ビーコンコミュニケーションズの採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
フランスの大手広告代理店ピュブリシス・グループと電通が提携し、2001年に設立された同社。フィリップ・モリスやマクドナルド、ナイキなど、グローバルブランドの広告を多く手がけ、日本のみならず世界的に展開しています。同社が過去に担当した事業の一例は、コーポレートサイト内「WORK」のページにて確認できるので、一度目を通しておきましょう。
同社では、大きな仕事に携わるチャンスが多いことから、「ハイレベルな仕事を目の当たりにでき、とても刺激的」(口コミより)と感じられるようです。しかし社員一人ひとりには自主性が求められ、「黙って人の意見を聞くより、自ら意見を主張できる人の方が評価される傾向にある」などの口コミが見られます。昇給や出世を狙いたいのであれば、コネクションを作る、積極的に成果をアピールするなど、セルフプロデュース能力も不可欠です。
「世界的クライアントの仕事を手がけて研さんしながら、積極的にセルフプロデュースしていく」。採用面接では、応募者がこのような社風にフィットするかどうかを見極められます。
■選考は何次まで?
同社では2021年5月現在、「アカウント・エグゼクティブ(営業職)」や「ブランド・ストラテジスト」「プロジェクト・マネージャー」などの職種で中途採用を募集しています。日常会話レベルの英語力を必須とする職種もありますので、応募要項で確認しておきましょう。
また、「アート・ディレクター」「コピーライター」といったクリエイティブ職でも中途採用をおこなっています。こちらはポートフォリオの提出が必要です。
コーポレートサイトによると、書類選考の後は複数回の面接がおこなわれます。口コミによると1週間で内定を得た人もいるなど、選考はスピーディーに進むようです。在職中の場合などはスケジュール調整に気を配りましょう。
■面接内容の傾向は?
面接では必ずと言ってよいほど「心に残っている広告は?」といった広告に関する質問をされます。当然ですが、広告に対する自身の考えやアプローチをまとめ、言語化しておきましょう。「最近一番面白かった広告キャンペーンは?」という質問に対応するため、話題になった広告や各社最新の動向もキャッチしておいてください。
自主性と調和が重視される社風から、面接ではコミュニケーション能力も重点的にチェックされる傾向にあります。激務であるため、ストレス耐性について聞かれることもありますが、ミスマッチを防ぐためにも正直に答えることをおすすめします。
また営業職などでは、英語で面接がおこなわれることもあるようです。当日になって慌てないよう、基本的な質問には英語で答えられるように準備しておくとよいでしょう。
ビーコンコミュニケーションズの面接攻略法(面接対策)
■ビーコンコミュニケーションズの「HumanKind」を理解した上で自己分析をする
ビーコンコミュニケーションズの面接を受けるにあたっては、同社が「HumanKind(ヒューマンカインド)」と呼ぶ理念を理解しておきましょう。これは、同社が作品や行動すべての指標としている独自の方針です。
さらに具体的には、「Brand Purpose」(商品にどのような存在意義があるか)と「Human Behavior」(人のあらゆる行動に潜む本質)を融合させ、「Act」(人の行動に働きかけるアイデア)を生み出します。これによって同社は、単にブランドや商品を売り込むだけでなく、世の中や人々の行動を変えるスイッチの役割を果たそうとしています。
選考の前には、この「HumanKind」の考えに沿って自己アピールを練っておきましょう。前職での経験も交え、広告そのものだけでなく、その広告が世の中や人々にどのような影響を与えるかということまで深掘りしてみてください。
■「なぜビーコンコミュニケーションズに転職したいのか」の明確化には他社研究を
面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜビーコンコミュニケーションズなのか」というものがあります。面接官はこの質問を通して、「広告業界に向いているか」「それまでの経験を同社で生かせるのか」といった点はもちろん、「本当に同社の特色を理解しているのか」ということを見極めます。
業界や職種の枠を超えてビーコンコミュニケーションズという企業について理解するためには、競合となりやすい企業についても調べておく必要があります。他社との違いを明らかにした上で、「なぜビーコンコミュニケーションズなのか」について、説得力のある答えを用意しておきましょう。例として、以下のような企業とビーコンコミュニケーションズとの違いを調べてみてください。
- 株式会社TBWA HAKUHODO
- 株式会社マッキャンエリクソン・ジャパン
- ジオメトリー・オグルヴィ・ジャパン合同会社
ビーコンコミュニケーションズの採用面接で実際に聞かれた質問内容
ビーコンコミュニケーションズの社風や目指している方向性を理解することで、同社がどのような人材を求めているのか分かってきたのではないでしょうか。
同社の採用面接を受ける際には、「世界的クライアントの仕事を手がけて研さんしながら、積極的にセルフプロデュースしていく」という社風を意識して、「広告が世の中や人々にどのような影響を与えるかまで熟慮している
人材」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
ビーコンコミュニケーションズ株式会社の面接で聞かれた質問内容(キャリコネ)
[20代後半・女性/アートディレクター] 【結果:入社】
[30代前半・男性/マーケティング] 【結果:一次面接で不採用】
[30代前半・男性/WEBデザイナー] 【結果:入社】
[40代前半・男性/法人営業] 【結果:入社】
ビーコンコミュニケーションズの採用面接に向けて
ビーコンコミュニケーションズの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、次の3点です。
- 「世界的クライアントの仕事を手がけて研さんしながら、積極的にセルフプロデュースしていく」という社風の中で、「広告が世の中や人々にどのような影響を与えるかまで熟慮している」人材であることをアピールできるよう具体的なエピソードを用意する。
- ビーコンコミュニケーションズの「HumanKind」を理解し、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。
- 競合他社についても研究し、「なぜビーコンコミュニケーションズなのか」に対する答えを明確にしておく。
これらについて面接の前によく考えを深めておき、面接当日は自身の経験や能力、同社で成し遂げたいことなどをアピールしましょう。
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