

面接官は現場の若い社員が担当することも多く、「フランクな感じ」「基本的にどの方も丁寧な口調で、話しやすい印象」のようです。面接は応募者と採用側が互いの理解を深める場ですので、不明な点については応募者側から質問をするなどしてクリアにしておくことをおすすめします。同社ではオフィスツアーも開催していますので、会社の雰囲気を知るために参加してみるのもよいでしょう。

同社の持株会社であるセプテーニホールディングスは、2020年から2022年を対象とした中期経営方針を策定しました。そのなかで、「ドメインの拡張」をテーマに掲げ、グループの中核事業に隣接する領域に向けて、ビジネスの対象を拡張していく方針です。

具体的には、従来のネットマーケティング事業は、より幅広いデジタル領域に軸足を置き、名称を「デジタルマーケティング事業」へと変更。データ・ソリューション領域やブランド広告市場などへもビジネスを広げることで、顧客企業のデジタル・トランスフォーメーション（DX）を推進するとともに、電通グループとの協業の促進によって業界全体のDXを推進する考えです。

また、メディアコンテンツ事業は「メディアプラットフォーム事業」へと名称を変え、従来のマンガアプリから、その他の新事業を連携させたコンテンツプラットフォームへと進化させます。

さらには、テクノロジーによって産業のあり方が再定義される市場にフォーカスし、新たな事業セグメントを創出したいとしています。対象として、スポーツやシェアリングアセット（不動産、自動車）といった領域が想定されています。

このようにドメインを拡張することで、従来の運用型広告の成熟による成長鈍化という課題を突破し、企業としての成長力を維持するのが中期経営方針の狙いです。面接にあたっては、この方針をしっかりと理解し、自己分析に結びつけることが重要でしょう。

面接でよく聞かれる質問のひとつに、「なぜセプテーニを志望するのか」というものがあります。この問いに対しては、自信をもって答えられるようにしておかなければなりません。面接官は回答を通じて、「応募者のやりたい仕事」「応募者のビジョンと会社のビジョンとの整合性」「社風とのフィット感」など、実にさまざまな点を見極めます。

志望動機を明確に伝えるためには、競合となり得る企業の研究が欠かせないでしょう。ここでは、参考としてインターネット広告を手がける4社をあげますので、他社研究の参考にしてみてください。

• 株式会社サイバーエージェント
• 株式会社オプト
• デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社
• 株式会社アドウェイズ

セプテーニが目指している方向性や、求める人材像が見てきたのではないでしょうか。

同社グループは、社員の平均年齢が20代ということもあり、職場は明るく活気があるといいます。社員同士の仲も良く、仕事だけではなく、プライベートもともにすることが多いようです。こうした社風や会社のスピード感にフィットするかどうかは重要なポイントとなります。

「ひとりひとりのアントレプレナーシップで世界を元気に」という同社グループのミッションを理解したうえで、アントレプレナーシップを持って、主体的に行動できる人材と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。

面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるかシミュレーションしながら、面接対策をおこなってください。

セプテーニの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。

• 明るく活気ある社風のなか、主体性を持ちながら、チームで仕事を成し遂げられる人材であることを情熱を持って伝える。


• セプテーニホールディングスの中期経営方針を理解し、これに沿った自己分析をおこない、自己PRにつなげる。


• 競合他社についても研究し、「なぜセプテーニか」に対する答えを明確にしておく。