アスタミューゼの採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
企業の新規事業開発やオープンイノベーション、経営の意思決定、希少人材の採用支援、技術データ分析などのサービスを提供するアスタミューゼ。これらのサービスの根幹をなすのが、同社の保有する膨大なデータベースです。同社では、企業のイノベーション創出と活用を支援するために情報をデータベース化し、分析するノウハウを日々研究しています。
同社は2005年に設立され、それから15年余りで急成長を遂げてきました。社員の口コミからも、ベンチャーらしいスピード感あふれる組織風土がうかがえます。例えば、大企業では若手が関われないような、責任の伴う仕事にも手を挙げられるとのこと。プレッシャーが大きい分、仕事を通じた成長を実感しやすい環境です。
社員のキャリアはさまざまで多様性に富んでいます。前職で直接的な経験がない職種であっても、前職を通じて感じた課題をイノベーションの種に繋げていけるような人が多いようです。一方で、枠組みが整っている大企業とは違い、主体的に仕事を創り出していけない人にとっては厳しい職場と言えるでしょう。仕事の比重が大きくなりがちで、ワークライフバランスを保ちにくいといった声も聞かれました。
企業のイノベーション創出と活用を支援するために、常に主体的にチャレンジしていく。採用面接では、このような社風に合致しているかどうかを見極められます。
■選考は何次まで?
同社では2021年5月現在、新規事業創出コンサルタント、スカウトサービス「SCOPE」営業、各種エンジニア、Webマーケター、プロダクトマネージャー、UI/UXデザイナーなど、数多くの職種で中途採用をおこなっている他、オープンポジションでの募集もあります。詳しくは、コーポレートサイトに設けられた採用ページで確認してください。
面接回数は職種やポジションにより異なりますが、通常は2~4回の面接にて採否が決定されます。一般的な選考フローは以下のとおりです。
1.書類選考
2.一次面接(人事面接)
3.二次面接(担当者面接)
4.最終面接(代表面接)
なお、同社の採用ページには社員インタビューも掲載されています。事前に必ず目を通し、入社後のイメージをつかんでから面接に臨みましょう。
■面接内容の傾向は?
同社の面接で、とりわけ重要視されるのが志望動機です。そのため、「なぜアスタミューゼの一員として働きたいのか」という問いに対して、戦略的に回答する必要があります。志望動機を裏付ける具体的なエピソードを用意し、自分にしかないストーリーを伝えましょう。
また、同社が展開する各事業の基盤となっている知的情報プラットフォーム「astamuse.com」では、「挑戦したい社会課題」一覧が公開されています。こちらにもしっかり目を通し、社会課題に対する自分なりの意識や見解を語れるようにしておきたいところです。
また、同社の面接では、すべての質問において論理的な回答が求められます。矛盾や曖昧さが残らない回答をするためには、徹底した自己分析と企業研究が必要です。その上で、自らの考えを丁寧に言語化し、構造的に組み立てる作業をおこなってください。
アスタミューゼの面接攻略法(面接対策)
■アスタミューゼの行動指針を理解した上で自己分析をする
同社では、テクノロジーとデータの力で人と企業の実現力を高め、社会課題解決とイノベーティブな未来を創造することを目指しています。そのために同社が掲げているのが、下図にある6つの行動指針です。
「課題に向き合い、未来を創ろう」「共感しよう、共感されよう」「人から着火しよう」「熱意を持ち続けよう」「考えながら走ろう」「全員、未来をつくる投資家であれ」という6つすべてに共通しているのが、人を巻き込んでいくリーダーシップであり、起業家精神であることがわかるでしょう。
主体的に考え自ら行動していく人こそ、同社で求められる人材像であると言えます。これらの行動指針と自らの考えを照らし合わせ、そのすべてに共感できるかを確認しておく必要があります。これまで、どんな考えに基づいてどんな行動をとってきたのか、具体的に語れることが望ましいでしょう。
■「なぜアスタミューゼに転職したいのか」の明確化には他社研究を
面接を受ける前には、「なぜアスタミューゼなのか」という質問に対する明確な答えを用意しておきましょう。面接官は面接を通じて、応募者の経験値やスキルに加え、同社に対する理解度を確認しようとしています。
この質問に対して納得感のある回答をするためには、同社に関する情報を収集・分析するだけでなく、他社研究をおこなって業界全体を俯瞰して見る必要があります。他社の特徴を知ることで、同社の業界内での立ち位置が明確になり、さらに強固な志望動機の構築に役立つでしょう。以下のような企業を参考に、自分なりの切り口でさまざまな角度から他社研究をおこなってください。カオスマップを作って比較してみる方法も有効です。
- 株式会社ネオキャリア
- 株式会社ワークハピネス
- 株式会社サーキュレーション
- 株式会社アドライト
アスタミューゼの採用面接で実際に聞かれた質問内容
ここまで読んでいただき、同社の社風や社員のカラーといったイメージがつかめてきたのではないでしょうか。
採用面接を受けるにあたっては、企業理念や他社研究を踏まえた志望動機の整理が大切です。そして面接の場では、「企業のイノベーション創出と活用を支援するために、常に主体的にチャレンジしていく」社風の中で、「自ら動いてイノベーションの種を見つけられる人材」だと印象づけられるよう、自分にしかないエピソードを用いてアピールしましょう。
最後に、過去に同社の面接で聞かれた質問をご紹介しますので、面接対策の参考にしてください。
アスタミューゼ株式会社の面接で聞かれた質問内容(キャリコネ)
[30代前半・男性/マーケティング] 【結果:一次面接で不採用】
[30代後半・男性/マーケティング] 【結果:最終を辞退】
[男性/キャリアコンサルタント] 【結果:入社】
[男性/キャリアコンサルタント] 【結果:入社】
アスタミューゼの採用面接に向けて
アスタミューゼの採用面接を受けるにあたって、押さえておきたいポイントをご紹介してきました。以下の3点を中心に面接対策をおこないましょう。
- 「企業のイノベーション創出と活用を支援するために、常に主体的にチャレンジしていく」社風の中で、「自ら動いてイノベーションの種を見つけられる人材」と印象づけられるよう、具体的なエピソードを用意する。
- アスタミューゼの6つの行動指針を理解し、これに沿った自己分析をおこなう。
- 競合他社についても研究し、「なぜアスタミューゼなのか」に対する答えを明確にしておく。
これらを参考に対策をおこない、面接当日は論理的な回答で転職を成功へと導きましょう。
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「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。