【面接対策】五洋建設の中途採用面接では何を聞かれるのか

1896年に創業した五洋建設は、海洋土木でトップの企業です。レインボーブリッジや東京湾アクアラインなど有名な建築物も多く手掛けています。海外事業も積極的に展開しており、コーポレートサイトではスエズ運河の改修プロジェクトなどがトピックスとして掲載されています。

そんな五洋建設は、みんな仲が良く、アットホームで家庭的な雰囲気といった声が多く見られます。加えて少し体育会系の雰囲気もあるようで、体育会系のノリが合わない人は向かないといった声もあります。業務においては、「国内外で大規模なプロジェクトに携わることができ、大変やりがいのある仕事」「若いうちから幅広く経験を積むことができ、視野を広げられる」「海外の業務においても責任ある立場を若いうちから経験させてもらえる」などといった声が多く、社員の多くがやりがいをもち取り組めている様子がうかがえます。規模の大きい仕事に魅力を感じ、責任感が強く、積極的に取り組める人材が求められるでしょう。

チャレンジスピリットと、時代の変化に応じた柔軟な自己革新力で、一歩一歩着実に進んでいく。こういった社風にマッチするかが採用面接では見極められるでしょう。

五洋建設の選考プロセスは、書類選考、適性検査、面接（2〜3回）という流れです。適正検査では、土木系の基礎問題が出題されたといった口コミがありますので、選考前に対策をしておきましょう。面接は集団であったという口コミもありますので、集団の中でもしっかりとアピールできるよう準備しておきましょう。面接官は3〜5名ほどで、人事部、現場社員、役員クラスが担当するようです。内定までの所要期間は、1ヵ月〜3ヵ月だったという声が多いので、採用担当者としっかりコミュニケーションをとり、転職希望時期を事前に伝えるなど工夫するようにしましょう。

五洋建設では、土木職、建築職で募集をしており、それぞれ地域ごとに募集されています。コーポレートサイトには募集要項などの詳細が記載されてますので、事前によく確認しておきましょう。

五洋建設の面接では、圧迫などはなく、終始穏やかな雰囲気の面接だったという声が多いです。質問においてもオーソドックスなものがほとんどのようです。面接経験者の中には、「自分に自信があるか、チャレンジ精神があるかなどを見られていたように感じた」といった声もあります。質問一つひとつにハッキリと快活に回答し、積極的に新しいことに挑戦する姿勢などをアピールできると良いでしょう。また面接経験者の声には、「元気そうな人、大きな声でハキハキと対応する人が面接官に良い印象与える」といったものが複数ありました。挨拶をはじめ、面接では常に明るさ、元気の良さが伝わるように、心がけましょう。

その他「建設業界が今後必要なことは？」などといった質問もあるようです。五洋建設が手掛けた建物を直接見に行くなどし、同業他社の建物との違いや魅力を伝え、自分の意見もしっかり伝えられるようにしましょう。そしてゼネコンとマリコンの違い、自身が惹きつけられた部分なども伝えることでアピールに繋がるでしょう。

五洋建設の面接対策についてもっと具体的な情報を知りたい場合は、引き続きこの記事をお読みください。面接攻略法や、過去の面接で実際に聞かれた質問内容とその回答例をご紹介します。

五洋建設の面接を受ける上では、中期ビジョンを理解しておくことが不可欠です。主だった内容は以下のようなものがあります。

中期ビジョンは今後活躍する人材を採用する人事戦略にも影響します。しっかりと理解した上で自己分析に落とし込み、面接でこのビジョンに合致する人材であることをアピールしましょう。

五洋建設が強みとしている海洋土木の場合、気象海象が作業を進めていく上で大きく関わってきます。判断を誤れば、大きな損害をもたらすことになり、土木よりもさらに難しい判断が要求されます。前職の経験などから、重大なプロジェクト等進めていく中で、冷静に適確な判断で進めることができた、柔軟な対応ができたといったエピソードなどがあれば紹介し、アピールすると良いでしょう。

またコーポレートサイトの採用ページにある社長メッセージの中で、❝「先見性」「勇気」「スピード」が大切❞と記載があります。顧客の満足を得るためには、新しい視点で物事を洞察し、これまでのやり方にとらわれずチャレンジする勇気をもち、迅速に行動できる人材が求められるでしょう。前職の経験などから、この3つのポイントでやり遂げたことなどをエピソードとして紹介すると良いでしょう。

的確な判断力と柔軟な対応力をもち、「先見性」「勇気」「スピード」を兼ね備えている人材であるとアピールするようにしましょう。

五洋建設の面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜ五洋建設か」というものがあります。面接官がこの質問を通して知りたいのは、「この人は何をやりたいのか」「それが当社で可能なのか」「この人の経歴が当社でどう活かされるか」といった視点ももちろんですが、「本当に当社のことを理解しているか」という側面も合わせて見ています。

業界理解や職種理解の枠を超えて、五洋建設という企業についてしっかり理解する。そのためには、競合となりやすい企業の他社研究も忘れないようにしましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことがすすめです。

●東亜建設工業株式会社

●東洋建設株式会社

●若築建設株式会社

このように、五洋建設の採用面接を受ける前には、中期ビジョンに基づいた自己分析や他社研究を踏まえた志望動機の整理が大切です。そして面接の場では、「チャレンジスピリットと、時代の変化に応じた柔軟な自己革新力で、一歩一歩着実に進んでいく」という社風を意識して、「適確な判断力と柔軟な対応力をもち、「先見性」「勇気」「スピード」を兼ね備えた人材である」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくと良いでしょう。

面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。

五洋建設の採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。

●「チャレンジスピリットと、時代の変化に応じた柔軟な自己革新力で、一歩一歩着実に進んでいく」という社風を理解して、これに合致した人材であることをアピールする。

●中期ビジョンを理解して、これに沿った自己分析をして自己PRに繋げる。

●競合他社についても研究し、「なぜ五洋建設か」に対する答えを明確にしておく。

これらについてしっかりと準備して、面接当日は自分の言葉でアピールできるよう心がけましょう。