ワールドSPの採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
「UNTITLED」「TAKEO KIKUCHI」「AG by aquagirl」など数多くのブランドを展開する株式会社ワールドの100%子会社として、アパレルや雑貨販売・店舗運営や、エリアマーケティング、出店戦略企画コンサルティング部門を担うワールドSP。運営店舗数は全国に約2000店、約9000名の従業員を抱え、アパレル業界をリードしています。
おもに店舗運営をおこなう同社では、口コミもショップスタッフによるものがほとんどです。特にアパレルならではの特徴として、配属先ブランドの服を店頭で着用しますが、これは社員割引で購入することになっています。「好きなブランドであればうれしいが、そうでなければ出費が痛い」といったリアルな意見もありました。
給与面については、なかなか昇給しづらく、同業他社よりも低めという実情がうかがえます。長く働き続けるためには、ワールドブランドへのこだわりと情熱が必要でしょう。「頑張れば店長になれる、昇給するなど評価してもらえる」との口コミがある一方で、「自分が頑張っても、店舗の売上を達成できなければボーナスはもらえない」というものもあり、個人の努力よりも、「店舗の売上」を徹底して重視していることが分かります。
「自社ブランドへの情熱を持ち、店舗の売上に貢献する」。採用面接では、応募者がこのような社風にフィットするかどうかを見極められます。
■選考は何次まで?
同社では2021年6月現在、各地の「UNTITLED」「TAKEO KIKUCHI」「SHOO・LA・RUE」「OPAQUE.CLIP」といった店舗にて、接客販売スタッフの中途採用をおこなっています。希望の条件に合致する募集があった場合に連絡を受け取ることができる「登録制度」も活用しましょう。
コーポレートサイトの「RECRUIT」の「中途・アルバイト採用情報」より、条件を入力して希望の仕事を検索でき、そのままWEBから応募が可能です。その後、3営業日以内に担当者からメールまたは電話にて連絡があります。
面接は店舗でおこなう場合と、テレビ電話またはオンラインでおこなう場合があるので、応募要項を確認しておきましょう。面接の回数についてはコーポレートサイトに記載されていませんが、口コミを見ると「2回」から「4回」まで、ケースによって幅があります。これも採用担当者に確認しておくと安心でしょう。
■面接内容の傾向は?
面接においては、「この会社で何をしたいか」「どんなスタッフを目指したいか」など、今後の展望を深堀される傾向にあります。できるだけ具体的に、上を目指す姿勢を見せるとよいでしょう。
また、ショップスタッフにとってファッションセンスは不可欠な要素です。面接でも、「今日のコーディネートのポイント」を聞かれることが多々あります。その日のテーマを明確に決めた上で、シルエットや色にこだわって服装を決めると、説明しやすくなります。
さらに、アパレル業界は競合との差別化が非常に重要であることから、「なぜ他社ではなくワールドSPなのか」という質問をされるケースがほとんどだと思っておきましょう。この記事で後述する他社研究もしっかりとおこない、ワールドSPにしかない魅力を見つけ、面接官に語れるように言語化しておいてください。
ワールドSPの面接攻略法(面接対策)
■ワールドSPのビジョンを理解した上で自己分析をする
ワールドSPの面接を受けるにあたっては、同社のビジョンを理解しておくことが必要です。同社はファッションの基本に立ち返り、「VISION」のページにおいて、まず「ファッションって、なんだろう」と問いかけます。その答えのひとつとして、「新しい服を買うことは、新しい『私』を手に入れること」と示しています。
さらに、オンラインショッピングが普及した現在において、実店舗で服を買う意味についても深く問いかける同社。その部分については、下のような意思を提示しています。
私たちは、変化し続ける「こころ」という存在にぴったりとフィットして、
服といっしょに前へと進めるプロフェッショナル。
それぞれの個性を最大限に輝かせられる存在であるよう、
私たちは、私たち自身の光に、磨きをかけ続けます。
顧客はさまざまな理由から、服を買いに店舗へ訪れます。「ファッションのプロとしてその一人ひとりと全力で向き合うこと」、さらに「スタッフ自身も個性を磨くこと」を重視しているのが同社の特徴です。この考えは「Fit力~6つのSpirit~」として端的にまとめられています。この6点を意識し、自己PRを練りましょう。
また、新型コロナウイルス感染拡大の影響から、同社でもオンラインにおける売上が伸びています。このことから、デジタル分野での業務にも注力し、活躍のチャンスを広げる考えです。一方で、アパレルに加え、スイーツやコスメの販売といった事業も拡大するとしています。ファッションを軸に据え、進化し続ける同社のこころざしに対し、共感を示せるとよいでしょう。
■「なぜワールドSPに転職したいのか」の明確化には他社研究を
面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜワールドSPなのか」というものがあります。面接官はこの質問を通して、「アパレル業界に向いているか」「それまでの経験を同社で生かせるのか」といった点はもちろん、「本当に同社の特色を理解しているのか」ということを見極めます。
業界や職種の枠を超えてワールドSPという企業について理解するためには、競合となりやすい企業・ブランドについても調べておく必要があります。他社との違いを明らかにした上で、「なぜワールドSPなのか」について、説得力のある答えを用意しておきましょう。例として、以下のような企業とワールドSPとの違いを調べてみてください。
- 株式会社ファーストリテイリング
- 株式会社オンワード樫山
- 株式会社アダストリア
ワールドSPの採用面接で実際に聞かれた質問内容
ワールドSPの社風や目指している方向性を理解することで、同社がどのような人材を求めているのか分かってきたのではないでしょうか。
同社の採用面接を受ける際には、「自社ブランドへの情熱を持ち、店舗の売上に貢献する」という社風を意識して、「顧客と全力で向き合い、自身も個性を磨き続けられる人材」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。
以下に、面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
株式会社ワールドストアパートナーズの面接で聞かれた質問内容(キャリコネ)
[20代前半・男性/店長] 【結果:入社】
[10代後半・女性/ショップスタッフ] 【結果:入社】
[30代前半・男性/店長] 【結果:入社】
[20代後半・女性/ショップスタッフ] 【結果:入社】
ワールドSPの採用面接に向けて
ワールドSPの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、次の3点です。
- 「自社ブランドへの情熱を持ち、店舗の売上に貢献する」という社風の中で、「顧客と全力で向き合い、自身も個性を磨き続けられる」人材であることをアピールできるよう具体的なエピソードを用意する。
- ワールドSPのビジョンを理解し、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。
- 競合他社についても研究し、「なぜワールドSPなのか」に対する答えを明確にしておく。
これらについて面接の前によく考えを深めておき、面接当日は自身の経験や能力、ファッションへのこだわりなどをアピールしましょう。
グローバルウェイ エージェントに直接登録されたい方はこちらのフォームをご利用ください。
「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。