エイチ・アイ・エスの採用面接前に知っておくべきこと
■社風への理解
エイチ・アイ・エスは1980年、資本金1000万円で、エイチ・アイ・エスの前身である、株式会社インターナショナルツアーズとして設立しました。「ツーリズムを通じて、世界の人々の見識を高め、国籍、人種、文化、宗教などを超え、世界平和・相互理解の促進に貢献する」という企業理念のもと、総合旅行会社として世界71ヵ国305都市548拠点にグローバル展開をしています。
旅行業だけでなく、ホテル事業や電力事業、テーマパーク事業などを展開し、さらにロボット開発、宇宙事業などの計画が進行しているエイチ・アイ・エスですが、これを実現可能にしたのは、「挑戦者であれ」という社員全員が共有する想いです。社員からも、「入社2年で営業所長に抜擢された。やる気と意欲に満ち溢れている同期が多い中でチャンスが到来し、非常に嬉しかった」「ホノルル駅伝の企画をし、ゼロからイベントを立ち上げるのは困難の連続だったが、多くの参加者から感謝の言葉をいただきやりがいを感じた。やる気があり、自分で考えて行動ができる人には、企画からプロモーションまで全て任せてもらえる」「旅行パンフレットの制作、マスコミへとのタイアップを企画することもある。大きな決裁権を与えられて存分にチャレンジできる点が仕事の醍醐味」という口コミが多数あり、社風としてしっかり根付いていることが伺えます。一方で、「予約から出発まで全て一人で業務をこなすため、一人辺りの仕事量が非常に多い」「ワークライフバランスは取りづらい」との声も見られるため、仕事を進める上で、体力的にもメンタル的にもタフであることが求められるでしょう。
また、世界一のローコストオペレーションを目指し、「世界初のロボットホテル」としてギネス世界記録認定を受けた「変なホテル(へんなホテル)」を全国で開業し、革新的なアイディアを導入しているエイチ・アイ・エス。口コミでも、「社員の意志を尊重し、挑戦ができる」「旅行業の枠を超え、さまざまな事業への社内公募がありチャンスが広がっている」といった声が多く、成長実感を伴った大きなやりがいがあると言えます。
「お客様へ旅の感動体験を提供し旅の総合商社として、変化し続ける時代に挑戦する」こうした社風にフィットする人材かどうかを、採用面接では見極められます。
■選考は何次まで?
エイチ・アイ・エスの選考プロセスは、WEB書類選考と3回の面接(職種によっては1回~2回)、適性試験が行われます。面接は、人事部、応募部署の管理社員とその上司が担当するケースが多いです。
募集職種は、「旅行コンサルタント」、「法人営業」、「団体営業」、「SE職」、「経理職」と5つの職種に分かれています。「旅行コンサルタント」はBtoCカウンター・ネットセールス、「法人営業」は業務渡航・官公庁営業、「団体営業」は視察・教育・イベント旅行、「SE職」は基幹システムやインフラ、アプリケーションの開発、「経理職」は決算、予算・債権管理、支払業務があります。それぞれのコースの中で、担当事業や分野によって更に細分化されるため、募集職種の全体像を把握した上で、「なぜその職種に応募したのか」を明確に説明できるようにしておきましょう。
■面接内容の傾向は?
