【面接対策】Wiz(ワイズ)の中途採用面接では何を聞かれるのか

2012年4月、12人の仲間で設立した小さな会社が、2020年4月現在、1300人以上の規模に急成長。Wizはヒトと企業の課題をITで解決するためのさまざまな事業を展開するITの総合商社です。

「流行りの福利厚生等は真っ先に取り入れる」「結果さえ出していれば入社1年目で役職に昇格するのも可能」「アルバイト入社からかなり高い役職についている人もいる」など、ベンチャー企業ならではの社風についての口コミが多々あがっています。

どの部署に入社しても、まずはテレアポによる営業を経験するようです。そこで結果を出せば出すだけインセンティブによって給料があがり、学歴や年齢、男女を問わず昇進につながります。この労働環境をプラスに考えられる人にとってはかなりよい職場であると言えるでしょう。

一方では「コールセンターでひたすら電話をかけているので運動不足」「月末になると数字に追われて休日出勤をする人も多い」「達成できない場合は叱咤される」といった口コミも見られ、精神的に追い込まれて退職する人もいるようです。

多くの口コミに共通していたのは、福利厚生が充実しているという内容です。プレミアムフライデーはいち早く15時退社を実施し、「健康維持のためにジムにいくともらえる手当がある」といったユニークなものも見られました。「小さくても1人ひとりの生産性が高い会社を作ろう」という社長のメッセージからもわかるように、明確な目標をもって成果をあげられる、心身ともにタフな人材が求めらるでしょう。結果だけではなく、努力したプロセスも評価される社風のようです。

同社の中途採用についてはコーポレートサイトの採用ページを熟読してください。求人サイト「Wantedly（ウォンテッドリー）」を経由しており、興味のある職種から「話を聞きに行きたい」をクリックしてエントリーします。面接は1～2回おこなわれるようです。電話での予定確認やリマインドメールなど、対応はスピーディーで丁寧であるとの口コミが見られました。

2020年6月現在、募集ページにはエンジニアやバックオフィス、CXOなどさまざまな職種の求人があがっています。面接の際、「人事部の募集ですが、絶対人事部じゃなければダメですか？はじめはテレアポをしてもらっています」と聞かれた人もいることから、必ずしも希望の職種で仕事を始められるわけではないようです。また、新しい事業の立ち上げ時などは選考期間が1～2週間のスピード採用が多いようですが、時期によって異なるので、その点もあわせてよく確認してみてください。

面接は堅苦しさもなく、終始なごやかな雰囲気で進んだとの口コミが目立ちました。ベンチャー企業だけに、仕事に対する熱意や野心を見極める傾向にあるようです。実施される筆記テストが一般常識ではなくマインド系の質問であることからも、１人ひとりの生産性を重視していることがわかります。

また、面接経験者からは「コーポレートサイトの隅々まで目を通しておくこと」といったアドバイスがありました。流し読みでは見落としてしまいそうなキャラクターの名前や多彩な事業内容について質問されることもあるようです。内定時、配属先を変更されることもあるため、希望の部署以外にどのような職種があるかをしっかり確認しておくことも大切です。

面接時にテレアポのトークスクリプトを読まされることもあり、即戦力となる人材が求められています。ベンチャー企業ならではの社風を理解し、積極的に発信しながら成果をあげられる人材であることをアピールしてみましょう。

中途採用面接を受けるにあたって、Wizの企業理念をしっかり理解しておきましょう。

同社はさまざまな事業を展開していますが、業務内容をひと言でまとめると、クライアントが抱えている問題を解決するための「IT商品やサービスを流通すること」です。NTTフレッツの販売代行では優れた実績をあげています。今後は多数のIT商品の中からスタッフが厳選した商品のセレクトショップ「Wiz cloud」で、業務の効率化・集客支援・コスト削減など、企業におけるさまざまな課題解決に挑みます。

企業が成長するために必要なことは社員の成長であるとの考えから、社員１人ひとりの営業力はもちろん、商品のよさを広く周知するための企画力やクリエイティブ力を高めることにも力を入れています。100年先も成長し続ける企業であるために、「相手の身になって考えられる、問題解決能力の高い人材」「自己の成長モチベーションが高い人材」が求められます。新しいことにチャレンジし、成果をあげていきたいという意欲を積極的にアピールするとよいでしょう。

Wizの中途採用面接にあたっては、「なぜWizなのか」という質問に明確な回答が求められます。面接官はこの質問を通して「当社の理念や業務内容をしっかり理解しているか」、「どれだけ成長モチベーションをもち合わせているか」を見極めています。説得力のある回答をするためには、同社の事業内容や強みを知ることはもちろん、競合他社についても研究しておく必要があります。

IT業界のベンチャー企業においては、常に新しい事業展開に取り組んでいる様子がうかがえます。以下にあげた3社は、クラウドツールの活用を提案することによって、企業が抱える課題解決のサポートをおこなっている企業です。以下の3社だけでなく、さまざまな競合他社を研究することによってWizの経営方針や強みを明確にし、志望動機を深堀りされても対応できるような準備をしておきましょう。

• 株式会社ライトアップ
• 株式会社ロココ
• 株式会社ラクス

企業研究を通して、Wizの企業理念や社風、求める人物像が見えてきたのではないでしょうか。面接を受ける際には、同社の理念や事業内容をどれだけ理解しているかを確認されることを想定し、他社研究を踏まえた志望動機の作成が重要になります。「ベンチャー企業ならではの社風にフィットし、自ら積極的に提案し成果をあげられる人材」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。

面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。

Wizの採用面接を受けるにあたって、押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは以下の3つです。

• 「結果だけではなく、努力したプロセスも評価される社風」であることを理解し、明確な目標をもって成果をあげられる、心身ともにタフな人材であることをアピールする。


• Wizの企業理念を理解し、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。


• 競合他社についても研究し「なぜWizなのか」に対する答えを明確にしておく。