インタースペースの採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
インタースペース(以下、同社)は、アフィリエイトサービスを展開するインターネット広告事業と、メディア事業を展開しています。近年は海外進出にも注力し、アフィリエイトサービス「アクセストレード」をインドネシア・タイ・ベトナムなど東南アジア地域で展開中です。
インターネット広告事業では、主要サービスでもある「アクセストレード」が堅調で、登録パートナー数は年々増加しています。また、商業施設にてアクセストレードに登録している商品やサービスを体験できるポップアップショップを出店するなど、新たな取り組みを行っています。メディア事業では、月間800万人が利用する国内最大級のママ向けメディア「ママスタ」を中心とした自社メディアと、他社との協業によるアライアンスメディアを運営しています。メディア事業はタイアップ・動画広告によるマネタイズが好調で、海外メディアとの提携による日本初ヨガ専門メディア「ヨガジャーナルオンライン」など新規メディアの立ち上げにも積極的です。
このようにアフィリエイトサービスとメディアサービスの両事業を持ち、相互にフィードバックできることが同社の強みです。
そんな同社の口コミからは、風通しの良い社風が伺えます。「若くて元気な人が多い」「自由に発言できる雰囲気がある」といった内容が多く、新卒や若年層の中途採用を積極的に行う同社ならではの雰囲気が伺えます。また、勤務時間内に予約可能なマッサージサービスや自社農園で作った無農薬野菜の配布制度など、ユニークな福利厚生や研修制度も充実しており、社員が長期的に活躍できる環境づくりが伺えます。
面接では、このような風通しが良い社風にフィットし、また長期的に同社で活躍できる人材かどうかということが見極められるでしょう。
■選考は何次まで?
口コミによると、同社の面接回数は2〜3回で、採用担当や配属先のリーダーや責任者クラスとおこなう場合が多いようです。同日に複数回の面接をおこなう場合もあるようなので、事前に採用担当者に選考の詳細を確認しておくと良いでしょう。
また、同社の採用情報は、ホームページの中途採用に詳細が記載されています。2020年4月現在は、アカウントプランナー・メディアコンサルタントやエンジニア、コーポレート系職種が幅広く募集されています。アカウントプランナー・メディアコンサルタントはEC業界、金融業界、無形商材業界と、担当する業界ごとに募集が分かれています。応募時には、志望動機や応募者PRの提出が可能なため、同社や職種に加えて担当業界も踏まえて考えておきましょう。
■面接内容の傾向は?
同社の面接では、志望動機や転職理由といったオーソドックスな内容が中心のようです。アカウントプランナー・メディアコンサルタントは業界未経験者でも採用しているという特性から、特に志望動機については深堀され、中長期的なキャリアプランについても質問される場合があるようです。
経験者の場合にはこれまでの経験や実績を数字を用いて説明できるように、未経験者の場合には数年後に達成したいことや理想のキャリア像から逆算して「なぜインタースペースに入社したいのか」を説得力を持って伝えられるように準備しましょう。
インタースペースの面接攻略法(面接対策)
■インタースペースのFY2020事業方針を理解した上で自己分析をする
インタースペースの面接を受ける前に、FY2020事業方針を理解しておきましょう。
FY2020事業方針では、広告事業の再成長への取り組み強化・グローバル展開の強化・メディア事業の強化の3つを掲げています。
まず、広告事業では大手企業や成長が見込まれる分野の開拓を主な戦略とし、一方で広告のクリエイティブ品質の向上や適正表示への取り組みを課題としてあげています。この課題はインターネット広告の虚偽・誇大表示に対する厚生労働省の取締強化を予想したもので、同社は2020年時点では既に対応を済ませています。グローバル展開の強化では、上述した東南アジアを中心としたアクセストレードの売上高向上がミッションです。実際に、2019年にはマレーシア・シンガポールと相次いで現地法人を設立し、現地企業と業務提携をおこなうなど着実にミッション達成に向けた企業活動をしています。メディア事業では、全メディアのユニークユーザーの合計数を前年度比1.5倍とすることをミッションとし、「ママスタ」を中心に、既存メディアの強化やノウハウを活かした新規メディアの立ち上げを戦略としています。
同社は毎年新たな事業方針を発表しているため、面接に臨む前に必ずIR情報に目を通しておきましょう。また、併せてニュースリリースも確認し、事業方針に対してどのようなアクションをとっているのかも把握しておくと良いでしょう。その上で自己分析を行い、自己PRや志望動機を構築しましょう。
■「なぜインタースペースに転職したいのか」の明確化には他社研究が必要
同社でよく聞かれる質問のひとつに「なぜインタースペースなのか」といった、志望動機を問うものがあります。面接官はこの質問を通じ、同社への志望度合いはもちろんのこと、事業やサービスの理解度、キャリアへの展望と一致してるかどうかといったことを判断しています。未経験者でも応募可能な職種の場合には、前述のように特に重視される傾向があるため、しっかりと対策をしておきましょう。
そのために、同社のホームページやプレスリリース、メディアでの記事はもちろんのこと、競合他社についても調査をしておくことが重要です。また、アフィリエイトサービスとメディアサービスで競合他社が異なるため、募集ポジションに応じた他社研究をおこないましょう。ここでは、アフィリエイトサービスの競合3社とママ向けメディアの競合1社を挙げておきます。
- 株式会社ファンコミュニケーションズ
- バリューコマース株式会社
- 株式会社アドウェイズ
- コネヒト株式会社(メディア名:ママリ)
インタースペースの採用面接で実際に聞かれた質問内容
インタースペースが目指している方向性や、どういった人材を欲しがっているのかが企業研究を通じて分かってきたのではないでしょうか。インタースペースの場合風通しが良いフラットな社風であり、またユニークな福利厚生などによって社員が中長期的に活躍できる環境が整っています。面接では、社風に合うかということと、中長期的に定着して活躍できる人材かどうかが見極められるでしょう。また、未経験者でも応募可能な募集をおこなっている同社では、自信が目指すキャリアビジョンと同社への志望動機が一致しているかということも、選考における重要なポイントです。
加えて、事業方針を理解した上で面接に臨み、「インタースペースが成長する上で必要な人材」「今後成長が期待できる人材」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
[20代後半・男性/マーケティング] 【結果:最終を辞退】
[20代後半・女性/マーケティングコンサルタント] 【結果:入社】
[20代後半・男性/マーケティングコンサルタント] 【結果:入社】
インタースペースの採用面接に向けて
インタースペースの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
以上の点に留意して、面接当日は自分の考えや入社に対する思いを誠実に伝え、入社への意欲をアピールするようにしましょう。
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「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。