TMJの採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
大手総合BPO会社として、60種類以上のBPOサービスを提供するTMJ。1992年4月、福武書店(現ベネッセコーポレーション)からの分社によって誕生した同社ですが、2017年10月の株式譲渡により、現在はセコムの100%子会社となっています。
組織には、チームワークを重視する家族的な風土が醸成されていると言います。「ベンチャー気質の人は避けた方が良い」という口コミがあるなど、良くも悪くも堅実で真面目な社風のようです。
職場環境に関する口コミには、「有給休暇を取りやすい」「残業は少ない」といったものが目立ちます。ただ、「勤務体系、残業有無、人間関係や雰囲気が配属先によってバラバラ」といった口コミも見られ、配属先のクライアントや業務内容によって働き方には違いがあるようです。
このように、クライアントによって仕事環境が変わってくるのが同社の大きな特徴だと言えます。多くのクライアントと接することを成長の機会と捉える人も多く、「クライアントが優秀な企業の場合、姿勢や取り組み方が勉強になる」「多種多様な人と関わることができる」といった声が寄せられていました。
堅実に仕事に向き合い、クライアントの事業を通じて世の中の不安や不便を解消する。採用面接では、こうした社風にフィットする人材かどうかを見極められます。
■選考は何次まで?
同社では2021年5月現在、「センター運営現場責任者」「ビジネスアナリスト/コンサルタント」「社内SE」「人事データ分析・運用」など、数多くの職種で中途採用をおこなっています。応募は、コーポレートサイトに設けられた採用ページからおこなう方法のほかに、求人サイトや転職エージェントを活用する方法もあります。キャリコネにも情報が掲載されていますので、参考にしてみてください。
選考フローは、書類選考後に適性検査と2〜3回程度の面接が実施されます。内定までの期間は数週間程度です。外資系企業がクライアントの場合、高度な英語力が必要とされるなど、求められる資質や条件は職種により異なります。詳細は採用ページで確認しておきましょう。
■面接内容の傾向は?
面接で重点的に聞かれるのは、志望動機や自分の強み・弱み、これまでの経歴といった一般的な内容です。一般的であるがゆえに、自分らしいオリジナルなストーリーで面接官の印象に残る回答にしたいところ。「前職での最大の失敗は何か?」と問われた面接経験者は、「失敗をいかに経験に変えたか」を積極的にアピールすべきとアドバイスしています。失敗を恐れずに挑戦し、そこからの学びを次の仕事に生かせる人材であると伝えられるとよいでしょう。
そのほか、面接ではコミュニケーション能力が見られる傾向にあります。質問に対する回答内容はもちろんのこと、言葉遣い、表情、目線などにも気を配り、気持ちのよいコミュニケーションを心がけてください。また、コールセンター勤務の場合には、電話対応のスキルや臨機応変な対応力が問われます。トークスクリプトを用いたロールプレイングを想定しておきましょう。
TMJの面接攻略法(面接対策)
■TMJのミッション・ビジョン・バリューを理解した上で自己分析をする
面接に際しては、同社が社会の中でどのような存在を目指し、どのような価値を提供しようとしているのかを把握する必要があります。ここでは、同社のミッション・ビジョン・バリューをご紹介します。
同社が掲げているミッションは、「たゆまぬ対話と改善で誰もが暮らしやすい社会を創る」というもの。BPOサービスを通じてクライアントの課題を解決することで、社会に価値を提供することを目指しています。その過程で大切にしているのが、社内外の仲間との共創です。
そして、それを支えるバリューとして「誠実」「信頼」「尊重」「共創」「挑戦」を掲げています。これらが意味するところをコーポレートサイトなどでしっかりと確認し、自らの価値観と照らし合わせておきましょう。
同社は求める人材として、「ミッション、ビジョンに共感できる人」を挙げています。これらに共感し、実行していけることが採用の大前提となるため、これに沿った自己分析をおこない、さまざまなエピソードを交えて共感を伝えられるとよいでしょう。
■「なぜTMJに転職したいのか」の明確化には他社研究を
面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜTMJなのか」というものがあります。面接官はこの質問を通して、「業界や会社のどこに魅力を感じているのか」「それまでの経験をどのように生かしていくのか」といった点はもちろん、「同社の理念や社風にふさわしい人材か」ということを見極めます。
面接官が知りたい点に明確に回答するためには、競合企業についての研究が不可欠です。以下に挙げた企業を参考に、それぞれの理念や社風、事業戦略などについて、踏み込んで調べてみることをおすすめします。各社の違いを明らかにした上で、「複数存在するBPO企業の中で、なぜ他社ではなくTMJなのか」を、自分自身の言葉でしっかりと伝えましょう。
- 株式会社ベルシステム24
- りらいあコミュニケーションズ株式会社
- トランスコスモス株式会社
- 株式会社KDDIエボルバ
- 株式会社NTTネクシア
TMJの採用面接で実際に聞かれた質問内容
ここまで読み、同社の求める人材像や方向性についての理解が深まってきたのではないでしょうか。同社の場合、「堅実に仕事に向き合い、クライアントの事業を通じて世の中の不安や不便を解消する」社風を意識した上で、「クライアントの事業を通じて、世の中の不安や不便を解消することに尽力できる人材」だと印象づけられるよう、具体的なエピソードを用意して臨む必要があります。また、コミュニケーション力が重視されるため、言葉の選び方や表情などにも気を配るとよいでしょう。
以下に、面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。自分ならどのように答えるかシミュレーションするなどして、面接対策の総仕上げをおこなってください。
株式会社TMJの面接で聞かれた質問内容(キャリコネ)
[20代前半・女性/コールセンタースタッフ] 【結果:入社】
[30代後半・男性/代理店営業] 【結果:最終面接で不採用】
[20代後半・男性/コールセンタースーパーバイザー] 【結果:最終面接で不採用】
[40代前半・女性/労務] 【結果:入社】
TMJの採用面接に向けて
TMJの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- 「堅実に仕事に向き合い、クライアントの事業を通じて世の中の不安や不便を解消する」社風を意識した上で、「クライアントの事業を通じて、世の中の不安や不便の解消に寄与できる人材」と印象づけられるよう、具体的なエピソードを用意して臨む。
- TMJのミッション・ビジョン・バリューを理解し、これに沿った自己分析によって戦略的な自己アピールをおこなう。
- 競合他社についても研究し、「なぜTMJなのか」に対する答えを明確にしておく。
以上を踏まえて準備をおこない、当日は双方向のコミュニケーションを心がけた面接で、転職を成功へと導きましょう。
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「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。