新日本製薬の採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
新日本製薬は、「世界中の人々の健やかで心豊かな暮らしの創造」をビジョンに掲げ、化粧品、健康食品、医薬品の企画、販売をおこなっています。
近年、生活者の価値観やライフスタイルが変わり、化粧品や健康食品へのニーズも変化してきました。同社が社会に必要とされる会社として成長し続けるためには、より新しい価値を創造する力が必要です。そのため社員にも目標に向かって新しいことにチャレンジする姿勢や、失敗を恐れず積極的、自主的に行動することが求められます。
口コミでも「がんばった分どんどんグレードは上がっていく。表彰が多くやる気になれる。」などの意見も多数あり、経歴や性別にかかわらずチャレンジする姿勢が評価される社風であることがわかります。社内イベントも多く、成果主義でありながら、仲間意識のある環境であるようです。
また「教育制度が整っておらずキャリアアップへの明確な指標がない」という意見も。公式サイトによると新人研修はあるようですが、会社の制度に頼りすぎず自主的に目標設定しながら学ぶ姿勢は必要でしょう。
以下、「活躍している人材」に目を通しておくと、社風への理解がより深まります。
■選考は何次まで?
新日本製薬の中途採用は、2020年5月現在、コーポレートサイトおよび転職エージェント経由の応募が可能です。
コーポレートサイトでは「商品企画職」「アプリケーションエンジニア」「卸売販売業管理者(薬剤師)」「品質保証担当者(薬剤師)」「倉庫内軽作業スタッフ」「事務サポート職」での募集があります。勤務地は本社がある福岡市内となります。
選考フローは
「書類選考」→「一次面接」→「二次面接」→「内定」
といった流れで、書類はメールまたは郵送にて人事部へ提出することになっています。面接は本社の担当者が上京してくれたとの口コミもあるため、遠方の人は相談してみるといいでしょう。
選考回数については変動の可能性もあるようです。また、一次面接時に簡単なスキルチェックをおこなう場合もあります。転職エージェント経由の応募についてはキャリコネの求人情報から確認してください。
■面接内容の傾向は?
面接では、志望理由や前職の経験など一般的な質問のほかに、
「サービスの認知度を上げるためにはどうしたらいいと思いますか?」
「従業員が20名必要になりました。あなたはどうやって集めますか?」
「お客さまに購入のお礼の電話をするとき、どのように対応しますか?」
など、課題解決能力を推し量るような質問もあったようです。面接の雰囲気は和やかだったという意見が多いので、このような質問も想定して企業研究や自己分析、実績の棚卸などしっかり準備して挑みましょう。
また、女性の場合は「新日本製薬の商品をどう思いますか?」「使ったことがありますか?」という質問があったという意見も。商品についての詳細や口コミを調べたり、可能であれば実際に使用してみると答えやすいかもしれません。積極性が評価される社風のため、もっとこうしたらいい、こんな商品が欲しいなど、自分の考えをアピールできるいい機会にもなりそうです。
新日本製薬の面接攻略法(面接対策)
■新日本製薬の中長期戦略を理解した上で自己分析をする
新日本製薬の面接を受けるにあたっては、最新の決算報告書に目を通しておきましょう。
同社の主力商品は、オールインワン美容液ジェルなどのシンプルスキンケア化粧品「パーフェクトワン」です。現在、通信販売をメインに、直営店舗・卸売、海外の3つの販売チャネルで事業展開しています。オールインワンスキンケア市場ではトップシェアを誇り、2006年からの累計販売個数は5000万個を突破(2019年6月実績)。今後も長期的に選ばれるブランドとしてさらなるスタンダード化を目指しています。
決算報告書の中の「2020年9月期決算見通し」において、次のように見込んでいます。
- 化粧品の伸長継続(前期比+6.6%)
- 外出自粛要請等の影響により、手軽に賢くスキンケアができるオールインワン商品の需要拡大
- ヘルスケア商品は、健康維持や免疫力向上への関心の高まりから需要拡大を見込む
先述の「パーフェクトワン」の成長戦略に加え、アクティブシニアをターゲットとした機能性表示食品などのヘルスケア商品についても注力していきます。
中期的な業績ターゲットとして、売上高 400億円以上、経常利益率 10%以上の早期達成を目指します。
また、ECによる新規顧客獲得戦略についても理解しておきましょう。
ミドル世代以上のオンライン通販のリテラシーが高まっていることを受け、同社では今後EC比率を高める計画です。オンラインショップの利便性を高め、LINEを活用したオンラインマーケティングや、テレビ・新聞以外のメディアによる新規顧客獲得も進めていきます。
オンライン売上比率目標は以下のとおりです。
2020年9期実績:9.2% → 2022年9期:20.0% → 中長期目標:50.0%
EC化の加速が重点施策となる中で、この領域で実績や知見がある人は具体的にアピールするといいでしょう。
■「なぜ新日本製薬か」をはっきりさせるためには他社研究が必要
どの企業の面接でも必ず「なぜ当社を選んだのか?」と聞かれます。採用担当者はこの質問を通して、入社後のキャリアプランや、応募者のやりたい仕事ができる環境があるかどうか、経歴やスキルは自社にとって必要かどうかを探っているでしょう。同時に、本当に自社の商品・サービス、取り巻く環境などを理解しているかを見極めています。
選考をより優位に進めるためには、新日本製薬という企業についてしっかり理解する必要があります。そのためには、事業領域、顧客層などをふまえて競合となりやすい他社と比較することも重要なポイントです。具体的には、競合する以下のような化粧品開発・販売にも実績のある製薬会社を事前リサーチし、それぞれの特徴をしっかり把握しておきましょう。
- 大塚製薬株式会社
- 小林製薬株式会社
- エーザイ株式会社
- 第一三共ヘルスケア株式会社
新日本製薬の採用面接で実際に聞かれた質問内容
新日本製薬が目指す方向性やそれを実現するために必要な人物像が見えてきたと思います。「経歴や性別にかかわらずチャレンジする姿勢が評価される社風」を意識して、日々変化する医薬品や化粧品などの開発にチャレンジしたいという意欲、それによってお客さまや自分のまわりの人を幸せにしたいという強い意志をしっかりと伝えましょう。
ここから、面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介していきます。自分ならどう答えるか想定し、「同社にとって必要な人材」と印象づけられるよう、経験に基づいて話せるように準備をしておきましょう。
[30代後半・男性/医薬品事業_職種不明] 【結果:一次面接で不採用】
[20代後半・女性/コールセンタースタッフ] 【結果:最終面接で不採用】
[20代後半・女性/広報] 【結果:二次面接で不採用】
[20代後半・女性/経営企画] 【結果:結果待ち】
新日本製薬の採用面接に向けて
新日本製薬の採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- 「経歴や性別にかかわらずチャレンジする姿勢が評価される社風」であることを理解し、それに沿った行動ができる人材であるとアピールすること。
- 新日本製薬の経営戦略、事業の方向性をよく理解し、これに沿った自己分析を行い、自己PRへとつなげる。
- 競合他社についての理解を深め、「なぜ新日本製薬なのか」に対する答えを明確にしておく。
これらについてしっかりと準備して、面接当日は落ち着いて対応するように心がけましょう。
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