ヨドバシカメラの採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
ヨドバシカメラではパソコンやOA機器からスポーツ・アウトドア用品、日用品まで販売をしており、現在は700万を越える商品を取り扱っています。
1960年の4月にカメラ専門店として設立した同社。はじめての店舗は新宿でした。その後、さまざまな店舗の開店を経て現在は全国に23店舗、従業員数5000名、経常利益573億円(2019年3月)という大企業へと成長を遂げました。
ヨドバシカメラは、同社を利用する人、商品をつくっている人、同社で働いている人に向けて「周りに与える夢」を追いかけるというスローガンを掲げています。
面接では「採用したらどのように役に立てるか」を聞かれることもあるため、どのように同社に貢献し、周りに夢を与える存在になれるのかを話せるとよいでしょう。
■選考は何次まで?
ヨドバシカメラの中途採用情報は、募集がおこなわれるときにコーポレートサイト上に更新されますので、こまめにチェックをするとよいでしょう。口コミによると、採用面接は職種によって2~3回と回数が異なるようです。選考フローは、書類選考のあと、一次選考、会社説明会、面接、WEB上での適性検査という流れで、応募から内定までは2~3週間を予定していると記載があります。
面接官は副店長、店長、管理職のいずれかがおこなうことがほとんどのようです。さらに、過去の口コミを見ると一次面接は4人程度の集団面接であることが多いようです。
圧迫面接であったという口コミもありますが、身なりを整え、スムーズな会話を心がけましょう。そして自分の考えを明確に言語化できるようにしておくとよいでしょう。
■面接内容の傾向は?
同社の面接では、基本的には応募理由やなぜ当社かといった一般的な内容が中心です。これらの質問について、自分の言葉で回答できるようにしておきましょう。
また、「この会社で働くことによってどのように貢献できるか」「人を巻き込んでやり遂げた経験はあるか」などを聞かれたという口コミもあります。これは一緒に働いたときにどのように仕事をする人なのか、同社にとってメリットのある人材なのかを見ています。自分を採用すれば同社にとってどのようなメリットがあるのかを分析しておきましょう。
また、小売業ということもあり「電車内で、化粧をするキットが出てきたら売るべきですか?」「これまでに感銘を受けたものや、今後世の中の人びとの生活を変えることのできる革新的な製品になるだろうと思ったものはなんですか?」といった独特な質問もあるようです。
最新の製品や日用品などあらかじめリサーチしておき、アウトプットできるようにしておくとよいでしょう。
ヨドバシカメラの面接攻略法(面接対策)
■ヨドバシカメラの経営理念や企業精神を理解した上で自己分析をする
ヨドバシカメラの面接を受ける上で、「お客様、街、メーカー、そして社会にとって『なくてはならない存在』でありたい」という経営理念を理解しておくことが不可欠です。同社には業界トップを目指すのではなく、お客様の期待を越え、もっとヨドバシカメラのファンを増やしていきたいという想いがあります。
そして企業精神としては、下記の3つがあげられています。
また売場をカテゴリー別にチーム分けし、それぞれの専門性を高めるというスタイルがヨドバシカメラの特徴です。そのため社員一人ひとりが接客だけでなく商品知識、売場づくりを意識しながら、専門性を高め、 個々のスキルアップをはかっている同社。自身のスキルアップだけではなく、お客様のために行動していく姿勢や一生懸命取り組む誠実さをアピールするとよいでしょう。
経営理念や企業精神、ヨドバシカメラの特徴をもとに、自己分析をしておき、面接ではそれらをアピールすることが大切です。
■「なぜヨドバシカメラに転職したいのか」の明確化には他社研究が必要
ヨドバシカメラの面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜ同社なのか」というものがあります。面接官はこの質問を通して、「当社に貢献してくれる人材か」といったことはもちろん、「当社のことをきちんと理解できているか」を知ろうとしています。同社を受けるにあたっては、経営理念・企業精神を理解して企業研究をしておくとよいでしょう。
受けたい会社の取り扱っている商品はもちろんですが、競合他社の強みや弱みなども研究すると役立ちます。以下に、競合となりやすい企業の例を示します。ヨドバシカメラと並ぶ大手小売業です。これらの企業について調べ比較してみてください。
- ビックカメラ(株式会社ビックカメラ)
- ヤマダ電機(株式会社ヤマダ電機)
- ケーズ電機(株式会社ケーズホールディングス)
ヨドバシカメラの採用面接で実際に聞かれた質問内容
このように、ヨドバシカメラの採用面接を受ける前には、「周りに与える夢」というスローガンを理解するとともに、同社の経営理念や企業精神を意識した自己PRや、志望動機を整理しておくことが大切です。
また新卒では求める人物像として下記があげられています。
中途採用の面接でも受け答えに関しては通じる部分があると思いますので、この同社の求める人物像を頭に入れ、明るく受け答えをし主体性をもって話しましょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
[20代後半・男性/フロアスタッフ] 【結果:入社】
[30代前半・男性/フロアスタッフ] 【結果:入社】
[20代前半・男性/店長] 【結果:入社】
[20代後半・男性/ショップスタッフ] 【結果:入社】
ヨドバシカメラの採用面接に向けて
ヨドバシカメラの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- 「周りに与える夢」を追いかけるというスローガンのもと、自分自身はどのようにお客様や一緒に働く人達の役に立てるかを考えておき、小売業として想定される質問の対策もする。
- 経営理念や企業精神を理解した上で、自身のエピソードに落とし込み、自己PRにつなげる。
- 競合他社についても研究し、「なぜヨドバシカメラなのか」に対する答えを明確にしておく。
これらを意識して準備をおこない、面接当日は自分の言葉で明るく受け答えし、自信をもって面接に臨みましょう。
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