【面接対策】湘南ゼミナールの中途採用面接では何を聞かれるのか

【面接対策】湘南ゼミナールの中途採用面接では何を聞かれるのか

世界に通用する子どもたちを育てるべく、教育の進化を追い求め続ける湘南ゼミナールへの転職。採用面接は新卒の場合と違い、仕事への取り組み方やこれまでの成果を具体的に問われるほか、「人柄」も評価されます。即戦力として、ともに働く仲間として多角的に評価されるので事前にしっかり対策をして転職を成功させましょう。


湘南ゼミナールの採用面接前に知っておきたいこと

社風への理解

湘南ゼミナールは横浜市に設立された湘南塾を前身に、1979年に設立された歴史ある学習塾です。「世界に通用する日本一の教育」をモットーに、長い年月をかけて独自の指導法「QE授業」を生み出しました。高い指導技術によって、15年連続で横浜市内トップ校の合格生徒数1位を記録。「生徒のため」であることを1番に考え、最高の指導技術を維持し続けることで保護者からも高い信頼を得ています。

同社設立には3人の創業者が携わっており、当時からチームでの活動やコミュニケーションを大切にしてきました。その流れは現在でもしっかりと受け継がれており、年齢や経歴を問わずに意見を共有し合える風通しのよい社風を築いています。また、社員同士の仲も良く、自身の考えや意見を持った「尊敬できる人材」が多いとの声も訊かれます。

一方で、「担当教室の移動が多い」「女性雇用は増えてきたが、圧倒的に男性社会」「社内恋愛が発展しないような空間づくりがされている」などの声もあがっています。また、受験などの時期には特に激務になることから、女性社員の結婚や出産による退職率は高く、女性が管理職に就くのは稀なことのようです。

やや窮屈な印象を受けますが、「すべては生徒のため」であり、仕事に集中するための徹底した環境づくりだともいえるでしょう。成長意欲が高い人材には惜しみなく手間をかけ、成長のチャンスを与えてくれます。「社員同士が互いに高め合いながら、生徒の育成に全力で努める体育会系の社風」であることを理解し、生徒のために尽くせる人材であることをアピールしましょう。

選考は何次まで?

応募は同社のコーポレトサイト採用情報のページからエントリーできます。2020年6月現在は、首都圏・東海エリアの各校舎にて校舎長・校舎長候補を募集。業務内容は生徒への学習指導や進路指導など講師と同様の業務以外に、受講数管理や講師の採用から育成までを任されます。

選考フローの詳細はコーポレートサイトに記載されていませんが、実際に入社した人の口コミによると三次面接(最終面接)までおこなわれるようです。面接の詳細は以下のとおりです。

一次選考=人事
二次選考=事業部長
最終選考=人事部長・社長(個人面接・筆記試験・ロールプレイング)

経験者ほど優遇されることは確かですが、面接はすべて人柄重視なので未経験者でもしっかりと自分をアピールできれば採用される可能性は十分にあります。実際に異業種からの転職者も少なくありません。また、最終面接は社長との顔合わせの意味もあるため個人での面接となりますが、一次もしくは二次では集団面接がおこなわれる可能性があります。複数人いる中で発言やアピールの機会を失わないように、しっかりと自身をアピールしましょう。

面接内容の傾向は?

同社の最終面接では筆記試験がおこなわれますが、高校入試レベルなのでさほど難しくはありません。むしろロールプレイングは面接者の熱意をチェックする重要な課題です。実際に体験した人の口コミによると、進路指導についてのロールプレイングがおこなわれ、教育への熱意はもちろん生徒一人ひとりの個性や素質を見極め、最適な道を示せるかどうかも試されているようです。

「社員同士が互いに高め合いながら、生徒の育成に全力で努める体育会系の社風」であることから、学歴や経験だけではなく「人柄・熱意・やる気」を非常に重視しています。このことを理解し、全力で取り組む姿勢と結果を出すことへの意識の高さをアピールするようにしましょう。

また、合否については最終面接終了後に直接伝えられるため、その場で入社への意思を回答しなければなりません。複数社の面接を同時進行で受けている人も多いと思いますが、「合格したら入社する」と心を決めておく必要があるようです。

湘南ゼミナールの面接攻略法(面接対策)

