レンタルのニッケンの採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
その社名のとおり、土木・建築・産業関連機械を中心としたレンタル事業を展開するレンタルのニッケン。扱う商品群は約4700種類と幅広く、その数は約105万点にのぼります。1967年に栃木県足利市で創業後、1987年に東京都千代田区に本社を移し、現在は三菱商事の100%出資子会社となっています。
同社の特徴的な制度として挙げられるのが、仕事中は全社員が本名ではなく「ビジネスネーム」で呼び合うというもの。これは創立20周年の記念行事として、創業者が「一銭もかけずにインパクトのあるもの」として発案し、実施したのが始まりとのことです。社員一人ひとりがさまざまな思いを込めて“芸名”とも言えるビジネスネームをつけ、会社でその役割を演じきっています。
この制度については、「面白い名前の人がいる」「最初はためらいもあった」という口コミが見られますが、こうした制度によって風通しの良さが生まれ、「職場はアットホームで働きやすい」という声が非常に多く聞かれました。またビジネスネーム制度と併せて、役職や社歴、年齢に関係なく「さん付け」で呼び合うという「さんさん運動」も定着しています。
こうしたユニークな文化を有する半面、コンプライアンス遵守に対する意識は非常に高く、真面目な社風が特徴の同社。それは同社の行動規範にも反映されています。同時に、建設現場に関わる業界のためか、口コミには「体育会系」というコメントも散見されます。しかし三菱商事傘下になってからは多少変化も見られるようです。
フランクでアットホームな風土の中、社会規範に沿って責任ある行動を取る。面接では、このような社風にフィットして活躍できる人材であるかを見極められます。
■選考は何次まで?
同社では通年で中途採用をおこなっています。募集職種は営業職・サービス職(整備職)・内勤で、勤務地は全国の営業所および各工場・各センターです。詳しくは、コーポレートサイトの採用情報で確認してください。
まず、履歴書(写真貼付/希望勤務地明記)と職務経歴書(書式自由)による書類選考が実施されます。その後の選考フローは、面接(複数回)と適性検査を受けるというものです。
また、求人サイトや転職エージェントを通じた求人も多数ありますので、各サイト等で情報をキャッチしておくとよいでしょう。キャリコネにも情報が掲載されていますので、参考にしてみてください。その場合、選考フローの順序や面接回数等が異なる場合がありますので注意が必要です。
■面接内容の傾向は?
面接は「志望動機」「自分の強みについて」「入社後の展望」といった基本的な質問が中心です。奇をてらった質問はあまり見られず、面接の雰囲気も和やかなため、「落ち着いて自分らしさを出すことで内定へ一歩近づける」という口コミが見られました。例えば「あなたはこの会社でどんな役職を目指しますか?」といった質問をされることもあるため、具体的に話せるように準備しておきましょう。
コンプライアンス遵守に対する意識が非常に高い同社ならではの質問として、「法を犯したことがあるか?」と聞かれた人も。これは、交通違反なども含めた意味で聞かれるようです。同社が重要視する部分であるため、慎重かつ誠意ある回答が望まれます。
そのほか、「全国転勤は可能ですか?」と聞かれる場合があります。自らのライフプランや家族の状況等を踏まえ、しっかりと回答できるように考えをまとめておきましょう。
レンタルのニッケンの面接攻略法(面接対策)
■レンタルのニッケンの中期戦略を理解した上で自己分析をする
面接を受けるにあたっては、同社の今後の方向性を把握しておく必要があります。ここでは、同社の親会社である三菱商事が策定した産業インフラグループの経営戦略から、同社の役割や今後の方向性を見ていきましょう。
三菱商事では、レンタル事業での取り組みにおいて、「国内レンタルのさらなる強化・デジタル化推進」「アセアン市場を面で取り込み、個社間シナジーを拡大して成長を加速する」という方針を掲げています。そこに向け、同社を中心とした「機能・分野の拡充・拡大」「デジタル技術の積極活用」などを積極的に進め、業界の再編ならびにDX化を加速させたい考えです。そして、2025年度には収益規模の倍増を目指しています。
このように、グループにおける同社の立ち位置や役割を把握することも重要なポイントです。広い視野を持った上で自己分析をおこない、有益な自己PRへとつなげましょう。
■「なぜレンタルのニッケンに転職したいのか」の明確化には他社研究を
面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜレンタルのニッケンなのか」というものがあります。面接官はこの質問を通して、「本当に同社の特色を理解しているのか」ということを見極め、入社後のミスマッチを防ごうとしています。
業界や職種の枠を超えてレンタルのニッケンという企業について理解するためには、他社研究が重要な役割を果たします。他社との違いを明らかにした上で、説得力のある答えを用意しておきたいところです。同社のライバル企業とされる以下のような企業を中心に、他社研究をおこなってみるとよいでしょう。
- 株式会社アクティオ
- 株式会社カナモト
- 西尾レントオール株式会社
- 太陽建機レンタル株式会社
レンタルのニッケンの採用面接で実際に聞かれた質問内容
企業研究を通じて社風や目指す方向性を理解することで、同社が必要とする人材像について理解が深まったのではないでしょうか。同社の採用面接を受ける際には、「フランクでアットホームな社風」に馴染み、「社会規範に沿って責任ある行動を取れる」人材と伝えられるよう、具体的なエピソードを用意して臨みましょう。
以下に、面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策の総仕上げをおこなってください。
株式会社レンタルのニッケンの面接で聞かれた質問内容(キャリコネ)
[30代前半・男性/法人営業] 【結果:入社】
[20代前半・男性/カウンターセールス] 【結果:入社】
[20代後半・男性/カウンターセールス] 【結果:入社】
[30代後半・女性/財務・会計関連職] 【結果:入社】
レンタルのニッケンの採用面接に向けて
レンタルのニッケンの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、次の3点です。
- 「フランクでアットホームな社風」に馴染み、「社会規範に沿って責任ある行動を取れる人材」と伝えられるよう、具体的なエピソードを用意しておく。
- 同社の中期的な戦略を理解し、これに沿った自己分析をおこなって自己PRへつなげる。
- 他社についても研究し、「なぜレンタルのニッケンなのか」に対する答えを明確にしておく。
上記3点を意識した万全の準備で臨み、面接当日は自分の言葉で入社への熱意をアピールしましょう。
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