IQVIAの採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
IQVIAサービシーズジャパン(以下、IQVIA)は米国に本社があり、情報や革新的テクノロジー、および臨床試験サービスを提供する世界的なリーディングカンパニーです。同社は、CRO(医薬品開発業務受託機関)事業、CSO(医薬品営業マーケティング受託機関)事業を軸に、製薬・ヘルスケア関連企業のビジネスパートナーとして、1998年から日本市場で事業展開しています。日本全国に7か所の事業所を構え、グローバル企業の強みを活かし国際的な治験に参加するなど、世界市場で挑戦できることが同社の魅力です。
そんな同社は、「いろいろなことができる」「新しいことにチャレンジできる」「年功序列ではなく成果主義」といった口コミが見られ、外資系らしい実力主義の社風がうかがえます。ほかには、「一般的な福利厚生制度がある」「有給を取りやすい」「時短制度やフレックス制度、在宅勤務制度も整っている」という声もあり、柔軟な働き方を推進し、社員が働きやすい環境を整えている健全な企業風土があるといえるでしょう。
さらに、「性別に関係なく挑戦できる」「女性も管理職を目指しやすい」といった口コミも見られました。女性が活躍しやすい環境も整っているようです。
グローバルネットワークを活かし、専門性の高いソリューションを提供し、ヘルスケア企業を支えている同社。「グローバル企業であり多様な価値観に柔軟で、個人裁量の高い実力主義」という社風に合致する人材かどうかを、面接では見極められます。
■選考は何次まで?
書類選考、Webテスト、一次面接、二次面接、といった流れが一般的ですが、口コミによると、一次面接後に内定となった方もいるようです。面接官は、次は人事担当者1名、二次は人事担当者1名、次は人事と所属部門マネージャーであったという声が多く見受けられました。
選考期間は、1週間から3か月と幅があるようですが、口コミでは、内定者の多くはおよそ1か月で結果がでているようです。
2020年6月現在、臨床開発部門、安全性情報部門、市販後サービス部門、治験データマネジメント部門、統計解析部門、薬事部門など、多様な職種で募集がおこなわれています。これまでの経験やスキルが、どの分野で、どのような職種で活かせるか、同社の中途採用サイトから募集要項を確認してみましょう。
■面接内容の傾向は?
同社の面接では、志望動機や転職理由など一般的な質問に加え、自分の強み、成功体験や困難を乗り越えた経験などについて、具体例を出し、説明を求められることが多いようです。職務経歴書に沿って、これまでの経験やスキルを棚卸しし、同社でどのように活かせるのか具体的に、適確に説明できるようにしておきましょう。具体的なエピソードを交えると、面接官の印象に残りやすくなります。「回答を掘り下げて考え、準備しておく必要がある」という口コミもあることから、しっかりと準備をしておくことが大切です。
「英語に抵抗はないか?」といった質問があっという口コミも見られました。グローバル企業である同社では、部署によっては英語スキルは不可欠です。英語に自信のある方には、挑戦できる環境が整っているといえるでしょう。
IQVIAの面接攻略法(面接対策)
■IQVIAの「IQVIA CORE™」を理解した上で自己分析をする
面接を受ける前には、同社の「IQVIA CORE™」について理解しておきましょう。
CROとして業界大手の同社。「新薬を開発し、人々を支援する」ことを使命としている製薬会社とともに、同社は製薬会社に対し「より効率的で効果的な開発をサポートする」ことを使命としています。競争が激しい新薬開発において、製薬会社は、効率的な治験を実施するために自社だけでなくCROに依頼するケースが増えています。新薬開発でのアウトソーシング化は今後さらに進むと見込まれており、CROはさらなる成長が期待できるでしょう。
データとサイエンスを駆使し、有益な医薬品・医療機器を人々に届けること、人々の Quality of Life の向上を目指し、ヘルスケア企業をパートナーとして支えている同社。グローバル企業であるIQVIAグループは、世界100カ国以上に拠点があり、その約5万5000人の社員の原動力となっているのが、「IQVIA CORE™」です。
同社は、医薬品・医療機器等の開発からマーケティング、販売、製販後まで独自のソリューションを提供しヘルスケア企業をサポートすることを通し、医療・ヘルスケアの進展に寄与しています。その「原動力とは何か?」を突き詰め導き出されたのが、「IQVIA CORE™」。4つの強みとそれらを融合し生み出される力。それが同社の大きな魅力です。
グローバルネットワークを活かし、専門性の高いソリューションを提供し、ヘルスケア企業を支えている同社。面接では、「IQVIA CORE™」に共感し、「グローバル企業として多様な価値観に柔軟で、実力主義」という社風を意識した志望動機を述べることが強いアピールポイントとなります。
■「なぜIQVIAに転職したいのか」の明確化には他社研究が必要
同社の面接では、「なぜ当社なのか」と問われることが多いようです。面接官はこの質問により、「当社の社風を理解しているか」「今後の方向性に合致した人材か」などを見極めます。この問いに答えるためには、同社への理解はもちろん、競合他社についても理解を深めておくことが重要です。
競合他社と比較して同社の特徴をより深く理解するとともに、同社の強みと自分の強みをマッチングさせ、自己アピールにつなげましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことをおすすめします。
- シミック株式会社
- イーピーエス株式会社
- パレクセル・インターナショナル株式会社
IQVIAの採用面接で実際に聞かれた質問内容
企業研究や他社研究を通じて、同社が目指している方向性やどのような人材を求めているのか、分かってきたのではないでしょうか。面接では「グローバル企業であり多様な価値観に柔軟で、個人裁量の高い実力主義」という社風を意識し、同社に貢献できる人材であることを、具体的なエピソードを交えながらアピールできるようにしておきましょう。
[20代後半・女性/臨床開発職] 【結果:入社】
[30代前半・男性/MR] 【結果:入社】
[40代前半・男性/社内SE] 【結果:入社】
[20代後半・男性/臨床開発職] 【結果:入社】
[20代後半・女性/臨床研究開発職] 【結果:入社】
IQVIAの採用面接に向けて
同社の面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- 「グローバル企業であり多様な価値観に柔軟で、個人裁量の高い実力主義」という社風を意識して、自身と社風がマッチしていることをアピールする。
- 同社の「IQVIA CORE™」を理解し、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。
- 競合他社についても研究し、「なぜ同社なのか」に対する答えを明確にしておく。
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「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。