【面接対策】カヤックの中途採用面接では何を聞かれるのか

【面接対策】カヤックの中途採用面接では何を聞かれるのか

『面白法人』と自ら名乗る株式会社カヤックへの転職。「何をするかより誰とするか」を標榜する通り、採用には「人間性」が最重要視されます。即戦力として、一緒に仕事をする仲間として多角的に評価されるので、事前にしっかり対策して転職を成功させましょう。


カヤックの採用面接前に知っておくべきこと

社風への理解

カヤックは、学生時代の仲間3人が集まって「何をするか」を決める前に「この3人で仕事をしたい!」と始まった会社です。この創業動機は現在のVision「何をするかよりも誰とするか」にも見受けられ、企業の中核的な考えになっています。また、「面白法人」を冠する通り、社員が率先して面白がることが求められる文化があります。プロジェクトによっては残業も多く、ベンチャーマインドに溢れるユニークな企業であるため、合う/合わないがはっきり出るようです。

事業内容はクライアントワーク事業(広報・広告等)、ソーシャルゲーム事業、ゲームコニュニティ事業の他にウェディング事業、葬祭事業、住宅事業等と、分社を繰り返しながら非常に幅広く展開しています。これらの事業も「この人が面白い。一緒に働きたい」と思わせた人物が入社したことにより広がっていった事業であると思われます。

会社として特徴的でありよくメディアに取り上げられることに以下があります。

・サイコロ給:給与の一部をサイコロを振って決める
・スマイル給:同僚への賛辞を送り合う制度
・漫画名刺:個人の似顔絵が印刷された名刺を支給

これらに加え、本社が鎌倉にあることなども含めて考えると、カヤックという会社や社員が好きで積極的にここで一緒に働きたいと思えなければ難しいでしょう。しかし逆に言えば熱意があり、自分自身をしっかりプレゼンすることができればどんな経歴であっても可能性は十分あります。

選考は何次まで?

「人」を重視するため1対1の面接を繰り返しますが、決まったフォーマットはありません。「社員全員が人事部」とコーポレートサイトに記載がある通り、多くの社員が面接を行います。その中にはこのような制度もあります。

「一緒に働きたい」と思わせられれば、回数の問題ではないようです。

なお、募集されている職種は技術部(サーバ/フロントエンジニア)、意匠部(デザイナー/イラストレーター/モーショングラフィッカー)、企画部(プロデューサー、ディレクター)の他に「その他」という枠があり、広く門戸が開かれています。

面接内容の傾向は?

カヤックの面接ではこれまでやってきたことの他に、興味関心があることなどやはり「人」の部分に焦点を当てた質問が多くあります。また、企業風土の一つとして誰でも参加できる「ブレスト」が頻繁に開かれているため、ブレストの場でどんなアイディアを持ち寄れるかという瞬発力、アイディア力を試される質問もあります。

一般的に募集されている職種以外でエントリーした場合は特に、「カヤックであなたが何をできるか」と言うこともしっかりと考えておく必要があるでしょう。あなたが提示した「自身の得意分野」を元に、面接官である社員と一緒にカヤック内での可能性を探るような面接になることもあり、会話が盛り上がることもよくあります。

いずれにせよ、堅苦しい自己PRをするよりは落ち着いて普段の自分を見てもらう、普段の自分が会社に合うかどうかを自身も会社側も、双方から判断する場だと思うのが良いでしょう。

カヤックの面接攻略法(面接対策)

カヤックという企業を理解した上で自己分析をする

なんとなくわかる通り、独特のノリがある会社です。「軽さ」さえ感じられますが、面接ではそのノリに合わせることに終始してはいけません。

カヤックの面接を受ける上では、会社のことを知るのと同時に自分について知ることも重要です。上述の通り「何をやるかより誰とやるか」と人を軸とした会社運営をしているため、自分自身がどんな人間であるかということを語れる必要があります。

とは言っても、自慢をしろと言うことではありません。コーポレートサイトにはこのような文章もあります。

なお、採用自体を「面白がる」ため突飛な採用キャンペーンも不定期で繰り返しています。過去にあったキャンペーンは、ゲームの腕で採用を決める「いちゲー採用」、嘘の履歴書で面接をする「エイプリル採用」、鎌倉移住のために不動産を内見しながら行う「内覧面接」などです。通常の中途採用フォームも用意されていますが、本社の1階にあるカフェ「BOWLS」で食事中の社長に声をかけて面接をしてもらった、という証言もあります。

そういったキャンペーンに申し込む場合、社長に直接声を掛けるような場合はそれぞれの企画に合った自己PRを考えておきましょう。

「なぜカヤックに転職したいのか」の明確化には他社研究が必要

カヤックの面接でも「なぜカヤックか」と聞かれることがあります。面接官がこの質問を通して知りたいのは、「この人は何をやりたいのか」「それが当社で可能なのか」「この人の経歴が当社でどう活かされるか」といった視点ももちろんですが、「本当に当社のことを理解しているか」という側面も合わせて見ています。

業界理解や職種理解の枠を超えて、カヤックという企業についてしっかり理解する。そのためには、競合となりやすい企業の他社研究も忘れないようにしましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことがおすすめです。

  • チームラボ株式会社
  • 株式会社LIG
  • 株式会社バーグハンバーグバーグ

カヤックの採用面接で実際に聞かれた質問内容

[35歳・女性/システム開発] 【結果:2次面接を辞退】

質問

カヤック社で何ができるか。今までの職務経験

回答

プロジェクトマネジメント、プロジェクトリー…(口コミの続きとアドバイスを見る

[24歳・男性/技術部] 【結果:1次面接で不採用】

質問

とくになし。すごくフレンドリーな面接でした

回答

自己紹介、志望動機等、やりたいことなど自分の…(口コミの続きとアドバイスを見る

[29歳・女性/意匠部] 【結果:入社】

質問

好きなアニメや漫画、ゲームのことを聞かれ

回答

当時連載を追っていた漫画とゲームの話を…(口コミの続きとアドバイスを見る

[23歳・女性/意匠部] 【結果:入社】

質問

水の入ったグラスをみて、このコップに

回答

見た目だけの瞬発的な答えを期待されて…(口コミの続きとアドバイスを見る

カヤックの採用面接に向けて

カヤックの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。

  • 「面白法人」という社風を理解して、一緒に面白がれる人材であることをアピールする。

  • カヤックの行動指針を理解して、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。

  • 競合他社についても研究し、「なぜカヤックか」に対する答えを明確にしておく。
これらについてしっかりと準備して、面接当日は自分の言葉でアピールするよう心がけましょう。

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