【面接対策】日研トータルソーシングの中途採用面接では何を聞かれるのか

設計開発、製造からアフターサービスまで、モノづくりの工程を人材活用という側面から一貫してサポートする日研TS。製造業の設備保全や設計開発エンジニア、医療介護の看護師・介護士・薬剤師、建築土木のエンジニアなど、専門職や技術職の人材サービスに強みを持つのが特徴です。これまでに4000社を超えるメーカーを支援してきました。

同社の口コミには、「真面目な会社」「コンプライアンス遵守を第一に考えている会社」といったコメントが見られ、その誠実な社風からクライアント企業からの信頼も厚いことがうかがえます。一部に「体育会系」「昔ながらの社風」といった口コミも見られるものの、教育制度やキャリアサポート、福利厚生に対しては満足の声が多くあがっていました。

正社員派遣の場合、職場の雰囲気や人間関係などは「派遣先による」ということです。営業担当からのフォローも人によって温度差があるようで、口コミもまちまちでした。派遣後に不安が残らないよう、営業担当者としっかりコミュニケーションを取ることが重要でしょう。エンジニア同士の親睦を図るため、夏はビアガーデン、冬は忘年会というようにさまざまなイベントも開催されているようです。

コンプライアンス遵守を第一に考えながら、製造業の発展のためにマンパワーを投入する。こうした誠実な社風にフィットし、熱意を持って活躍できる人材であるかを面接では見極められます。

2021年6月現在、コーポレートサイト上の採用ページで募集されている中途採用の職種には、「営業担当者」「採用コーディネーター」があります。応募できる勤務地が複数あるので、採用ページでしっかりと確認してください。

選考フローに関する公式情報はありませんが、ひとつのモデルケースとして「書類選考→適性検査・面接（2〜3回）」を想定しておくとよいでしょう。まずは、同社の担当者宛に電話で応募し、その後、履歴書・職務経歴書を郵送してから面接がおこなわれます。なお、口コミ情報によると、職種によっては面接回数が1回のみの場合もあるようです。

そのほか、「製造正社員」や「メンテナンス（保全）職」も募集されており、こちらは同社の採用ページのほかに各種求人サイトや転職エージェントを通じた募集も展開されています。キャリコネにも情報が掲載されていますので、参考にしてみてください。

職種によって内容に違いはありますが、いずれの場合にも重視されるのが「志望動機」や「転職理由」です。なかには、「どういう目標があるか？」「将来どういったポジションを目指しているか？」と質問された人もいます。抽象論に終始せず、具体的に自分の言葉で語れるよう、自己分析をしっかりとおこなう必要があります。

また、「これまでの人生を振り返ってみてください」「今までで一番嬉しかったことは？」といった質問もよくあるようです。こうした質問に備え、あらかじめ複数のエピソードを用意しておくとよいでしょう。

そのほか、「転勤が可能か？」という質問も複数の人が口コミに寄せています。自分のキャリアビジョンや家族の状況などを踏まえ、明確に返答できるように考えを整理しておいてください。

採用面接を受けるにあたっては、企業が大切にしている理念をおさえておくことが重要です。ここでは、同社の社是をご紹介します。

同社が社是として掲げているのが、「信頼と創造力　真実を求め　社会に貢献」です。

具体的には、「顧客の期待に応えることによる信頼の獲得」「社員一人ひとりの多様な価値観と人間性尊重による人材育成」「情報価値の認識と適正な管理・運営」によって信頼を追求していくとしています。また、「ニーズに即した創造的な企画・提案による価値創造への貢献」「経済環境・社会環境の的確な把握に基づく柔軟な施策」を通じて、顧客価値の創造に努める考えです。さらに、「公正な判断とコンプライアンスに則った行動」や「たゆまぬ改善による付加価値・収益の向上」が真実の探求につながるとしています。

また採用ページでは、同社の目指す姿として「社員が技術に打ち込める環境を創造し、世界中から必要とされ続けるエンジニアを創ること」を掲げています。上述の社是と併せて、同社の軸となる考え方ですので、共感できるかどうかを自己分析を通じて確認した上で、印象に残る自己PRにつなげましょう。

同社の面接では「なぜ日研TSなのか」と問われることが多いようです。面接官はこの質問により、「社是を理解しているか」「社風に合致した人材か」などを見極めます。この問いに答えるためには、同社への理解はもちろん、競合他社についても理解を深めておくことが重要です。

競合他社との比較を通じて同社の特徴をより深く理解するとともに、同社の特徴と自分の強みをマッチングさせ、自己アピールにつなげましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくとよいでしょう。

• 株式会社アウトソーシング
• UTエイム株式会社
• 株式会社テクノ・サービス
• 株式会社メイテック

このように、同社の採用面接を受ける前には、社是に基づいた自己分析や、他社研究を踏まえた志望動機の整理が大切です。そして面接の場では「コンプライアンス遵守を第一に考える誠実な社風」を理解した上で、「製造業の発展のためにマンパワーを投入できる人材」と印象づけられるよう、自分にしかないエピソードを用意して臨みましょう。

ここからは、面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策の総仕上げをおこなってください。

日研トータルソーシング株式会社の面接で聞かれた質問内容（キャリコネ）

採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたいポイントをご紹介してきました。面接対策としてしっかり準備しておきたいのは、以下3点です。

• 「コンプライアンス遵守を第一に考える誠実な社風」を理解した上で、「製造業の発展のためにマンパワーを投入できる人材」と印象づけられるよう、自分にしかないエピソードを用意しておく。


• 同社の社是を理解し、これに沿った自己分析をおこなって訴求力のある自己PRにつなげる。


• 競合他社についても研究し、「なぜ日研TSか」に対する答えを明確にしておく。