臨海セミナーの採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
「限りない前進」をモットーに、教育を通して子どもたちの笑顔あふれる社会づくりに貢献する臨海。同社が運営する「臨海セミナー」のはじまりは、小さな個人塾でした。現在は首都圏および大阪に400ほどの教室を有します。
「生徒との距離が近く、確かな信頼関係が生まれることにやりがいやよろこびを感じる」などの口コミが多く、無限の可能性を秘めた子どもたちに夢を与え、ともに叶えることが使命と感じられる職場のようです。教室によって雰囲気はさまざまとの意見が目立ちますが、教育現場だけに「和やかな中にも緊張感のある職場」といった印象です。
中途採用でも新卒と同様に充実した研修制度があり、講師未経験者でも活躍できるとの口コミが見られます。待遇にも男女差はなく、キャリアを積みたい、男性と同等に評価されたいと望む女性には適しているようです。
一方、現場の社員からは、生徒の合格率よりも営業成績が評価につながるといった声が多くあがっています。少子化が進むなか、生徒の獲得数が重要視されることは覚悟しておく必要があります。そのような体制を教室の運営に必要なことであると前向きにとらえ、会社の将来を見据えて貢献できる人材が求められるようです。そして当然ながら、季節の講習会期間や受験シーズンなどの繁忙期は十分な休みをとることが難しい職場です。年間カリキュラムに追われながらも「立ち止まらずに、熱意と誠意をもって前進する体育会系の社風」であることを理解し、生徒とともに成長できる人材であることをアピールしましょう。
■選考は何次まで?
応募にあたっては、同社のコーポレートサイト採用情報のページからエントリーします。2020年5月現在、首都圏(一都三県)において「小中学部」および「中学・高校・大学受験科」の塾講師(スクールマネージャー)を募集しています。
選考フローの詳細は記されていませんが、エントリー後、一次選考→二次選考→最終選考を経て内定との口コミが見られました。内容については下記の体験談が参考になります。
一次選考=模擬授業・筆記試験・面接
二次選考=模擬授業研修
最終選考=模擬授業・人事部長面接
塾経験者が優遇されることは言うまでもありませんが、未経験者でも模擬授業がしっかりできればよいようです。実際に接客業からの転職者もいるとの記載がありました。学歴重視ではないようですが、希望の科に見合った3教科の筆記試験が実施されるので、自身の能力に合わせて検討しましょう。大切なことは、インパクトのある模擬授業をおこなうことです。大きな声でハキハキと話す練習をしておくことをおすすめします。
■面接内容の傾向は?
同社の面接は「模擬授業」に尽きると言っても過言ではありません。内定までに3度の面接があり、その都度社員を生徒に見立てて模擬授業をおこないます。「とにかく大きな声で話すことが大事」「大きい声でインパクトのある授業ができればいい」といった口コミから、人前で大きな声でハキハキと話すことが最低条件であるとも考えられます。
「立ち止まらずに、熱意と誠意をもって行動する体育会系の社風」であることから、一度うまくいかなかったからといってあきらめる必要はなく、同社で働きたいという熱意をもって努力する姿勢が評価されるようです。授業については入社後の研修制度がかなり充実しているため、「選考は人柄重視」との口コミもありました。
また、単なる塾講師として授業を担当するだけでなく、「スクールマネージャー」という運営にも携わる職種であることを理解して面接に臨むことも大切です。
臨海セミナーの面接攻略法(面接対策)
■臨海セミナーの経営理念を理解した上で自己分析をする
面接に臨む前に、同社の経営理念をしっかり理解しておきましょう。臨海は教育スタイルとして「共演授業」を実施しています。講義のような一方的なものではなく、生徒に問いかけながら授業を進めることによって、考えながら参加するという姿勢が身につくというものです。それが講師と生徒の距離を近いものにすると同時に、生徒間のコミュニケーションにもつながり、在籍者の定着率を高めます。同社はそのような方法で売り上げの安定を築いてきました。
創業から45年以上、「限りなき前進」をモットーとし、立ち止まって考える慎重さよりも「走りながら考える」ことが講師の成長、会社の発展につながるとの代表の考えが根づいています。
変化に対応できる、新しい世代を育てる。
また、志望校合格だけが目標ではなく、同社の教育は生徒たちの未来を創るための「共育」であるとし、次世代を担う子どもたちの成長に貢献したいという考えです。
■「なぜ臨海セミナーに転職したいのか」の明確化には他社研究が必要
数ある進学塾の中で「なぜ臨海を選んだのか」という質問には、明確な意思をもって回答する必要があります。志望動機を問うことで、同社が求める「教育を通して子どもたちとともに成長する人材」「熱意と誠意をもって子どもたちを導いていける人材」として企業の成長に貢献できるかどうかを見極めています。
臨海セミナーは創業地である神奈川県内に強みをもつ進学塾です。競合他社としてよくあげられる2社についても企業研究をおこない、理解を深めておきましょう。
- 株式会社ステップ
- 株式会社湘南ゼミナール
臨海セミナーの採用面接で実際に聞かれた質問内容
同社の特徴や求める人材について、具体的なイメージがわいてきたのではないでしょうか。同社は「立ち止まらずに、熱意と誠意をもって前進する体育会系の社風」であることから、タフな精神をもち、教育を通して子どもたちとともに成長できる人材が求められます。「限りなき前進」をモットーとする経営理念をふまえた上で、機敏に動ける前向きさをアピールし、模擬授業では大きな声でハキハキと話しましょう。
以下、面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。口コミを参考に、できるかぎりの準備をして面接に臨みましょう。
[20代後半・女性/塾講師] 【結果:入社】
[40代前半・男性/塾講師] 【結果:入社】
[20代前半・男性/塾講師] 【結果:内定を辞退】
[20代後半・男性/塾講師] 【結果:二次を辞退】
臨海セミナーの採用面接に向けて
臨海の採用面接を受けるにあたって押さえておきたい重要なポイントをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- 「立ち止まらずに、熱意と誠意をもって前進する体育会系の社風」を理解し、それに合致した行動がとれる人材であることをアピールする。
- 経営理念を理解して、これに沿った自己分析をおこない、自己PRへとつなげる。
- 競合他社についての理解を深め、「なぜ臨海か」に対する答えを明確にしておく。
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「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。