ヘイズ・ジャパンの採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン(以下ヘイズ・ジャパン)は、イギリスのロンドンで1867年に設立された「Hays plc」の日本法人として、2001年に東京で設立された外資系人材紹介会社です。IT企業のエンジニアやプロジェクトマネージャー、金融会社のアナリストやシステム監査など、高いスキルを備えたプロフェッショナル向けの案件を幅広く扱っています。
希望の企業に入社できるよう、効果的なプロフィールづくりから、英文履歴書の作成、面接対策、入社後の心がまえまで、長期的な視野でサポートをおこないます。日本人社員のほとんどがネイティブレベルで英語を話し、会議はほとんど英語なので、上級の英語力がないと難しいとの口コミが見られます。「マネジメント層が外国人なので、日本の常識を理解してもらえないことがある」といった価値観の違いについての口コミも多いことから、おおらかで人付き合いが得意な人に向いている職場といえそうです。
外資系企業ならではの合理主義、実力主義の社風なので、面接では業務を効率よくこなして昇進、昇給をめざせる人材かどうかを見極められるでしょう。
■選考は何次まで?
ヘイズ・ジャパンのキャリア採用には、コーポレートサイト内の「自社採用」より応募します。随時コンサルタントとして働く人材を募集しており、経験者として実績を積んでいる人は歓迎されるようです。応募のページには動画による案内もあり、すべて英語で説明されています。
口コミを見ると、選考フローは書類選考後、1次、2次面接を経て、問題がなければ社長との最終面接がおこなわれて内定が得られるとのこと。内定までの期間は1週間~2週間とのことで、選考は迅速に進むようです。
また、入社後もトレーニングプログラムによるキャリアアップ支援が充実。海外で働く機会にも恵まれているので、海外勤務を希望している人にとってはチャンスの多い職場です。
■面接内容の傾向は?
同社の面接では、これまでの経験からどれだけのものを身につけてきたかを見極めようとする質問が多いようです。「2次面接では、複数の経歴書とひとつの仕事をマッチングさせ、どうしてそう思うのかを問われる実践系の面接があった」という口コミを寄せる経験者は、「2度繰り返して、1度目のフィードバックがどれだけ活かされているかを見られている」と分析しています。
以前の業務において、どのような行動からどのような結果が得られたか、そこから何を学んだかなどを、プロセスを明確にしてアピールできるよう整理しておくとよいでしょう。また、「自分に相手を納得させる力がどれだけあるのかを、面接時にアピールできるかが勝負」といったアドバイスもありました。電話での対応も重要な業務のひとつとされているので、話しかたや言葉遣いにも気をつけて面接にのぞむことが大切です。
ヘイズ・ジャパンの面接攻略法(面接対策)
■ヘイズの価値観(Our Values)を理解した上で自己分析をする
スペシャリストリクルートメントの世界大手である「Hays plc」では、「ヘイズの価値観(Our Values)」として下記を掲げています。
●未来に、大志を
●仕事に、専門性を
●理想に、革新を
●本質を、見抜く力を
●人に、情熱を
これらは「常に正しいことをする」という信念に支えられている。
言語や文化は違っても、世界各地に駐在する社員たちがその価値観を共有できるように、どこでもアクセスできるオンライントレーニング「Hays Thrive」があります。人と企業の理想的なマッチングを実現するためには本質を見抜く力が不可欠であるとし、そのためにはプロフェッショナルとしてのノウハウを活かし、革新的であることが大切だとされています。これらの内容をしっかりと理解し、それに合致した人材であることをアピールしましょう。
■「なぜヘイズ・ジャパンに転職したいのか」の明確化には他社研究を
同社の面接にのぞむ際には「なぜヘイズ・ジャパンなのか」という質問に明確な答えを用意しておきましょう。面接官は「これまでの経験を活かして、積極的に行動できるのか」「業務を効率よくこなせるか」はもちろん、「当社についてどれだけ理解しているか」を見極めようとしています。
他の外資系人材紹介会社ではなくヘイズ・ジャパンで働きたい理由をアピールするためには、自分のなかで、他社との違いをはっきりさせておく必要があります。競合他社の理念などにもしっかりと目を通しておきましょう。一例として、以下のような外資系人材紹介会社についても研究してみてください。
- ランスタッド株式会社
- マイケル・ペイジ・インターナショナル・ジャパン株式会社
- アデコ株式会社
ヘイズ・ジャパンの採用面接で実際に聞かれた質問内容
ヘイズ・ジャパンの価値観や社風を理解することで、同社がどのような人材を求めているのか分かってきたのではないでしょうか。採用面接を受ける際には、「外資系企業ならではの合理主義、実力主義」という社風を意識して、「業務を効率よくこなして昇進、昇給をめざせる人材」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社の面接で聞かれた質問内容(キャリコネ)
[30代前半・男性/コンサルティング営業] 【結果:二次面接で不採用】
[20代前半・女性/営業事務・管理事務] 【結果:入社】
[20代前半・女性/コンサルティング営業] 【結果:内定を辞退】
[30代前半・男性/コンサルティング営業] 【結果:入社】
[20代前半・男性/人事] 【結果:結果待ち】
ヘイズ・ジャパンの採用面接に向けて
ヘイズ・ジャパンの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- 「外資系企業ならではの合理主義、実力主義」という社風を意識して、「業務を効率よくこなして昇進、昇給をめざせる人材」と印象づけられるよう、具体的なエピソードを用意する。
- ヘイズの価値観(Our Values)を理解し、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。
- 競合他社について研究し、「なぜヘイズ・ジャパンか」に対する答えを明確にしておく。
これらの項目ごとにしっかり要点を整理し、自分のスキルや素養を盛り込んだ内容へと再構築した上で、面接当日は臨機応変な対応を心がけましょう。
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