湘南ゼミナールの経営理念を理解した上で自己分析をする

「理念・ビジョン」
出典:湘南ゼミナール コーポレートサイト

面接に臨むにあたり、まずは経営理念をしっかりと理解しておく必要があります。同社が生み出した「Q.E.授業」は一方的な授業とは違い、生徒に直接問いかけることで個々の能力を引き出す生徒参加型の指導方法です。「考える力」は学力や成績の向上だけでなく、将来を生き抜いていくための「生涯教育」としても大いに役立ちます。

生徒が成長し、巣立っていくことを「おかえし(貢献)」と表現しているように、まさに講師は「親鳥」であり生徒は「雛鳥」です。「すべては生徒のために」という企業風土は深く根付き、我が子のように生徒の成長をサポートすることで保護者や地域との高い信頼関係を築いてきました。

また、近年は創業45年の中で培ってきた日本の高い教育を海外へ提供する方向でも動き始めています。教育に国境はなく、世界に通用する子どもたちを育くみたいという思いは、生涯教育の垣根を超えて海外展開へと向けられています。

面接の際には経営理念をしっかりと理解し、日本の教育のさらなる向上と世界を見据えた日本教育の発展に貢献できる人材であることをアピールしましょう。

「なぜ湘南ゼミナールに転職したいのか」の明確化には他社研究が必要

数多く存在する進学塾の中で「なぜ湘南ゼミナールを選択したのか」という志望動機を問う質問に対しては、明確に回答する必要があります。生徒の成績向上や志望校へ合格させる目的はどの塾も同じであるため、同社の求める「人の成長にとことんこだわりたい」「チームで成果を出したい」「日本一を目指したい」という人物像にどれだけマッチしているかを見極められています。

同社は生徒や保護者だけでなく、地域にも深く根付いた信頼性の高い進学塾です。他社を知ることで、同社がいかに高い目標を掲げて教育に取り組んでいるか、地域に根付いている理由を感じ取れるでしょう。競合他社となり得る進学塾をあげておきますので、企業研究の参考にしてください。

  • 株式会社臨海
  • 株式会社ステップ

湘南ゼミナールの採用面接で実際に聞かれた質問内容

同社の社風や求める人物像について、具体的なイメージをつかめてきたのではないでしょうか。「社員同士が互いに高め合いながら、生徒の育成に全力で努める体育会系の社風」であることから、やる気と熱意にあふれ、全力で生徒の成長のために努められる人材が求められています。経営理念である「ひとに学び ひとを育み ひとにかえそう」の精神をもとに、熱意に満ちた表情で生徒と共に成長してゆく前向きな姿勢をアピールしましょう。

以下には面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。自分ならどう回答するかシミュレーションをおこない、本番に臨みましょう。

[30代前半・男性/教師・インストラクター] 【結果:内定を辞退】

質問

あなたにとって仕事とはなんですか?

回答

社会に貢献する最も的確かつ手頃な手段、そして、自身のスキルアップを…(口コミの続きとアドバイスを見る

[30代前半・男性/教師・インストラクター] 【結果:入社】

質問

生徒の進路指導に対するロールプレイング

回答

頑張らなくても受かる大学と、頑張れば受かるかもしれない大学で悩んでる…(口コミの続きとアドバイスを見る

[20代後半・女性/コンサルタント] 【結果:二次面接で不採用】

質問

授業中に電話を取ることに抵抗を感じるか

回答

次の営業につながる電話かもしれないので抵抗は感じないと答えた。教育で…(口コミの続きとアドバイスを見る

[20代後半・男性/教師・インストラクター] 【結果:一次面接で不採用】

質問

5分間自己PR

回答

自分の想いを伝えられるよう準備しました。「一方的に伝える」ではなく…(口コミの続きとアドバイスを見る

湘南ゼミナールの採用面接に向けて

湘南ゼミナールの面接に向けて押さえておくべき重要なポイントをご紹介してきました。対策として準備しておきたいことは、以下の3つです。

  • 「社員同士が互いに高め合いながら、生徒の育成に全力で努める体育会系の社風」を理解し、これに合致した人材であることをアピールする。

  • 経営理念を理解し、これに沿った自己分析をおこない、自己PRにつなげる。

  • 競合他社を理解することで、「なぜ湘南ゼミナールなのか」を明確に回答できるようにしておく。
これらについてしっかりと準備し、面接ではやる気に満ちた表情と熱意ある姿勢を忘れずに、自分の言葉で回答できるようにしましょう。

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