【面接対策】アイレップの中途採用面接では何を聞かれるのか

アイレップは、博報堂DYグループに属するデジタルマーケティングエージェンシーです。同社はマーケティング戦略の立案支援から、SEOや運用型広告、DMP・CRM・MAツールの導入支援といったデジタルマーケティングのための幅広いサービスを提供しています。

同社の強みは、豊富なスペシャリスト人材を確保していることと、国内トップシェアだからこその運用型広告のノウハウです。同社は国内最多のGoogle広告有資格者や広告賞受賞経験のあるクリエイターを抱え、スペシャリスト人材育成とナレッジ蓄積のための部署を設けるなど人材育成にも注力しています。また、博報堂DYグループ内の他社と協同できることも、同社ならではの強みと言えるでしょう。これらの強みによって、他社よりも高いNPSの獲得や顧客継続率70%超といった実績を積み重ねています。

そんな同社の口コミからは、助け合い精神があり『挙手主義』が浸透している社風が伺えます。「なんでも聞いてといってくれる先輩社員が多い」「相談すれば乗ってくれ、情報共有も盛んだった」という口コミからは、横のつながりが強く助け合い精神を持った社員が多いことが示されています。また、「積極性が重視される」「手を挙げれば年次に関わらず任せてもらえる」といった口コミからは、同社の人事ポリシーである『挙手主義』が浸透していることが伺えます。

同社の面接では、助け合い精神があり『挙手主義』が浸透している社風とフィットするかどうかが見極められるでしょう。

同社の選考では、書類選考を経て面接を3回おこない、内定へと至ります。口コミによると、一次面接は人事担当者と配属部署の担当者が面接をおこない、二次面接以降では管掌役員や部長職が面接官となるようです。また、職種によっては最終面接の面接官が代表取締役社長である場合もあるため、選考を通過した際には担当者に面接官を確認しておくと良いでしょう。

採用情報の詳細と募集職種情報は、同社のリクルートサイトや求人サイトを確認してください。2020年5月現在ではマーケティングコンサルタントや管理部門など幅広い職種の募集が公開されています。採用が充足されたら募集公開は停止されるため、自身の経験を活かせる職種が募集されているか、こまめに確認することをおすすめします。

同社の面接では、職務経歴や実績などの客観的な数字を用いてアピールすることが重要です。デジタルマーケティングエージェンシーである同社では、データや数字を用いたコミュニケーションが求められます。口コミによると「数字と向き合うことは苦ではないか」「数字を一日中扱うことに抵抗はないか」といった質問がされたこともあったようですが、このような質問に前向きな回答をするとともに、客観的な数字を交えてエピソードを伝えられるように準備をして、数字やデータへの親和性をアピールしましょう。

また、組織に定着して活躍できる人材かどうかを判断するような質問も想定されます。具体的には、「最もストレスを感じた出来事」「転職理由と次の会社で叶えたいこと」といったような、ストレス耐性や転職動機と同社への志望動機の整合性を判断するような内容を想定し、説得力がある受け答えをできるように考えを整理しておくことが重要です。

同社の面接に臨む前に、企業理念について理解しておきましょう。企業理念とはその企業の存在価値や、方針・方向性を表したもので、人材採用の方針の基礎となるものでもあります。同社の企業理念を読み解き、どのような人材が求められているのかを理解しましょう。

同社は『正しいことを大きく提案できる代理人としてクライアントの成果実現とユーザーへの価値提供を行う』という企業理念を掲げています。コーポレートサイトには、企業理念の補足が記載されているため、併せて確認しましょう。この内容からは、クライアント企業と消費者、そして社会の三方への貢献を目的とし、クライアントの代理人であるエージェンシーとして責任感を持つ姿勢が伺えます。実際に同社では環境保全や小学生への教室を開講するなど社会貢献活動をおこなったり、用語集の公開や著名人を招いたセミナーを開催してクライアント企業へデジタルマーケティングのナレッジを共有する取り組みをおこなっています。

同社の企業理念と企業活動からは、利益追求のみでなく多様な視点を持って仕事に臨む人材が求められることが伺えます。同社の面接では、企業理念に沿った行動や考え方が出来る人材だとアピールできるように準備しましょう。

同社の面接において、志望動機を聞かれた際の回答はとても重要です。面接官はこの質問を通じて、同社への理解度や志望度合いを判断しています。この質問に対して明確に答えるためには、コーポレートサイトや直近のニュース、事例やコラムなどにも目を通し、同社の情報収集と理解を深めておきましょう。加えて、下記のような競合他社と同社を比較することで、より説得力のある志望動機を構築できます。特にセプテーニは近しい事業内容なので、重点的に研究しておきましょう。

• 株式会社サイバーエージェント
• トランスコスモス株式会社
• 株式会社セプテーニ
• 株式会社オプト

企業研究や競合他社の研究を通じて、同社ではどのような人材が求められているかが分かってきたのではないでしょうか。『挙手主義』を人事ポリシーとして掲げ、積極性や自主自律、助け合いの精神を持った社員が多いことが同社の特徴です。また、専門性の高い人材の確保と育成は同社の強みの一つとなっています。同社の面接では、このような社風にフィットし、中長期的に活躍できる人材かどうかが判断されます。

面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。

同社の面接を受けるにあたって、ぜひ抑えておきたい内容をご紹介してきました。以下について、重点的に面接対策をしておきましょう。

• 助け合い精神があり『挙手主義』が浸透している社風を理解し、それに沿った行動ができる人材であるとアピールすること。


• 同社の企業理念を理解し、これに沿った自己分析をして自己アピールに繋げる。


• 競合他社についても研究し、「なぜ同社なのか」に対する回答を明確にする。