【面接対策】東急リバブルの中途採用面接では何を聞かれるのか

【面接対策】東急リバブルの中途採用面接では何を聞かれるのか

東急不動産ホールディングス傘下で不動産仲介業などをおこなう東急リバブルへの転職。採用面接はこれまでの仕事への取り組み方や成果を具体的に問われるほか、キャリアシートだけでは見えてこない「人間性」も評価されます。即戦力として、ともに働く仲間として評価されるので、事前にしっかり対策して転職を成功させましょう。


東急リバブルの採用面接前に知っておきたいこと

社風への理解

1972年、東急不動産の売買仲介部門を母体とし、大手不動産会社で初めて不動産流通業に特化した企業として誕生した東急リバブル。現在は、東急不動産ホールディングスグループの中核企業として、売買仲介をはじめとした各種不動産事業を展開しています(下図参照)。顧客の多様なニーズに応えるため、これらの事業は個々に展開されつつも、互いに連携しながら発展しているのが特徴です。

東急リバブル 新卒採用サイトより

そんな同社の口コミには、「不動産ソリューションで仕事ができる人は、チームワークを大切にする人」「営業所単位の成績を重視しているため、職場は協力的な雰囲気がある」といったコメントが並び、連携やチームワークが重視される社風だといえそうです。また、「数字に対するプレッシャーはあっても、大声で怒鳴るような人はいません」というように、温和な人間関係が築かれていることがうかがえます。同時に、「人を大切にする会社」という声も聞かれました。

営業職に関しては、「自分次第で頑張れば、どんどん出世していく」「頑張った分だけ賞与に反映されるシステム」といった口コミが見られます。そのため、「成果を出した分だけ報酬が欲しいという考えの人には向いているが、逆にそうでない人は厳しいだろう」という声も。また、「出世には社内営業が必要」という口コミもありました。

面接にあたっては、コーポレートサイトなどを通じて同社の概要を知ると同時に、社風について理解することも重要です。連携やチームワークを大切にする社風の中で、どんな仕事をしていきたいのかをしっかり語れるように準備をすすめましょう。

選考は何次まで?

コーポレートサイトに選考フローに関する記載はありませんが、口コミ情報によると、書類選考後に2〜3回程度の面接がおこなわれるようです。適性検査(SPI、クレペリン検査など)を受検したという口コミもありました。

2020年5月現在、売買仲介営業・不動産ソリューション営業・営業アシスタント職など、複数の職種で中途社員を募集中です。なお、複数職種への同時エントリーは原則として不可となっています。

同社では、営業と営業アシスタントによる「分業制」を導入しています。これは、営業が純粋な営業活動に専念する傍ら、営業アシスタントが一般的な事務作業のほか、営業にかかわる調査、書類や契約書の作成などを担当するものです。詳しくは、コーポレートサイトに設けられた採用ページで確認しておきましょう。

面接内容の傾向は?

質問内容は、自己PR、志望動機、これまでの職務経験など一般的なものが中心です。面接当日は臆せず対応できるよう、事前に考えを整理しておきましょう。

なかには、「あなたを動物にたとえると何ですか?」と問われた人も。こうした質問に対しては、自分を客観的に捉えることや論理的な思考力が必要となります。「なぜ、そう思うのか」という点を自分の言葉で論理的に語ることで、面接官の印象に残る有益な面接となるでしょう。

中途採用で多く募集されている各種営業職について、面接経験者からは「営業経験者であれば実績、未経験であればどのような素養があるかを示す」というアドバイスがあがっています。実際の面接では、「不動産ソリューションとはどういうことか?」「これからの東急沿線のあるべき姿は?」「どのように数字をあげますか?」というように少し踏み込んだ質問もありますので、応募職種にかかわるポイントはおさえておきたいところです。また、宅建は採用条件とはなっていないものの、営業担当者の約97%以上が資格を保有しています。資格を保有していない場合には、入社後の取得に向けた意欲を示しましょう。

東急リバブルの面接攻略法(面接対策)

東急リバブルの戦略を理解した上で自己分析をする

面接を受ける前に、東急リバブルの戦略を理解しておきましょう。

同社では、将来ビジョンとして、「お客さま評価」「事業競争力」「働きがい」の3つにおける業界No.1実現を掲げています。これは、親会社である東急不動産ホールディングスの中期経営計画においても、仲介事業セグメントの事業戦略として定められているものです。具体的には、リバブルあんしん仲介保証やリバブル無料建物メンテナンスといった他社にない先進的なサービスの開発や、新規出店の継続による規模拡大などが盛り込まれています。

