【面接対策】インテージの中途採用面接では何を聞かれるのか

【面接対策】インテージの中途採用面接では何を聞かれるのか

日本におけるマーケティングリサーチのリーディングカンパニーであり、さまざまな手法で調査とソリューションを提供するインテージへの転職。中途採用面接では、これまでの仕事内容や成果、今後のキャリアビジョンを具体的に問われるほか、「人となり」も評価されます。事前対策をしっかりして自分を出し切り、転職を成功させましょう。


インテージの採用面接前に知っておきたいこと

社風への理解

1960年に「社会調査研究所」として創業したインテージ。現在では日本最大級のマーケティングリサーチ企業となり、名だたる有名企業を顧客に抱えています。コーポレートサイト内の「お客様との取り組み事例」のページでは、具体的な事業例を確認することができます。どんな事業をおこなっているのか、目を通しておきましょう。

提供するサービスは幅広く、ネットリサーチ、郵送調査、ミステリーショッパー(覆面調査)、リモートインタビューなどの他、AIを活用したパッケージデザインの提案サービスもおこなっています。豊富なサービスと実績で、顧客に最適なソリューションを与えているのです。

そんな同社では数字データを扱う仕事が多く、「細かなところまでデータをチェックするなど一つひとつの仕事を非常に大切にしている」など、真面目な社員が多いようです。また、クライアントには大企業や有名企業も多いため、「多種多様な業界経験ができるのもメリット」と言う社員もいます。

「大企業を相手に細かなデータを扱うため、真面目に一つずつ仕事をこなす」。採用面接では、こうした社風にフィットする人材かどうかを見極められます。

選考は何次まで?

同社では2021年4月現在、多数の職種で中途採用を募集しており、キャリコネにも募集情報が掲載されています。

勤務先は東京・秋葉原の本社の他に、大阪の西日本支社や北海道の札幌事業所などがありますので、応募の前に勤務地を確認しましょう。また、インテージ社員の紹介によって受けられるポジションも存在します。知り合いに同社の社員がいる場合は相談してみてください。

選考フローは「書類選考→面接2~3回(適性検査含む)→内定」という流れです。口コミによると、1次面接と同時に筆記試験(クレペリン検査)がおこなわれるとのこと。

採用ページでは「応募から内定までの期間は1~2ヶ月が目安」となっていますが、口コミを見ると2週間で内定が決まった人もいます。選考スケジュールについては随時相談してみてください。

面接内容の傾向は?

堅実な社風の同社らしく、面接では意表を突くような質問をされることはほとんどなく、基本的な質問をもとに進むようです。自身の経歴や性格を棚卸しし、「これまでの経験」「長所・短所」「数年後のビジョン」などを中心に回答を固めておきましょう。

また、同社では人柄よりもスキルを重視する傾向があるようです。前職で数字を扱ったことやデータ分析の経験などがあれば、具体的なエピソードを織り交ぜて話すとよいでしょう。

過去には「なぜ事業会社のマーケティングではなく調査会社なのか」という質問をされた人もいます。他業種や他社と差別化し、「なぜインテージに入りたいのか」について、特にはっきり答えられるようにしておくことをおすすめします。

インテージの面接攻略法(面接対策)

インテージの中期経営計画を理解した上で自己分析をする

面接を受けるにあたっては、同社の「第13次中期経営計画」を理解しておくことが必要です。コロナ禍の影響で、2020年4~6月期の業績が大きくマイナスとなった同社。しかし同時に、在宅勤務シフトの活用、非対面営業といった新しいワークスタイルの確立にもつながりました。

今回の中期経営計画では、コロナ禍を「革新の機会」ととらえ、ビジネスチャンスに変える目標が掲げられています。例えば、一般的にもDXやOMOが加速している波に乗り、これらの技術を組み合わせて活用することで、より顧客のニーズに即したデータを取ることができます。DXやOMOの活用に留まらず、コロナ禍によるIT業界の動向の変化に着目し、最新情報を勉強しておくと役立つでしょう。

顧客や生活者(調査対象者)の生活・ビジネスの形が大きく変わってきた今、新たなビジネスシーンを想定し、柔軟に対応できる人材であることをアピールしてください。

インテージ 決算資料より

「なぜインテージに転職したいのか」の明確化には他社研究を

面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜインテージなのか」というものがあります。面接官はこの質問を通して、「リサーチ業界に向いているか」「それまでの経験を同社で生かせるのか」といった点はもちろん、「本当に同社の特色を理解しているのか」ということを見極めます。

業界や職種の枠を超えてインテージという企業について理解するためには、競合となりやすい企業についても調べておく必要があります。他社との違いを明らかにした上で、「なぜインテージなのか」について、説得力のある答えを用意しておきましょう。例として、以下のような企業とインテージとの違いを調べてみてください。

  • 株式会社マクロミル
  • 楽天インサイト株式会社
  • 株式会社クロス・マーケティング
  • 株式会社バルク

インテージの採用面接で実際に聞かれた質問内容

インテージの社風や目指している方向性を理解することで、同社がどのような人材を求めているのか分かってきたのではないでしょうか。

同社の採用面接を受ける際には、「大企業を相手に細かなデータを扱うため、真面目に一つずつ仕事をこなす」という社風を意識して、「コロナ禍で大きく変わった生活・ビジネスシーンに柔軟に対応し、業績アップに貢献できる 人材」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。

面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。

株式会社インテージの面接で聞かれた質問内容(キャリコネ)

[30代前半・男性/企画営業] 【結果:入社】

質問

なぜ事業会社のマーケティングではなく調査会社なのか

回答

事業会社でのマーケティングも視野に入れていたので回答に悩んだが、…(口コミの続きとアドバイスを見る

[年代不明・女性/調査・分析] 【結果:二次を辞退】

質問

今までの経験や経歴、得意不得意、五年後のビジョンなど

回答

前職でどのような仕事をしてきたのかを具体例をあげながら回答。求められ…(口コミの続きとアドバイスを見る

[20代後半・男性/システム・ソフトウェア関連] 【結果:入社】

質問

データ分析に興味を持ったきっかけは?

回答

1つひとつの回答を深堀される前提で会話すると良いと思います。…(口コミの続きとアドバイスを見る

[20代後半・男性/経営企画] 【結果:入社】

質問

当社の弱味と、どのように強化したらよいか

回答

矢継ぎ早に質問が飛んでくるので、すぐに応えていくことが大切。ただ…(口コミの続きとアドバイスを見る

インテージの採用面接に向けて

インテージの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。

  • 「大企業を相手に細かなデータを扱うため、真面目に一つずつ仕事をこなす」という社風の中で、「コロナ禍で大きく変わった生活・ビジネスシーンに柔軟に対応し、業績アップに貢献できる」人材であることをアピールできるよう具体的なエピソードを用意する。

  • インテージの中期経営計画を理解し、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。

  • 競合他社についても研究し、「なぜインテージなのか」に対する答えを明確にしておく。

これらについて面接の前によく考えを深めておき、面接当日は自身の経験や能力、現在のリサーチ業界についての考えなどをアピールしましょう。

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この記事の執筆者

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