ジオメトリー・オグルヴィ・ジャパンの採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
同社は、それぞれ世界をリードする広告会社であるジオメトリーとオグルヴィの2社が、日本において経営統合したことで誕生しました。また世界最大級の広告代理店グループ「WPPグループ」における主要エージェンシーでもあります。
そんな同社の強みは、最新技術やデータを活用することに加え、グローバルな広がりを生かしてクライアントの問題解決を目指せる点です。同社はただ広告を作るだけでなく、「ビジネスを変革し、成長を促進、ファイナンシャルバリューを創造する」と掲げています。
口コミによると社内の空気はフラットで風通しが良く、和気あいあいとした様子が見受けられます。同社には22もの国籍の社員が在籍し、約4割が日本以外の国籍を持つ社員とのこと。男女比はほぼ半々で、女性も躍進し管理職登用も進んでいます。外資系ならではのオープンな雰囲気があると言えるでしょう。
「オープンな雰囲気になじみ、グローバルな強みを生かして顧客のビジネス変革に貢献する」。採用面接では、こうした社風にフィットする人材かどうかを見極められます。
■選考は何次まで?
同社では2021年3月現在、「PMO Program Manager(PMOプログラムマネージャー)」「Brand Strategy Director(ブランド戦略ディレクター)」の2職種で中途採用をおこなっています。
採用ページは全て英語で記載されていますので、英語が堪能でない場合は翻訳して読んでもよいでしょう。ただし、「PMO Program Manager」のページには「英語とビジネス日本語での優れたコミュニケーションスキルが必要」という旨が記されているため、英語ができない場合の応募は難しいと考えられます。「Brand Strategy Director」は日本語のみでも応募できるようです。
口コミによると面接は2~4回と、応募元などの違いによってプロセスに差があります。面接を4回おこなったという人は、人事、営業現場担当、営業トップの社員との面接3回に加え、自ら希望して1回の面接を加えたとのこと。外資系企業らしく、選考プロセスもある程度柔軟に対応してくれるようです。
■面接内容の傾向は?
同社には日本以外の国籍を持つ社員が多く在籍することもあり、面接は終始フレンドリーな空気の中で進むようです。また質問内容も、業務に関することより性格や人間性に関するものが多いとの口コミがあります。笑顔を忘れずに会話し、コミュニケーション能力をアピールしてください。
英語が必須である職種の場合、英語で面接がおこなわれる可能性も考えられます。自己PRなどを準備するのであれば、英語に訳しておくとよいでしょう。
さらに、オグルヴィグループ創設者であるデイヴィッド・オグルヴィ氏に関する質問をされた人もいます。同社を含むグループであるオグルヴィ・ジャパンのコーポレートサイトには、「オグルヴィの価値観」として創設者の考えが載っていますので、面接の前に読み込んでおくことをおすすめします。
ジオメトリー・オグルヴィ・ジャパンの面接攻略法(面接対策)
■ジオメトリー・オグルヴィ・ジャパンの「WHAT WE DO 私たちにできること」を理解した上で自己分析をする
GO Japanの面接を受けるにあたっては、同社のソリューションに関する姿勢を理解しておくことが必要です。コーポレートサイトには「WHAT WE DO 私たちにできること」という項目で、クライアントに最善の解決策を提供するために必要なものが示されています。
同社は広告会社ですが、ただ広告を作るだけでなく、根本には「ビジネスの変革を考えている国内外のクライアントの役に立ちたい」という考えを持っています。そこで必要とされるのが、ここで明記されている「Communications(コミュニケーション)」「Experience(体験)」「Commerce(商業)」という3点です。
前職がコミュニケーション能力を必要とする職種だった場合は、達成したプロジェクトなどの例を挙げ「Communications」についてアピールしましょう。営業で好成績を上げた経験などがあれば、「Commerce」にアプローチできます。この3点と自身の今までの経験を照らし合わせ、具体的なエピソードを用意しておきましょう。
■「なぜジオメトリー・オグルヴィ・ジャパンに転職したいのか」の明確化には他社研究を
面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜGO Japanなのか」というものがあります。面接官はこの質問を通して、「広告業界に向いているか」「それまでの経験を同社で生かせるのか」といった点はもちろん、「本当に同社の特色を理解しているのか」ということを見極めます。
業界や職種の枠を超えてGO Japanという企業について理解するためには、競合となりやすい企業についても調べておく必要があります。他社との違いを明らかにした上で、「なぜGO Japanなのか」について、説得力のある答えを用意しておきましょう。例として、以下のような企業とGO Japanとの違いを調べてみてください。
- アイプロスペクト・ジャパン株式会社
- 株式会社TBWA HAKUHODO
- 株式会社マッキャンエリクソン・ジャパン
- ジェイ・ウォルター・トンプソン・ジャパン合同会社
ジオメトリー・オグルヴィ・ジャパンの採用面接で実際に聞かれた質問内容
GO Japanの社風や目指している方向性を理解することで、同社がどのような人材を求めているのか分かってきたのではないでしょうか。
同社の採用面接を受ける際には、「オープンな雰囲気になじみ、グローバルな強みを生かして顧客のビジネス変革に貢献する」という社風を意識して、「Communications(コミュニケーション)・Experience(体験)・Commerce(商業)に効果的にアプローチできる
人材」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
ジオメトリー・オグルヴィ・ジャパン合同会社の面接で聞かれた質問内容(キャリコネ)
[40代後半・男性/マーケティング] 【結果:入社】
[30代前半・男性/マーケティング] 【結果:入社】
[20代前半・男性/代理店営業] 【結果:入社】
[20代前半・男性/経営幹部] 【結果:入社】
ジオメトリー・オグルヴィ・ジャパンの採用面接に向けて
GO Japanの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- 「オープンな雰囲気になじみ、グローバルな強みを生かして顧客のビジネス変革に貢献する」という社風の中で、「Communications(コミュニケーション)・Experience(体験)・Commerce(商業)に効果的にアプローチできる」人材であることをアピールできるよう具体的なエピソードを用意する。
- GO Japanの「WHAT WE DO 私たちにできること」を理解し、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。
- 競合他社についても研究し、「なぜGO Japanなのか」に対する答えを明確にしておく。
これらについて面接の前によく考えを深めておき、面接当日は笑顔と円滑なコミュニケーションを意識しつつ、経験や能力をアピールしましょう。
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