NEC-NEXSの採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
ITサービスインテグレータとして、アウトソーシングサービス、システムインテグレーションサービス、プラットフォームサービスを組み合わせたベストソリューションを提供する、NEC-NEXS。その事業領域は、製造業、流通業、サービス業をはじめ、官公庁や公共施設など多岐に渡ります。営業とSEのチームワークにより、幅広いソリューションをワンストップで提供できることが強みです。
同社の口コミには、「大手グループ会社だけあって、仕事環境はしっかり整っている」といったコメントが見られ、大手企業グループならではの「安定感」があるようです。また、入社後は社員一人ひとりの自主性を育む、充実した研修制度が用意されています。指揮命令系統もしっかりしているとのことで、「先輩たちからのサポートは手厚い」「仕事で戸惑うことはない」といった声が聞かれました。
また、出世や報酬には年功序列が踏襲されているものの、入社一年目であっても忖度せずに意見を言えるような風通しの良さがあるといいます。何かあった際にはチームで対応する文化が根づいているようです。
チームで一丸となって対応する風通しの良い風土の中で、幅広いソリューションをワンストップで提供するために力を尽くす。面接では、このような社風にフィットして活躍できる人材であるかが見極められます。
■選考は何次まで?
2021年6月現在、コーポレートサイトの採用ページでは中途採用を募集していませんが、エージェント経由での中途採用案件が複数あります。具体的には、「システムエンジニア」「デジタルマーケティング」「ネットワークソリューションエンジニア(PM)」「製品サポート・営業支援」「総務・庶務ラインスタッフ」「営業職(流通・サービス業向け)」「ITソリューション営業(公益・財団法人向け)」などの職種を募集しています。
このようにコーポレートサイト上に採用情報がない場合でも、求人サイトや転職エージェントを通じて応募できるケースがありますので、幅広く情報収集をおこなうとよいでしょう。キャリコネにも情報が掲載されていますので、参考にしてみてください。
エージェント経由のため詳細な選考フローは不明ですが、書類選考後に3回程度の面接を想定しておくとよいでしょう。同社の新卒採用試験ではSPI検査がありますので、中途の場合も準備しておくと安心です。また、コロナ禍の現在、オンライン面接も可能となっています。
■面接内容の傾向は?
志望動機といったオーソドックスな質問を中心に幅広く展開されます。自己分析を通じて、自身のセールスポイントをしっかりとあぶり出しておきましょう。「あなたの周囲からの評判はどうだと思いますか?」といった質問をされることもあるため、自分を客観的に分析することが大切です。また、多くの面接経験者が、論理的な回答を薦めていますので、結論から述べるなどの工夫をするとよいでしょう。
口コミでは「穏やかな面接だった」と振り返るコメントが多数を占めるものの、なかには「圧迫面接」だと感じた人もいます。面接官との相性もありますが、どんな面接官であっても落ち着いた対応を心がけ、自分らしさを出して悔いの残らない面接にしましょう。
NEC-NEXSの面接攻略法(面接対策)
■NECグループの「NEC Way」を理解した上で自己分析をする
同社の採用ページでは、求める人材像として「ITを通じ世の中に貢献したいと考える人」を挙げています。そのために必要な資質が、「ITに対する興味・関心」「論理的」「コミュニケーション力」「タフネス」の4つです。
これらの資質は、NECグループが掲げる「NEC Way」に通ずるものがあるでしょう。「NEC Way」とは、NECグループ共通の価値観であり、行動の原点とされているものです。したがって、同社への入社を希望するのであれば、あらかじめ内容を把握しておく必要があります。
具体的には、企業として振る舞う姿を示した「Purpose(存在意義)」「Principles(行動原則)」と、一人ひとりの価値観や振る舞いを示した「Code of Values(行動基準)」「Code of Conduct(行動規範)」で構成されています。特に、「Code of Values(行動基準)」に示されている、「外向きの視線」「シンプルな思考」「情熱的な心」「スピーディな行動」「オープンな組織」を意識し、これらが自分の価値観や行動基準と合致するものであるかを見極める必要があります。
前職でこうした基準に沿って行動したエピソードがあれば、積極的にアピールしたいところです。キャリアの棚卸しをする際には、いくつかのエピソードを準備しておくことも忘れずにおこないましょう。
■「なぜNEC-NEXSに転職したいのか」の明確化には他社研究を
面接では、「なぜNEC-NEXSに応募したのか」という質問に的確に答える必要があります。面接官が知りたいのは、応募者のやりたい仕事が自社で実現できそうかどうか、応募者の経歴が即戦力として役立ちそうかということです。しかしそれ以上に、この質問には「しっかりと企業について理解しているか」を審査しようという意図が込められています。
同じ業界、同じ職種の中でもなぜ同社に応募したのかしっかりと伝える。そのためには、競合となりやすい企業についても調べ、応募した企業ならではの魅力ややりがいを把握しておく必要があります。
最近は、商社やインフラ系企業もSlerに進出してきているため、Slerに注力しているさまざまな企業をリサーチしてみるとよいでしょう。特に、以下のようなメーカー系Slerについては、経営理念や経営戦略などもしっかりと比較しておくことをおすすめします。
- 株式会社富士通エフサス
- 株式会社日立ソリューションズ
- キヤノンシステムアンドサポート株式会社
NEC-NEXSの採用面接で実際に聞かれた質問内容
このように、同社の面接を受ける前には、NECグループの「NEC Way」に基づいた自己分析をおこない、アピールすべき強みを絞り込むこと、また他社研究に基づいて志望動機を深堀りしておくことが欠かせません。そして、面接当日は「チームで一丸となって対応する風通しの良い社風」の中で、「幅広いソリューションをワンストップで提供するために力を尽くせる人材」と印象づけられるよう、複数のエピソードを用意して臨みましょう。
実際に面接を受けた経験者がどのような質問を受け、どのように答えたのかという事例をご紹介します。それぞれの質問に対し、自分なりの答えをイメージしながら目を通してみてください。
NECネクサソリューションズ株式会社の面接で聞かれた質問内容(キャリコネ)
[20代前半・男性/システムエンジニア] 【結果:二次面接で不採用】
[20代後半・女性/代理店営業] 【結果:面接中止】
[30代後半・男性/プロジェクトリーダー] 【結果:入社】
[男性/企画営業] 【結果:結果待ち】
NEC-NEXSの採用面接に向けて
NEC-NEXSの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- 「チームで一丸となって対応する風通しの良い社風」の中で、「幅広いソリューションをワンストップで提供するために力を尽くせる人材」と印象づけられるよう、複数のエピソードを用意しておく。
- NECグループの「NEC Way」を理解し、これに沿った自己分析をおこなって自己PRにつなげる。
- 競合他社について理解を深め、「なぜNEC-NEXSなのか」に対する答えを明確にしておく。
以上を参考に準備をすすめ、面接当日は落ち着いて自分の言葉でアピールしましょう。
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「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。