明豊ファシリティワークスの採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
1980年に企業の情報・通信をコアにしたオフィスづくりを支援するために設立された明豊ファシリティワークス。設立以来、オフィス移転やビル改修など大規模なプロジェクトを担当しながら事業を拡大してきました。現在では、駅ナカ商業施設や教育施設、病院などの建設にも携わっています。
同社の基本理念は、「フェアネス」と「透明性」を貫き、「お客さまの側に立つプロフェッショナル」として役に立つこと。口コミでも、「理念として掲げているフェアネスや透明性が絵空事ではなく、きちんと浸透し、守られていたと思う」「お客さま目線で業務をおこなえる充実感がある。社内スタッフを効率よくマネジメントすることでお客さまへの成果を高めることが、自分の評価となる」といった声があります。このような声から、同社の基本理念が社内に浸透していることが分かります。
また、「組織体制はフラットで各自が専門分野に特化したスペシャリスト集団という印象」「一人ひとりがプロフェッショナルな集団なので、スキルに自信がないと長年やっていくには厳しい環境」という口コミも多数見られます。「建設のプロとしての自覚を持ち、お客さまの目線で仕事を進める」社風が根付いているといえます。
近年の働き方改革の推進やCOVID-19の影響で、今後は新しいオフィス環境構築のニーズが出てくるでしょう。社会の変化に目を向けて、お客さまのためにプロジェクトをリードしていく。そのために、フェアネスと透明性を大切にしてプロとして仕事に取り組む。このことに共感でき、基本理念と社風に合致した人材であるかを面接では見極められます。
■選考は何次まで?
同社のホームページの採用情報によると、書類選考後にWEBテストと面接が3回あります。同社の面接では質疑応答の時間がしっかり取られているとホームページに記載がありますので、選考にあたり疑問や確認したいことがあればこの時間を活用しましょう。
2020年5月現在、募集職種はプロジェクトマネジャー、デザイナー、コンサルタント、建築技術者など11種類あります。それぞれの職種に応募資格が設定されているので、応募する前に自分が該当しているか必ず確認してください。
勤務地は東京の本社および大阪支店です。勤務地は自分で選ぶことができ、大抵の場合、転勤の可能性はないようです。
仕事とプライベートを含めた今後の自分のキャリアを考えた上で、応募職種や勤務地を選択することをおすすめします。
■面接内容の傾向は?
同社の面接は、志望動機や入社後やりたいことを確認する一般的な質問が多いようです。口コミによると、「あなたが工事監理の現場で品質管理のために心がけていることは何ですか」「顧客のことも考えなければいけないが、会社にも利益ををもたらさなければいけない。あなたはどう対処しますか」など、自分の考え方を問われることもあります。
また、「大手企業や官庁との取引も多いので、技術力はもちろん高い交渉力が必要」という口コミもあるので、高い人間力を発揮し総合的なマネジメントができる人材かどうかも評価のポイントといえます。
入社後の研修はあまりないようなので、即戦力としてすぐにパフォーマンスを発揮することが求められます。自己分析を入念におこない、「自分の目標は何か」を明確にした上で、明豊ファシリティワークスでできること、今後のキャリアプランを語れるよう準備をしましょう。
明豊ファシリティワークスの面接攻略法(面接対策)
■明豊ファシリティワークスの中長期戦略を理解した上で自己分析をする
面接に臨む前におさえておきたいのが、明豊ファシリティワークスの中長期戦略です。同社は、建物やオフィスの建設を予定しているお客さまに対して、設計事務所やゼネコンと連携しながら、プロジェクトの早期立ち上げや設計・施工のマネジメントをおこなっています。コンストラクション・マネジメント(CM)という手法を用いて、コストダウンや品質改善に取り組むサービスを提供しているのです。
明豊ファシリティワークスを取り巻く事業環境としては、公共施設の建て替えや設備更新、民間施設の改修やオフィス環境の再構築などニーズが高まる傾向にあります。
今後の同社は、以下の図のとおり技術革新に伴ったAI導入とデジタル経営を目指しています。中長期的/戦略的な取り組みとして、データを活用した次世代のプロジェクト管理システムを提供していく予定です。具体的には、各プロジェクトの単価データベースを活用して、標準単価レンジ内に収まっているかを瞬時に判定するAI査定ツールや、プロジェクト収益からビジネス・全社財務/管理会計マネジメントを支援できるツールなどを構築していく予定です。
中途採用者には中長期戦略を十分理解してこの戦略を実行することが求められています。それゆえ、「プロとして最新技術を取り入れ、お客さまによりよいサービスを提供できる人材」が求められると考えられます。経営戦略を自分の仕事に落とし込んで業務を進める能力があることをアピールできると有利になるでしょう。
■「なぜ明豊ファシリティワークスに転職したいのか」をはっきりさせるためには他社研究が必要
中長期戦略の研究を通して同社への理解がより深まったのではないでしょうか。中途採用面接では、「なぜ明豊ファシリティワークスか」という質問に対して的確に回答することが重要です。志望動機に関する質問では、「明豊ファシリティワークスの基本理念や目指す姿を理解しているか、それを実現できる人材なのか」を見極めようとしています。
同社をさらに深く研究するために、競合先と比較して分析することをおすすめします。建設マネジメント会社は多数存在しますので、「明豊ファシリティワークスだから実現できること」という視点を志望動機に取り入れると、入社への意欲・熱意が伝わりやすくなります。
ライバル企業としてあげられている企業を以下にご紹介します。他社と比べて同社の強み・弱み・独自の戦略は何かを分析してみてください。
- 日建設計コンストラクション・マネジメント株式会社
- 株式会社山下PMC
- 株式会社希望社
明豊ファシリティワークスの採用面接で実際に聞かれた質問内容
同社の社風や目指している姿が、企業研究を通じて見えてきたかと思います。基本理念と中長期戦略を意識して「建設のプロとしての自覚を持ち、お客さまの目線で仕事を進めることができる人材」であると印象づけられるよう、これまでの経験を振り返り具体的なエピソードを用いてアピールできるようにしておきましょう。
以下、面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされた場合、自分ならどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
[40代後半・男性/建設コンサルタント] 【結果:一次面接で不採用】
[40代前半・男性/建設コンサルタント] 【結果:二次面接で不採用】
[20代後半・男性/建築設計] 【結果:一次面接で不採用】
明豊ファシリティワークスの採用面接に向けて
ここまで、明豊ファシリティワークスの採用面接を受けるにあたって押さえておきたいポイントをご紹介してきました。これらを踏まえて、次の3点を準備しておきましょう。
- 「建設のプロとしての自覚を持ち、お客さまの目線で仕事を進める社風」を理解し、それに合致した行動がとれる人材であることをアピールする。
- 明豊ファシリティワークスの中長期戦略を理解して、これに沿った自己分析をおこない、自己PRへとつなげる。
- 競合他社についての理解を深め、「なぜ明豊ファシリティワークスなのか」に対する答えを明確にしておく。
上記3点を踏まえて準備をおこない、面接当日は積極的な自己アピールを心がけましょう。
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