面接内容には、「お客様へ旅の感動体験を提供し旅の総合商社として、変化し続ける時代に挑戦する」という社風が大いに反映されています。「これまでの海外旅行から1か国選び、1分間でお勧めしてください」「東京オリンピックが開催される2020年に向け、当社は何をするべきだと思うか?」というような質問が多く見られます。これらの質問を通して、応募者の自己分析や業界研究を確認されると同時に、「旅のプロフェッショナルとしてお客様に貢献できるか」「スポーツを通じた国際交流やイベントを企画するエイチ・アイ・エスで積極的に業務に取り組める人材か」という点についても評価されるようです。
また、「これまで一番大変だったことは?」「現職でのクレーム対応の経験について教えてください」というストレス耐性や責任感を問う質問も多く見られます。自分の言葉で論理的に話せるように対策をしておきましょう。
エイチ・アイ・エスの面接対策についてもっと具体的な情報を知りたい場合は、引き続きこの記事をお読みください。面接攻略法や、過去の面接で実際に聞かれた質問内容とその回答例をご紹介します。
エイチ・アイ・エスの面接攻略法(面接対策)
■エイチ・アイ・エスの「H.I.Sグループの挑戦」を理解した上で自己分析をする
エイチ・アイ・エスの面接を受ける上では、「H.I.Sグループの挑戦」を理解しておくことが不可欠です。主だった「H.I.Sグループの挑戦」は以下のようなものがあります。
エイチ・アイ・エスの「H.I.Sグループの挑戦」は、今後活躍する人材を採用する人事戦略にも影響します。しっかりと理解した上で自己分析に落とし込み、面接でこの「H.I.Sグループの挑戦」に合致する人材であることをアピールしましょう。
エイチ・アイ・エスは「お客様へ旅の感動体験を提供し旅の総合商社として、変化し続ける時代に挑戦する」という社風ですが、「H.I.Sグループの挑戦」においても、世界の人々と積極的に関わり旅を通して相互理解をする事や、ロボット活用による世界最高水準の生産性の実現が謡われています。こうした視点も絡めて、これまでの異文化適応能力や、生産性向上の為に貢献できたエピソードを具体的に示すことで、より強くアピールすることができるでしょう。
また、「Change&Create」をモットーに、宇宙事業では月旅行のプロジェクトや「宇宙ホテル」建設を構想中のエイチ・アイ・エス。「高い目標を持ち、達成するための努力し続けた経験」「強靭な精神力で仕事を乗りきった」「ビジネスチャンスを活かすため新たな取り組みに果敢に挑戦できた」という現職でのエピソードを交えて紹介する事でアピールとなるでしょう。
「H.I.Sグループの挑戦」の他の項目についてはこちらのサイトでご確認ください。
「なぜエイチ・アイ・エスか」を語るための他社研究も忘れずに
エイチ・アイ・エスの面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜエイチ・アイ・エスか」というものがあります。面接官がこの質問を通して知りたいのは、「この人は何をやりたいのか」「それが当社で可能なのか」「この人の経歴が当社でどう活かされるか」といった視点ももちろんですが、「本当に当社のことを理解しているか」という側面も合わせて見ています。
業界理解や職種理解の枠を超えて、エイチ・アイ・エスという企業についてしっかり理解する。そのためには、競合となりやすい企業の他社研究も忘れないようにしましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことがおすすめです。
●株式会社JTB
●KNT-CTホールディングス株式会社
●株式会社日本旅行
エイチ・アイ・エスの採用面接で実際に聞かれた質問内容
このように採用面接を受ける前には、「H.I.Sグループの挑戦」に基づいた自己分析や他社研究を踏まえた志望動機の整理が大切です。そして面接の場では、「お客様へ旅の感動体験を提供し旅の総合商社として、変化し続ける時代に挑戦する」という社風を意識して、チャレンジ精神を持ち、異なる価値観に対して柔軟に対処できる力があり新しい価値を生み出していける人材であることを印象づけられるよう、様々なエピソードを準備しておくと良いでしょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
23歳男性/カウンターセールス【結果:内定辞退】
24歳男性/カウンターセールス【結果:入社】
32歳女性/法務【結果:1次面接で不採用】
23歳女性/カスタマーサポート【結果:入社】
エイチ・アイ・エスの採用面接に向けて
エイチ・アイ・エスの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
●「お客様へ旅の感動体験を提供し旅の総合商社として、変化し続ける時代に挑戦する」という社風を理解して、これに合致した人材であることをアピールする。
●エイチ・アイ・エスの「H.I.Sグループの挑戦」を理解して、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。
●競合他社についても研究し、「なぜエイチ・アイ・エスか」に対する応えを明確にしておく。
これらについてしっかりと準備して、面接当日は自分の言葉でアピールするように心がけましょう。
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元客室乗務員の大学講師(キャリア講座担当)