大京の採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
大京の代名詞ともいえるライオンズマンションをはじめ、住まいを支えるさまざまなサービスを提供する同社。「あらゆるライフステージに応える住まいとサービスを提供し、『住文化』の未来を創造する」ことをグループ全体の存在意義と位置付け、2019年にはオリックスグループの傘下となり、より安定した経営を目指しています。
実際に働いている方の口コミを見ると、「『ひとがいい』人が残っている」「尖った人はあまりいないので働きやすい反面、会社の成長面では不安」など、規模と実績を持つ会社ならではの落ち着いた雰囲気の職場であることがうかがえます。教育制度や福利厚生、産休育休や時短勤務なども充実しており、女性にとっても働きやすい環境が整えられています。
親会社であるオリックス株式会社とは2005年から資本提携、2019年に子会社となりました。これにより、今後、大京グループ全体の組織改編や業務見直しが進む可能性があります。「従来のやりかたを変えようという雰囲気がある」などの口コミも見られ、これまでの社風から新たな企業イメージや風土を創り上げる過渡期にあると言えます。こうした情勢を踏まえ「あらゆる変化に柔軟に対応できる力」や「新たな組織を形作る原動力」など、今大京で求められている要素を理解しておきましょう。
■選考は何次まで?
大京の採用面接は、2回から4回実施されると考えておきましょう。実際に働いている方の多くが2~3回で内定を受けており、「4回面接をおこない内定をもらった」というケースは少数ですが見受けられます。選考にかかる期間は、2週間から4週間ほどが目安となります。
選考過程は、人事担当者、管理者、役員面接に分かれ、いずれも複数の面接官が対応し、一次面接では筆記試験も予定されています。
採用面接を受けた方の口コミを見ると「筆記が難しかった」「SPIで、いろいろな問題が次々と出てきて慣れていないと大変」などがあり、筆記試験の難易度は高めです。文章の読解力と数字を読み解く力が試されますので、事前に準備しておくことをおすすめします。また、「10人程度のグループに分けられてディスカッションをおこなった」「議長や書記を決めてディスカッションした」などの記述があります。大人数でのグループディスカッションが特徴ですので、経験のない方は事前に対策をしておきましょう。
■面接内容の傾向は?
大京の採用面接を受けた方の口コミを見ると、印象に残ったものとして「グループ面接」を挙げる声が目立ちます。大京のグループ面接は、受験者10人程度でグループディスカッションをおこない「議長、書記、タイムキーパー、発表者などの役割を決めて討論する」という内容です。
「役割に立候補しなくても受かった」という口コミもあることから、面接官は積極性だけでなく冷静さ、的確さ、献身性、情熱など個々の持ち味を見ていると言えます。自分の強みを活かしたアピールの場と捉え、自己分析をしっかりとおこなって臨みましょう。
その他の口コミでは、「宅建の資格は必須。入社してからでは遅い」など資格面で宅建を持っていれば選考に有利な部署もありますが、「経歴よりも人物重視」の傾向が強く「今までの経歴よりもバイタリティやストレス耐性を見られている」といったものが多く見られます。特に、個別面接では「会話のテンポや口調を重視している」「経験より仕事への情熱が大事」など、コミュニケーション能力や人物像を見られていることを意識しておきましょう。
大京の面接攻略法(面接対策)
■大京の中期経営計画「日本のまちに、活力を。」を理解した上で自己分析をする
大京は、中期経営計画のキーメッセージとして「日本のまちに、活力を。」を掲げ「ストック型社会の実現に向け、不動産ソリューションで新たな価値を創造し、 次世代に継承される社会の資産を蓄積する」ことを目指しています。
成長戦略では、「自社管理マンション以外の修繕工事需要を開拓する」「一戸建て住宅リノベーション事業や法人向けリフォーム事業に参入する」など事業領域の拡大を目指すほか、「賃貸用不動産への投資と再開発事業の推進を図る」などアセットの活用、さらに「ICT活用や海外展開」など研究開発を進めるとしています。
こうした取り組みで、基本方針に示す不動産管理事業と流通・開発事業との収益バランスを取り、さらなる経営の安定化と成長を目指す大京。中途採用では、このような経営計画を推進するため、新規分野の開拓とともに既存の顧客に対しても新たなサービスを提案できる営業力や、社内のさまざまな業務分野を把握し柔軟で効率的な働き方ができる人材が求められています。
大京の中期経営計画を理解した上で自己分析に落とし込み、同社が求める営業力や自ら考え柔軟に、効率的に働ける人材であることをアピールできると良いでしょう。
■「なぜ大京に転職したいのか」をはっきりさせるためには他社研究が必要
大京に限らず、採用面接で必ず聞かれるのが志望動機です。特に大手や新規参入など競合他社も多い不動産業界でポジションを再び確立したい同社にとっては、「なぜ大京か」の問いにしっかりと答えられるかどうかが大きなポイントになります。
面接官はこの問いから「大京についてどれくらい理解しているか」「やりたい仕事が本当に大京でできるか」なども見極めています。大京についてしっかりと企業研究をおこない、志望動機や入社後にやりたいことをまとめるために、競合他社についてもしっかりと研究しておきましょう。
他社研究をしっかりとおこない、大京ならではの特徴や強みを分析するとともに、不動産業界全体の動向も押さえておきましょう。「他ではなく大京を志望する理由」を明確に示せるように、以下のような企業について研究するのがおすすめです。
- 東建コーポレーション株式会社
- 株式会社コスモスイニシア
- 野村不動産HD株式会社
- 株式会社オープンハウス
大京の採用面接で実際に聞かれた質問内容
大京の中途採用面接に向け、同社が変革期にあることを踏まえ「あらゆる変化に柔軟に対応できる力」や「新たな組織を形作る原動力」など求められる要素を理解しましょう。そして中期経営計画を実現するための戦力となる人材であると印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
[30代後半・男性/建築設計] 【結果:一次面接で不採用】
[20代前半・女性/カスタマーサポート] 【結果:内定を辞退】
[20代後半・女性/経理] 【結果:一次面接で不採用】
[20代後半・男性/販売促進] 【結果:入社】
大京の採用面接に向けて
ここまで、大京の中途採用面接のポイントをまとめてきました。最後にもう一度、以下の3点について押さえておきましょう。
- 従来の企業イメージや風土にとらわれず、同社が変革期にあることを理解し「さまざまな変化に柔軟に対応できる力」や「変革の原動力」を備えた人材であることをアピールする。
- 中期経営計画「日本のまちに、活力を。」を理解した上で、自己分析に落とし込む。
- 「なぜ大京か」にしっかりと答えられるよう、他社研究をしておく。
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「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。