スタッフサービスの採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
2021年6月時点で紹介可能な仕事は13万件以上、登録者数は約120万人と、日本最大級の求人情報サービスを展開するスタッフサービスグループ。さまざまな分野において、人材派遣・紹介予定派遣・人材紹介をおこなっています。
グループの中でも、主に事務職分野を担っているのが同社です。同社が扱う求人は「オー人事net」というサイトで閲覧できます。中途採用に応募する前にこちらのサイトに目を通し、どのような求人を扱っているのか確認しておくとよいでしょう。
同社の口コミを見ると、5点中3.0点以上の評価を付けている社員が多く、おおむね高評価と言えます。口コミによると「かなり風通しが良く、入社時期や経験などにかかわらず積極的に発言しやすい、受け入れられやすい環境」で、「むしろ積極的に発言・行動していく方が好まれる」とのこと。別の社員は「自ら進んで勉学に励む人、自ら進んで行動を起こす人」が出世しやすいと言います。
また、福利厚生なども充実しており、引っ越し代や家賃の補助、資格取得支援制度(資格試験の受験料の補助)などがあります。上を目指す姿勢が好まれる同社では、この制度を利用して業務に役立つ資格を積極的に取得していくと高評価につながるでしょう。
「自ら進んで勉強・行動し、積極的に上を目指す」。採用面接では、応募者がこのような社風にフィットするかどうかを見極められます。
■選考は何次まで?
同社では2021年6月現在、日本各地において、コーディネート職・事務職・クライアントサービス・法人営業などの中途採用をおこなっています。多くの場合は「転勤なし」とされていますが、中には転勤がある職種もありますので、応募前によく確認しておきましょう。また、一部の職種はエージェント経由でのみ応募が可能です。キャリコネにも求人情報が掲載されているので、チェックしてみてください。
まずは履歴書・職務経歴書のデータを添付し、サイト上で応募します。その後のフローは明記されていませんが、経験者によると面接は2回実施されることが多く、地方勤務を希望する場合は1回で内定が出るケースもあるようです。また、一次面接の際に筆記テストやタイピングのテストがおこなわれることがあります。
■面接内容の傾向は?
同社は全国各地に事業所があり、地方勤務の場合は勤務地で面接をおこなうことから、面接の雰囲気はまちまちのようです。経験者の中には「面接官は優しかった」と言う人もいれば、「上から目線だった」と言う人もいます。面接当日には、どんな面接官にあたっても落ち着いて回答することが重要でしょう。
問われる内容としては、これまでの経歴や前職に関することなどの一般的な質問に加え、メンタルの強さを見極めるような内容もあります。例えば「ストレスを解消できる趣味を持っているか?」といった質問からストレス耐性を確かめ、ミスマッチを防ごうとしていると考えられます。
また、転勤のある職種についは、面接でも「全国転勤は可能か?」と問われるでしょう。募集要項や自身の履歴書に記載した内容と齟齬がないよう、はっきりと回答してください。
スタッフサービスの面接攻略法(面接対策)
■スタッフサービスの経営理念を理解した上で自己分析をする
スタッフサービスの面接を受ける際には、同社グループが策定する経営理念を理解しておきましょう。スタッフサービスグループは「チャンスを。」を理念として、「Vision」「Mission」「Values -大切にしたい価値観-」をそれぞれ策定しています。
グループの代表である阪本耕治氏は、「人の可能性を信じ、一人ひとりの働こうという想いと、働く機会を、最も多くつなぎ続けています」と自社を評します。このグループの特色は、経営理念にも色濃く映し出されているものです。
さらに、健康寿命の長期化などの要因から、「日本にはまだ活かしきれていない人財や時間があること」を課題として挙げる阪本氏。自社サービスを通じて、これらの人財や時間を活かす支援をしたいと考え、多様な雇用ニーズをつなぐことで、地域活性化や産業・経済の発展にも貢献していくとしています。
そんな同社の一員としては、「Values -大切にしたい価値観-」にあるように、「挑戦」と「進化」を続けることや、「自ら」物事に取り組む主体性、「誠実」に相手と向き合う姿勢などが求められます。
■「なぜスタッフサービスに転職したいのか」の明確化には他社研究を
面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜスタッフサービスなのか」というものがあります。面接官はこの質問を通して、「人材業界に向いているか」「それまでの経験を同社で生かせるのか」といった点はもちろん、「本当に同社の特色を理解しているのか」ということを見極めます。
業界や職種の枠を超えてスタッフサービスという企業について理解するためには、競合となりやすい企業についても調べておく必要があります。他社との違いを明らかにした上で、「なぜスタッフサービスなのか」について、説得力のある答えを用意しておきましょう。例として、以下のような企業とスタッフサービスとの違いを調べてみてください。
- 株式会社リクルートスタッフィング
- パーソルホールディングス株式会社
- 株式会社パソナ
- 株式会社ウィルグループ
スタッフサービスの採用面接で実際に聞かれた質問内容
スタッフサービスの社風や目指している方向性を理解することで、同社がどのような人材を求めているのか分かってきたのではないでしょうか。
同社の採用面接を受ける際には、「自ら進んで勉強・行動し、積極的に上を目指す」という社風を意識して、「自身や相手の可能性を信じ、チャンスを活かし続けることができる人材」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくことをおすすめします。
以下に、面接経験者が実際に聞かれた質問をいくつかご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
株式会社スタッフサービスの面接で聞かれた質問内容(キャリコネ)
[20代後半・女性/法人営業] 【結果:入社】
[20代前半・女性/研究開発] 【結果:入社】
[30代前半・女性/法人営業] 【結果:入社】
[30代前半・男性/プログラマ] 【結果:二次を辞退】
スタッフサービスの採用面接に向けて
スタッフサービスの採用面接を受ける際に、意識しておきたい重要なポイントをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、次の3点です。
- 「自ら進んで勉強・行動し、積極的に上を目指す」という社風の中で、「自身や相手の可能性を信じ、チャンスを活かし続けることができる」人材であることをアピールできるよう具体的なエピソードを用意する。
- スタッフサービスグループの経営理念を理解し、これに沿った自己分析をして有効な自己PRを練る。
- 競合他社についても研究し、「なぜスタッフサービスなのか」に対する答えを明確にしておく。
これらについて面接の前によく考えを深めておき、面接当日は自身の経験や能力、仕事に対する前向きな姿勢などをアピールしましょう。
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