【面接対策】ネクシィーズの中途採用面接では何を聞かれるのか

ネクシィーズグループは1987年創業の電話機販売会社「日本電機通信」を前身とし、現在は10の事業社を擁する持株会社です。ネクシィーズは同グループにおいて、主にエネルギー環境事業を手がけています。中でも、レンタル商材として照明や空調、厨房機器などの省エネ設備を扱い、初期投資ゼロでの導入を手助けする「ネクシィーズ・ゼロシリーズ」は同グループの主力事業となっています。

「モノではなく価値を広める」という信念の下、価値ある商材の創出と普及のためにプロモーションやマーケティングに注力する同社。社員の口コミによると、新しい設備を導入し顧客に喜ばれたときや、コンサルティング営業で悩みの解決を手伝えたとき、もっともやりがいを感じると言います。さらに、さまざまな商材を積極的に取り入れ、新しいことにチャレンジする姿勢から、「常に前進している」「大きく失敗することはないのでは」と分析する人も。社会の情勢に合わせた柔軟な事業展開が評価されているようです。

社風についての口コミを見ると、「部活の先輩後輩のような関係性」「優しい社員が多く相談しやすい」といった意見が多く、風通しの良い環境がうかがえました。営業成績を競いギスギスすることは少なく、チームで助け合って利益を上げる風土があるようです。ただし、テレアポや飛び込み営業が多いという声も聞かれるため、コミュニケーション力を武器に商材をアピールするような仕事が苦手な人は、検討の余地があるかもしれません。

自社サービスの「価値」に誇りを持ち、チームで支え合いながら顧客・社会・自社の利益を追求する。面接においては、このような社風にフィットし活躍できるかを見極められます。

ネクシィーズグループ各社の採用情報は、グループのコーポレートサイトに集約されています。2021年6月現在、同グループではWebデザイナーや映像ディレクターなどのクリエイティブ職、経理などの事務職を募集しており、いずれの職種もある程度の知識、および実務経験が求められます。採用ページにて仕事内容の詳細や応募資格をよく確認した上で、応募フォームからエントリーしましょう。

選考のプロセスはコーポレートサイトに明記されていませんが、口コミによると、書類選考後に数回の面接が実施されます。クリエイティブ職に関しては、選考の判断基準として作品の提出を求められることがあるようです。

選考期間は口コミによると1ヶ月程度ですが、状況により変動する可能性があります。スケジュールを立てる上で必要な場合は、採用担当に問い合わせてもよいでしょう。

同社の面接は、一般的な内容の質問が中心となります。口コミを見るかぎり、特に重要視されるのは「応募理由」と言えるでしょう。具体的には、「なぜこの会社を選んだのか？」「この会社で何ができるか？」「この会社をどのように変えていきたいか？」など、さまざまな角度からの質問が予想されます。

そのため、説得力のある志望動機と入社後のビジョン、そして同社で働きたいという熱意を伝えられるよう、準備をしておく必要があります。これまでのキャリアと今後のビジョンを一貫したストーリーに落とし込み、面接のシミュレーションをおこなっておくのも有効でしょう。

また、同社の事業やサービスに関する意見を求められたという口コミも散見されます。こうした質問を見越して丁寧に企業研究をおこない、自分なりの具体的な意見をまとめておくなど対策を講じましょう。

同社の面接を受けるにあたり、グループが掲げる「ネクシィーズビジョン」を理解しておくとよいでしょう。このビジョンでは、2023年9月期をゴールとし、ネクシィーズ・ゼロシリーズを主軸とした増収増益の道筋を描いています。

ゼロシリーズは、初期費用なしの設備調達を可能とすることであらゆる事業の経営者の負担を軽減し、その挑戦を後押ししています。短期的なメリットのみならず、例えばLEDの照明機器を導入するなどで長期的な電気料金、および電球そのものの削減につながります。また、地球環境に配慮した省エネ設備を取り扱うところにも、地球温暖化への対応を戦略のひとつとする同社の価値観が表れています。現在、これらの設備の導入事例はコンビニエンスストア、レストラン、老人介護施設や自動車工場・販売店など6万5000件以上にのぼります。

このように現代社会のニーズを的確にとらえた仕組みを構築した同社は、2023年9月期の連結経常利益目標を60億円規模としました。目標額の根拠のひとつには「社員の成長」があると言います。経験を積むにしたがって売上を伸ばしている営業職員らの実績をもとに試算をおこない、計画的に増員を図ることで、収益構造を強化していく考えです。

ビジョンの実現に向けては、若手の社員であってもプロとして顧客と向き合う姿勢が重要視されます。顧客にとっての「価値」を追求するため、マーケティング力やコンサルティング力をはじめ、自身の能力を駆使できる人材が歓迎されるでしょう。新卒採用のページには、同グループ役員の戦略に関するインタビューが掲載されており、同社の求める人物像を知る手がかりとなります。面接対策の一環として、一読しておくことをおすすめします。

採用面接において「志望動機」を問われる確率は極めて高く、それだけ企業にとって重要度の高いものであると言えるでしょう。そのため「なぜネクシィーズなのか」については必ず熟考し、説得力のある回答ができるよう準備しておくことが重要です。そこで、同社について理解を深める作業が必要となってきます。

企業理解を深める上で有効なのが、他社研究です。他社の取り組みやマーケット、方向性などを研究することで、ネクシィーズの独自性を把握することができるでしょう。それを志望動機に落とし込み、自身の言葉で誠実に伝えられるよう言語化しておくと有効です。競合企業は多数あるため以下は一例ですが、まずは同様のサービスを提供している企業を研究してみることをおすすめします。

• 株式会社コーウェル
• ノバレンズ株式会社
• 株式会社ウエストホールディングス
• アイリスオーヤマ株式会社

ここまでの研究を通し、同社が大切にしていることや求める人物像が少しずつ見えてきたと思います。

ネクシィーズの場合、「自社サービスの『価値』に誇りを持ち、チームで支え合いながら顧客・社会・自社の利益を追求する」社風の中で、「プロとしての自覚を持って自身の能力を駆使し、顧客と向き合える」人材であると印象付けられるよう、さまざまなエピソードを用意しておくとよいでしょう。

以下に、面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。自分ならこれらの質問にどのように答えるか、シミュレーションをおこない面接に備えましょう。

株式会社ネクシィーズの面接で聞かれた質問内容（キャリコネ）

ネクシィーズの採用面接を受けるにあたり、押さえておきたいことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。

• 「自社サービスの『価値』に誇りを持ち、チームで支え合いながら顧客・社会・自社の利益を追求する」社風の中で、「プロとしての自覚を持って自身の能力を駆使し、顧客と向き合える」人材であると印象付けられるよう、具体的なエピソードを用意する。


• ネクシィーズグループのビジョンに沿った自己分析をおこない、有効な自己PRにつなげる。


• 競合他社についても研究することで、「なぜネクシィーズなのか」という質問に対する答えを明確にしておく。