【面接対策】ジュングループの中途採用面接では何を聞かれるのか

ジュングループは「JUNRed」「ROPÉ」「ViS」などのブランドを持ち、アパレル事業を中心に展開していますが、その事業領域はファッションのみならず、建築、ラジオ番組制作、広告、レストラン経営など多岐にわたります。アパレル企業としてのイメージが強いかもしれませんが、それだけではなく多面的に展開していることを意識しておきましょう。

口コミはアパレル店舗スタッフから多く寄せられており、「ノルマはあるものの絶対ではないので、お客様を第一に考えられる環境」「人に喜んでもらえることにやりがいを感じられる人には向いている」といった声が聞かれました。

待遇面については、接客時に自社ブランド商品を着用しなければなりませんが、これは社員割引価格で購入できます。この制度について、「かなりの安価での社員価格での購入ができる」とプラスにとらえる人もいれば、「給料が少ないのに自社商品を買うのがきつかった」とマイナスにとらえる人もいました。もともと同社ブランドが好きな人でなければ、働き続けることは難しいかもしれません。

「自社ブランドへの愛を持って、ファッションをはじめ多角的な事業を意識する」。採用面接では、応募者がこのような社風にフィットするかどうかを見極められます。

同社では2021年6月現在、各地の店舗にて勤務するショップスタッフをはじめ、多くの職種で中途採用を募集しています。本社勤務であれば「EC運営スタッフ」「SEOマーケター」「CRM担当マネージャー」「Webデザイナー」「プレス・プロモーション」などの仕事がありますので、コーポレートサイトにて検索してみてください。

職種によりますが、「SEOマーケター」や「Webデザイナー」など専門性の高い職種では、当該職種における「実務経験3年以上」などの必須条件が設けられていることがあります。またショップスタッフは、検索画面に表示されていても、募集をおこなっていないことがあります。勤務を希望する店舗の詳細を確認しておきましょう。

コーポレートサイトに選考フローについての記載はありませんが、口コミによると、ショップスタッフの場合は店長もしくはディレクターとの面接1回で内定が出ることもあるようです。

同社は求める人材像として、「ファッションが好きな方」「チャレンジ精神を持っている方」「コミュニケーション力があり、チームプレーを得意とする方」などを挙げています。面接においても、これらのポイントを重点的に見極められるでしょう。

まず、同社のブランドやサービスのうち何が好きか、どこが好きかを具体的に問われます。他社ブランドとの違いも明確にした上で、同社のブランドへの愛を伝えてください。

また、マネージャーなどを目指す場合は「マネジメントについての考え方」などを問われ、リーダーシップがとれる人材かどうかをチェックされます。前職での経験などを洗い出し、チームで何かを成し遂げた経験や、プロジェクトに挑戦した経験を答えられるよう、整理しておきましょう。

ジュングループの面接を受けるにあたっては、同社の「5RULES」を理解しておくことが必要です。より楽しい未来を創るために、顧客の生活に関わるモノや新しいコトを提案し続ける同社。その実現のために策定されたのが、この5つの行動指針です。

これら5つの中心となっているものは全て「人」です。この指針からは、同社がただ単にモノを売るのではなく、世界と未来を見据えながら、人々の幸せに貢献しようとしている姿勢がうかがえます。つまり同社では、モノやサービスを売る先にいる「人」を意識していると言えるでしょう。

面接においても、この「『5RULES』を知っているか」と問われることが多いようです。顧客や取引先、社員といった「人」に真摯に向き合っていることを、具体的なエピソードを用いてアピールしてください。

面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜジュングループなのか」というものがあります。面接官はこの質問を通して、「アパレル業界に向いているか」「それまでの経験を同社で生かせるのか」といった点はもちろん、「本当に同社の特色を理解しているのか」ということを見極めます。

業界や職種の枠を超えて、ジュングループという企業について理解するためには、競合となりやすい企業についても調べておく必要があります。他社との違いを明らかにした上で、「なぜジュングループなのか」について、説得力のある答えを用意しておきましょう。例として、以下のような企業とジュングループとの違いを調べてみてください。

• 株式会社ファーストリテイリング
• 株式会社ストライプインターナショナル
• 株式会社ワールド
• 株式会社アダストリア

ジュングループの社風や目指している方向性を理解することで、同社がどのような人材を求めているのか分かってきたのではないでしょうか。

同社の採用面接を受ける際には、「自社ブランドへの愛を持って、ファッションをはじめ多角的な事業を意識する」という社風を意識して、「世界と未来を見据えながら、人々の幸せに貢献できる人材」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。

以下に、面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。

ジュングループの面接で聞かれた質問内容（キャリコネ）

ジュングループの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、次の3点です。

• 「自社ブランドへの愛を持って、ファッションをはじめ多角的な事業を意識する」という社風の中で、「世界と未来を見据えながら、人々の幸せに貢献できる」人材であることをアピールできるよう具体的なエピソードを用意する。


• ジュングループの行動指針「5RULES」を理解し、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。


• 競合他社についても研究し、「なぜジュングループなのか」に対する答えを明確にしておく。