コンカーの採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
経費精算や出張管理、請求書管理などをおこなうクラウドサービスを数多く提供している同社は、アメリカで創業したコンカー・テクノロジーズの日本法人で、2010年に設立されました。
順調に業績を伸ばし、現在では世界150ヶ国で約4万6000社、6600万人のユーザーを抱えています。2020年時点で、予算・経費・就業管理市場における国内シェアは6年連続トップを記録。99%という継続利用率も注目すべき点です。質の高いサービスを提供し続け、顧客の満足度を維持していることが、同社が力を伸ばしているポイントでしょう。
そんな同社は働きやすさにも定評があります。2021年2月時点で、Great Place To Work® Institute Japan発表の「働きがいのある会社ランキング」で4年連続1位を獲得。社員からも、「残業場少なめ、休日出勤はなし」「わからないことを聞きやすく、他部署との連携もとりやすい」という口コミが寄せられています。一方で実力主義な面もあり、「実力次第でキャリアアップが可能」という声や、反対に「実力がなければ昇進できない」という意見が見られました。
「フランクかつ実力主義な社内で能動的に動き、顧客の満足度を維持する」。採用面接では、このような社風にフィットする人材かどうかを見極められます。
■選考は何次まで?
同社では2021年5月現在、「プロダクトマネージャー」「ソリューションコンサルタント」「外資系クラウドシステムの新規開拓営業」などの職種において、中途採用を募集しています。キャリコネにも多くの求人情報が掲載されています。コーポレートサイトにはなく、転職サイトにのみ掲載されている求人もあるので、ぜひチェックしてみてください。
勤務地は、東京本社または大阪の西日本支社のいずれかです。それぞれ募集職種が異なるので、確認した上で応募しましょう。
まずはコーポレートサイト、またはキャリコネなどの転職サイトから応募します。書類選考に通過すれば、3回ほどの面接が実施されます。同社では、現場マネージャーや本部長による面接を経て、最終面接では必ず社長が面接をおこなうことが特徴です。社長面接だからと気張らず、本来の人柄を出せるようにしましょう。
■面接内容の傾向は?
同社の面接では、経歴や職歴について問われることはもちろん、「社風に適合するか」を重視しています。同社の社長である三村真宗氏は著書の中で、面接では「人柄や人間性を中心に見る」こと、さらに「『仕事はできないが社風には合う』人材は検討するが、『仕事はできるが社風には合わない』人材は絶対に採らない」ことを明言しています。
そのため、同社の面接は試験というよりも、社風に合うかどうかを確かめる面談のようなものだと言えるでしょう。実際に中途入社した社員の中には、社長の著書を読むなどして社風を研究した人もいます。経験や実績のアピール以上に、コンカーの社風に合う人柄であることを伝えられるよう、心がけてください。
コンカーの面接攻略法(面接対策)
■「コンカーを職場に選ぶ理由」を理解した上で自己分析をする
コンカーの面接を受けるにあたっては、「コンカーを職場に選ぶ理由(2020年8月版)」に目を通しておくことをおすすめします。
このページは、これから採用選考を受ける人に向け、同社の現状や強みがまとめられたものです。また、「働きがいのある職場づくり」や「コンカーの雰囲気」といた項目には、多数の写真や社員の生の声が掲載され、同社のリアルな社風を感じられます。
同社の選考を受ける際は、社風の研究に重きを置かなければなりません。社長によると、実際に面接を受ける人のほとんどが事前にこの資料に目を通していると言います。「コンカーを職場に選ぶ理由」をできるだけ読み込み、自身が実際にこの会社で働くとしたらどのように活躍できそうか、イメージを固めておきましょう。
■「なぜコンカーに転職したいのか」の明確化には他社研究を
面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜコンカーなのか」というものがあります。面接官はこの質問を通して、「IT業界に向いているか」「それまでの経験を同社で生かせるのか」といった点はもちろん、「本当に同社の特色を理解しているのか」ということを見極めます。
業界や職種の枠を超えてコンカーという企業について理解するためには、競合となりやすい企業についても調べておく必要があります。他社の社風や類似サービスとの違いを明らかにした上で、「なぜコンカーなのか」について、説得力のある答えを用意しておきましょう。例として、以下のような企業とコンカーとの違いを調べてみてください。
- 株式会社マネーフォワード
- freee株式会社
- 株式会社ラクス
コンカーの採用面接で実際に聞かれた質問内容
コンカーの社風や目指している方向性を理解することで、同社がどのような人材を求めているのか分かってきたのではないでしょうか。
同社の採用面接を受ける際には、「フランクかつ実力主義な社内で能動的に動き、顧客の満足度を維持する」という社風をよく理解し、「同社の雰囲気になじみ活躍できる」人材であると印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。
以下に、面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、面接の前にシミュレーションしておきましょう。
株式会社コンカーの面接で聞かれた質問内容(キャリコネ)
[30代後半・男性/法人営業] 【結果:一次面接で不採用】
[20代後半・男性/営業] 【結果:入社】
[30代前半・女性/クライアントサポート] 【結果:入社】
[20代後半・男性/コンサルタント] 【結果:入社】
コンカーの採用面接に向けて
コンカーの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、次の3点です。
- 「フランクかつ実力主義な社内で能動的に動き、顧客の満足度を維持する」という社風を理解し、「同社の雰囲気になじみ活躍できる」人材であることをアピールできるよう具体的なエピソードを用意する。
- 「コンカーを職場に選ぶ理由」を理解し、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。
- 競合他社についても研究し、「なぜコンカーなのか」に対する答えを明確にしておく。
これらについて面接の前によく考えを深めておき、面接当日は自身の人柄や能力、同社で成し遂げたいことなどをアピールしましょう。
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「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。