東急リバブル キャリア採用サイトより

さらに、これら3つをうまく循環させることで、企業価値の向上につなげたいとしています。

働きやすい環境を整えることが社員一人ひとりの「働きがい」の向上につながり、結果として高いサービス品質を生み出すことになります。その結果、「お客様評価」が向上し、売上や利益の増加につながるというわけです。そして、それは他社との差別化につながって「事業競争力」が向上し、最終的には企業価値の向上へと結びつきます。このサイクルを回していくことで、さらなる高みを目指す考えです。

東急リバブル キャリア採用サイトより

面接にあたっては、こうした戦略に沿って自己分析をおこなうことが大切です。それによって、達成志向で責任を持って仕事を全うするために自分が果たすべき役割が見えてくるでしょう。

「なぜ東急リバブルに転職したいのか」を明確化するには他社研究が必要

面接では、「なぜ、東急リバブルを志望したのか」という質問により、志望動機について深く掘り下げられることが多くなっています。この質問の意図は、「即戦力となる得る人材か」「応募者のやりたいことが東急リバブルで実現可能か」といった点を確認することにくわえ、「東急リバブルの特徴を理解しているか」を確認することにあります。面接官を納得させる回答をするためには、同社について知ることはもちろん、競合他社との比較を通じて業界での位置づけも把握する必要があるでしょう。他社の事業規模や特徴をつかめば、同社のポジショニングや独自性がより鮮明に見えてくるはずです。

ここでは、同社の競合となり得る4社をあげました。これを参考に、他社研究を進めてみてください。

  • 野村不動産アーバンネット株式会社
  • 住友不動産販売株式会社
  • 三井不動産リアルティ株式会社
  • 三井住友トラスト不動産株式会社

東急リバブルの採用面接で実際に聞かれた質問内容

東急リバブルが目指している方向性や求める人材像がクリアになってきたのではないでしょうか。

不動産に関するさまざまなニーズに応えるため、事業を通じて独自の情報とサービスを提供する東急リバブル。事業をおこなうにあたって大切にしているのは「互いの連携」です。事業間の連携はもちろん、同社ではチームで目標を達成する文化があり、チームワークが求められるといいます。同社の戦略なども意識しながら、積極性と協調性をもって仕事に向き合える人材であることをアピールしましょう。それを印象づけるために、さまざまなエピソードを準備しておくことをおすすめします。


以下、面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。

[30代後半・男性/代理店営業] 【結果:入社】

質問

尊敬する人とその理由について

回答

父親と織田信長と返答。仕事上で尊敬でき、統率力、資金調達力…(口コミの続きとアドバイスを見る

[20後半・男性/営業マネージャー] 【結果:一次面接で不採用】

質問

入社してどの様に数字をあげますか?

回答

数字をあげている上司・先輩社員を見習い、行動を真似していき…(口コミの続きとアドバイスを見る

[30代前半・男性/法人営業] 【結果:入社】

質問

なぜ当社を志望したか?

回答

投資用不動産のマーケットが好調そうだから。また前職での…(口コミの続きとアドバイスを見る

[20代後半・男性/代理店営業] 【結果:二次面接を辞退】

質問

これからの東急沿線のあるべき姿

回答

現在の治安の良い東急沿線というイメージをより一層前面に打ち出し…(口コミの続きとアドバイスを見る

東急リバブルの採用面接に向けて

東急リバブルの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。

  • 連携やチームワークを重んじる社風の中で、積極性と協調性をもって仕事に取り組める人材であることをアピールする。

  • 東急リバブルの戦略を理解し、これに沿った自己分析をおこない、自己PRにつなげる。

  • 競合他社と比較することにより、「なぜ東急リバブルか」を掘り下げて答えられるように準備しておく。
この3つを意識して準備をおこない、面接当日は自分の言葉で自信をもってアピールしましょう。

事業部長クラスや本社部門など非公開のセグゼクティブ・ハイレイヤー求人、外資系や年収800万円以上のエンジニア・営業のハイクラス求人への転職を確実に成功させたい方はグローバルウェイ・エージェントがお手伝いします。費用は一切かかりません。よろしければぜひご相談ください。

グローバルウェイ エージェントに直接登録されたい方はこちらのフォームをご利用ください。

「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。

この記事の執筆者