【面接対策】ザッパラスの中途採用面接では何を聞かれるのか

ザッパラスは女性をメインターゲットとしたコンテンツ企画・開発が多いことから、女性社員が多いことが大きな特徴です。社内の雰囲気は、ハロウィンや誕生日、浴衣デーなどのイベントがあり、社員同士は仲が良く、社内恋愛に対しても寛容との声が聞かれます。

有給や妊娠・出産に伴う休職も取得しやすく、残業や休日出勤も少ないことから、「働きやすい」「恵まれている」との口コミも。育児休職は1年半取得する社員が多く、産後も辞めずに活躍している人も多いようです。

また、同社では年齢や性別、職位など関係なく、新しい企画を提案し、実行できる土壌が整っており、やりがいを感じているとの話も聞かれました。

以上のことから、同社は社員一人ひとりの多様な価値観や発想を認め、個の「自主性」「協調性」「熱意」を持つ人が活躍できる環境であるといえるでしょう。仕事を任せてもらえる度量の広さがあり、オープンな企業文化の中で、新しいことにチャレンジしながら、会社の成長に寄与し、ともに自身も成長していく。同社の採用面接時には、こうした社風にフィットする人材かどうかを見極められるでしょう。

同社の選考プロセスは、エントリー後、書類選考通過者は2回～3回の面接を受けるようです。1次面接は人事部社員1名による個人面接、2次面接は人事部社員および希望する部門の社員（マネージャー職位）2名、3次面接は人事部社員および役員3～4名が面接官として登場することが多いようです。書類選考通過後の翌日に面接日を設定されることもあるため、余裕を持って準備しておきましょう。

募集職種は、Webコンテンツ周辺の企画・開発業務に関わる「エンジニア・デザイナー・ディレクター」、リアルイベントの企画・運営業務に関わる「企画・ディレクター」、グループ社含めた全体の役割を担う「IR・経理」の管理部門に分かれています。

同社は即戦力を求めているため、新卒採用を行わず、定期的に中途採用を行っています。その時々で応募職種が異なりますので、こまめに採用情報（外部サイト）を確認しておきましょう。

面接では、「なぜ転職を希望するのか」「なぜザッパラスで働きたいのか」といった動機に加え、これまでの職務経歴や「どのような想いで働いてきたのか」を聞かれるようです。また、「入社後に何がしたいか、できるか」といった短期的視点だけでなく、「ザッパラスの今後の発展のために何が必要か」といった長期的視点での発想が求められているようです。ザッパラスの「イメージやサービス内容について質問された」という口コミもありました。事前にコーポレートサイトを確認し、考えを整理しておくとよいでしょう。

上記以外に、同社では面接時に応募者のスキルや知見も評価しているようです。これまでに活用したスキルや、応募職種に必要となるスキルについても、改めて確認してから臨みましょう。加えて、メインターゲット層の「若年層女性」向けの企画やキャンペーンで良かったもの、悪かったものについて意見をまとめておくとよいでしょう。これらの質問に、落ち着いて堂々と意見や考えを述べることで、同社にとって魅力的な人材であることの強いアピールになるでしょう。

ザッパラスの面接を受ける前に、企業戦略事業方針を理解しておきましょう。

同社は、業界的に変化の激しい経営環境であることや商品の特性を踏まえ、2010年度を最後に「中期経営計画」を開示しておらず、代替として定期的に「事業方針」を開示しています。

なお、2010年度に開示された中期経営計画「Zappallas, the spirit inside you. 」では、以下の3点を基本戦略の柱として掲げています。

この基本戦略は、現在も重要な柱として継続されています。直近ではモバイルコンテンツの占いサービス提供だけにとどまらず、リアルイベントの開催や動画配信、占いサービスのB2B提供を行うなど、従来事業の強化はもちろん、事業領域や展開領域の多様化、強化に引き続き注力していることが分かります。

今後の事業方針としては、以下を掲げています。

以上のことから、これまでの経歴の中で「革新的な取り組みや挑戦」「データマーケティングの活用」により成果を上げた経験を整理し、面接に備えておきましょう。さらに、同社に入社した場合、自身が持つスキルを用いて新たにどんなサービスを展開したいかを具体的に話すことで、即戦力が期待できる人材であることの強いアピールとなるでしょう。

ザッパラスの面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜザッパラスか」という問いがあげられます。面接官はこの質問から「どのくらい当社のことを理解しているか」「この人は当社でどのようなことを実現したいのか」「それは当社で実行可能であるか」「この人の経歴や取り組みが当社でどう活かされるか」といったポイントを確認しています。

同社は、「自立した個が協働することで、社会に価値を創造し続ける存在でありたい」「みんなが多様な価値観で多様な生き方をし、認め合える社会作りに貢献したい」というビジョンを持っていることから、「これまでの会社や仕事において、同僚や顧客とともに結束し、成果を上げたエピソード」「多様性を活かしながら、どのようなことを実現したいか」を知見や特技などのアピールを交えながら、説明できるようあらかじめ準備しておくとよいでしょう。

業界理解や職種理解の枠を超えて、ザッパラスという企業についてしっかり理解する。そのためには、競合となりやすい企業の他社研究も忘れないようにしましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことがおすすめです。

• 株式会社メディア工房
• 株式会社ナビット
• 株式会社GT-Agency
• 株式会社ネットシーズ

ザッパラスが目指している方向性や、どういった人材を欲しがっているのかが企業研究を通じて分かってきたのではないでしょうか。ザッパラスの面接では、「仕事を任せてもらえる度量の広さがあり、オープンな企業文化の中で、新しいことにチャレンジしながら、会社の成長に寄与し、ともに自身も成長していく」という社風を意識して、「自主性・協調性・熱意のある人材」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。

面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。

ザッパラスの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。

• 「仕事を任せてもらえる度量の広さがあり、オープンな企業文化の中で、新しいことにチャレンジしながら、会社の成長に寄与し、ともに自身も成長していく」という社風を理解して、これに合致した人材であることをアピールする。


• ザッパラスの事業方針を理解して、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。


• 競合他社についても研究し、「なぜザッパラスか」に対する答えを明確にしておく。